お風呂好きでサウナ好きな方は多くいらっしゃるでしょう。
そしてプラスでアウトドア好きならば気になる存在なのは「テントサウナ」。世間一般にも浸透してきたテントサウナとは、いったいどのようなものなのでしょうか?
当記事では屋外で楽しめるテントサウナの紹介と守るべきマナーについてご紹介していきます!
大自然と共に楽しめるサウナ時間をエンジョイしましょう!
普通のサウナとどう違うの?
テントサウナの特徴や気をつけたいマナーは?
そもそもテントサウナとは?普通のサウナとどう違うの?
そもそもテントサウナとはどのようなものなのでしょうか?
文字通り「テント」を「サウナ」にしたものです。サウナ大国フィンランドが発祥とされています。もともとは軍隊が遠征地でもサウナを楽しめるように開発されたものです。
内部構造としては防炎素材を使用した簡易テントの中に薪ストーブを設置して暑いサウナ空間を作るというシンプルな作りです。
薪ストーブは焚火を楽しむのと同様に焚き付けて、薪火の熱でサウナストーンを温めるのみ。1〜2時間程度(薪の燃え具合で前後)と無理なく実践できます。
遊泳可能な川辺や湖畔にテントサウナを設置して、じっくり温まってから水辺に入る大自然と一体とした温冷交互浴によって「ととのう」体験が楽しめます。
テントサウナの設置自体は通常のキャンプ用テントを張る程度のスキルがあれば設営ができます。
特徴的なのは、室内の温度・湿度は入浴者が自身の好みに合わせて調整できるところです。サウナヒーターの薪火とサウナストーンにかける水の量で調整できます。アロマの選別やロウリュのタイミングもカスタマイズ可能なのがテントサウナの長所です。
普通の屋内で楽しむサウナは他者の管理のもとに入るものですが、テントサウナは飽くまで個人のペースで楽しめる、というところからも静かに孤独を楽しむというアウトドアユーザーと相性がよく評判になっています。
個人や少人数グループはもちろん、キャンプやBBQといった集客イベントにもテントサウナは活用されており人気上昇中です。 都内でも銭湯の屋上でテントサウナイベントが開催されるなど、認知度が高まってきています。
テントサウナで気をつけたいアウトドアマナーは?
テントサウナを安心安全に楽しむためには最低限のアウトドア知識が不可欠です。
テントサウナ利用の際には火を扱うのは不可欠なだけに、一歩間違えれば重大な事故につながる可能性もあります。十二分に注意しましょう。
まずキャンプ施設そのものがテントサウナに適している場か否かを調べてから向かいましょう。
- 火器を使用しても大丈夫なキャンプ場か
- テントを張っても大丈夫か
- 川や湖は遊泳可能か
この3点は周囲の迷惑にならないためにもあらかじめ調べることがマナーです。
そしてテントサウナを扱うときは安全のためにも強風時は絶対に使用しないなどの正しい天候判断や、テントとストーブ設営についての正しい知識を持つこと。 また一酸化炭素中毒など危険を避けるため、ストーブ火入れや換気についても慎重に行いましょう。
テントサウナ体験は素晴らしいものですが、当然ながらテントサウナ以外で純粋にキャンプを楽しみに来ていらっしゃる方もたくさんいます。静かにキャンプや焚き火を楽しもうと思っている人たち、釣り客からすれば夏以外に川や湖に飛び込むさまは異様に感じられてしまうかもしれません。
大前提として、まだまだテントサウナはメジャーではない存在という認識を持つのが大切です。キャンプ場という「場をシェアさせてもらう」という考え方を持っていきましょう。
シーンに合わせて! テントサウナの選び方
では、テントサウナはどのように選べばいいのでしょうか?
これは利用者の属性や意向によってさまざま。使う人数や各々の使いたいシーンに合わせてテントサウナ選びをすると良いでしょう。現在テントサウナの個人輸入で主に流通しているのはロシアのMobibaとMORZH、フィンランドのSavottaの3ブランドです。
購入・レンタルともに主に以下のポイントを抑えると良いでしょう。
- 個人で持ち運び可能か(専用のバックパックに入れて背負えるモデルもあり)
- 何人入れるテントサウナか
- テント内の温度は何℃まで上げることができるか
- サウナストーンを使用して本格的なロウリュが楽しめるか
- 断熱材を含めた生地を採用しているか(内部の熱を逃しにくい)
入る人数ですが個人ですと3〜4人、1〜2人が多いようです。
一方で定員14名というイベントなどでの使用に適した大型テントサウナのモデルもあります。デザインもさることながら、楽しみ方と安全性や運搬性の部分を考慮したテントサウナ選びをするとよいでしょう。
着用する服やおすすめグッズは?
テントサウナに入るときの服装や持ち物も迷いますよね。
基本的には水着やヨガウェアなど濡れても良い服装ならば大丈夫です! さらにサンダルやタオル、防寒着などがあればなお良いでしょう。
水着がない方は水に濡れてもいいTシャツに短パンなどでも入れます。テントサウナに入ったあとは体を冷やすために川や湖、プールに入りますので着替えは必須です。また、テントサウナからあがったあとに涼むときは冷えすぎを防ぐためにもちょっとした防寒着があるとよいでしょう。ポンチョタイプのタオルも体を冷やさずおすすめです。
さらにこんなグッズでサウナタイムをより良い時間にするのはいかがでしょうか?
イチオシ!「37(サウナ)」サウナハット
丸洗い可能でいつでも清潔!やさしいしいリネン素材のサウナハット。ワンポイントの「37」ロゴが可愛いシンプルデザインです。
アウフグースに最適!敷く・拭く・扇ぐができるタオル
バスリエの新提案「汗は持ち帰る」大人のマナーで人気のサウナをもっと楽しむ!敷く・拭く・扇ぐができるサウナにぴったりなタオル。 アウフグース専用と大判バスタオルサイズがございます。
サウナでも感染対策!サウナ専用マスク
水分を含んでも通気性がいい、サウナ専用マスク。馴染みのあるタオル地で立体構造のため、サウナで感じる息苦しさを軽減してくれます。
人気ブランド!ロウリュウ専用アロマ液
ドイツのケミトロン社のロウリュウ専用アロマ液です。業務用サイズですが一般販売もされています。定番の白樺やペパーミントの他に、シトラスやオレンジ・レモンの柑橘系、ラベンダーやカモミール、メリッサフルーツやグリンティーもあります。
まとめ
- テントサウナは文字通りテント場でサウナと天然の水風呂を楽しめる大自然を感じられるサウナ浴のこと
- テントサウナは個人の好みでアロマの選別やロウリュのタイミングもお好みでカスタマイズ可能。少人数で静かに楽しんだり大人数でイベントとして楽しんだりと幅広い自由度を持つ
- テントサウナを楽しむ際にはアウトドアの知識や周囲へのエチケットをわきまえるマナーが大切
- テントサウナ選びは利用者の属性や意向によってさまざまなので利用時を考えてチョイスしよう
- テントサウナに入るときは基本的には水着やヨガウェアなど濡れても良い服装で
いかがでしたでしょうか?
これまで屋内のサウナ利用が主なサウナーの方々も、夏のレジャーシーズンに向けて「テントサウナ」も選択肢の一つとしてお考えいただくのもよいでしょう。気持ちいい季節を満喫しましょう!
よりよいお風呂時間を提案するバスリエではサウナーの方々にもより満足いただけるようにするために「サウナ」についての利用実態調査を実施しています。ぜひご協力をお願いします!。