サウナといったらドライサウナを思い浮かべるかたが多いかと思うのですが、そのサウナ一種に「塩サウナ」というものがあるのをご存知でしょうか?その名の通り“塩”を身体に塗って入るサウナなのですが、一体どのような効果があるのか、より効果UPさせるためにはどんな入り方が良いのか、当記事で解説していきます。
塩サウナとは?
塩サウナの基本
塩サウナは、湿度が高く低温のサウナ室で行うサウナの一種です。通常のサウナとは異なり、入浴者はまず湯船で体を温め、その後サウナ室に入り、塩を身体に塗り込みます。この塩が浸透圧を利用して肌に作用し、美肌効果やデトックス効果をもたらします。約10~15分ほど待って、塩が溶けた後はシャワーで流してから水風呂に入ると効果的です。塩サウナは、古い角質や皮脂の排出を促し、血液循環を改善することで知られています。
通常のサウナとの違い
通常のサウナとの違いは、まずその湿度と温度にあります。塩サウナは湿度が高く、低温であるため、体への負担が少なく長時間楽しむことができます。また、塩を使用することが最大の特徴で、これにより浸透圧効果や殺菌作用が期待されます。これらの効果は通常のサウナでは得られないメリットです。さらに、塩が溶けるとタンパク質を溶かす効果が生まれ、それにより古い角質を落としてくれる効果もあります。このため美肌効果も期待できるのです。
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塩サウナの効果
塩サウナ独自のメリット&効果
塩を肌にのせると、浸透圧の力で毛穴が開き発汗が促進されます。また、溶けた塩にはタンパク質を溶かす作用も。これにより、老廃物や古い角質が排出されるため、お肌がすべすべになるのです。さらに塩には天然の殺菌作用があり、これが塩サウナのもう一つの美肌効果の要因です。塩が肌の上で溶けることで、細菌や雑菌が殺菌されます。
この作用により、毛穴が洗浄されて清潔な状態が保たれ、にきびや吹き出物ができにくくなります。定期的に塩サウナを利用することで、肌の健康が維持され、美容効果も高まります。
リラックス&ストレス解消効果
前述の塩サウナ独自の効果以外に、通常のサウナと同様の効果ももちろん兼ね備えております。温冷交互浴で自律神経を整えることにより、リラックス効果や疲労回復効果を得ることができます。
- 免疫力UP
- リラックス&疲労回復効果(自律神経を整える)
- 快眠効果
- 冷え性改善
- 肩こり・腰痛の緩和 等
※サウナの効果詳細については、下記をご覧ください。
正しい塩サウナの入り方
塩サウナを最大限に楽しみ、効果を得るためには、正しい入り方が重要です。以下に、事前準備から入浴中、そしてその後のケアまでのポイントをご紹介します。
塩サウナの入り方
①水分補給
お風呂や通常のサウナ同様、塩サウナ前には十分な水分補給をしましょう。
②体を温める
塩サウナに入る前には、まず体をしっかりと温めることが大切です。湯船に浸かり、体が十分に温まったことを確認しましょう。これにより、サウナ内での発汗が促進され、美肌効果が高まります。また、体が温まることで毛穴が開きやすくなり、塩の浸透圧効果がより効果的に作用します。
③サウナ室に入って塩を塗る
十分温まったら身体を拭きサウナ室へ。続いて塩を乗せていきますが、塩は軽く手のひらで押し付けるように全身に広げます。この時決してこすらないように注意してください。特にデリケートな部位や傷がある部分には塩を塗らないようにしましょう。
④溶け切ったのちマッサージする
塩が溶けるまで待ちます。塩がしっかり溶け切ったら身体をマッサージしましょう。
⑤塩を落とし水風呂に入る
塩が溶けたら、シャワーでしっかりと洗い流します。このとき、シャンプーで体を洗うなどはNGです。その後水風呂に入ることで、毛穴が引き締まり美肌効果が得られます。
⑥外気浴をする
水風呂から出たら速やかに外気浴スペースへ行き、椅子に座るか横になりましょう。身体が冷えないようにガーゼケット等を掛けるのがおすすめです。
※②~⑥までが1セットとなります。繰り返す場合には、再度②から同様の手順を行います。
⑦水分補給&休憩
サウナ発汗後は水分とミネラル分が出てしまうので、なるべく体に負担がかからないミネラル入り麦茶などで水分補給し、休憩をしましょう。
塩サウナ後のケア
塩サウナの後は、肌が敏感になっていますので、清潔なタオルで優しく水分を拭きとることが重要です。保湿ケアも忘れずに行いましょう。たっぷりの化粧水や保湿クリームを使用し、肌をしっかりと保護します。また、塩サウナの後は水分補給も大切です。発汗により失われた水分を補うことで、美容にも健康にも効果的です。
塩サウナのデメリットと注意点
デメリット
塩サウナは美肌や殺菌効果がある一方炎症を起こしている肌の場合、悪化させてしまう危険があります。ケガをしている箇所やアトピーなどの皮膚炎を起こしている箇所に塗り込むと痛みも感じてしまうため、このような場合には一旦塩サウナは控えるようにしましょう。
塩サウナの注意点
塩サウナだけに限らず、サウナ全般に共通して言えることですが、これらは美容やデトックス効果が期待できる反面、適切に利用しないと過度な負担をかけることがあります。例えば、長時間の利用や持病がある方にとっては、身体に大きなストレスとなる可能性があります。美肌を目指すためには、無理をせず自分に合ったペースで利用することが大切です。適度な休憩を取りながら、身体への負担を軽減しましょう。また、前述の通り、皮膚の炎症や傷がある場合には、塩サウナは控えましょう。
塩サウナは、湿度が高く低温のため、熱さが苦手な人でも入りやすい塩サウナ。美肌や殺菌など嬉しい効果がある一方、注意事項をしっかりと守らないと、炎症悪化など思いもよらないことになりかねません。
是非、当記事を参考にして頂き、安心安全な塩サウナを楽しんでくださいね。
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