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停電でお風呂に入れない!?地震や台風など自然災害時のお風呂対策

災害時、特に台風や地震が発生すると停電が発生することがあります。停電が起こると電気が利用できなくなり、日常生活が大きく制約されます。そのための対策として、ガスや電気なしでも食べられる非常食や飲料などを普段から備えているご家庭は多いと思いますが、その中でも見落としがちなのが“お風呂”。

当記事では、停電した場合のお風呂への影響と、その防災対策について解説していきます。

過去の停電の事例

1日2日程度お風呂に入れなくっても・・・などと思ったり、ひとによっては1週間程度なら我慢できる!というかたもいらっしゃるかもしれません。しかし過去の事例(下記)によると災害時の停電による入浴問題は軽視することはできません。

・2018年 台風21号 約2週間

・2019年 台風15号 2週間以上

・2022年 大雪  約9日間

大災害の中でも“地震”発生時の停電の想定はしていらっしゃるかたは多いかもしれません。しかし、上記の通り、地震以外の要因でも、これだけ長期間にわたり停電してしまう可能性があるのです。

停電するとお風呂に入れない?

水道水が出なくなる?

2階建てまでの戸建て住宅であれば水が出なくなる心配は基本的にはありませんが、マンションや3階建ての戸建て住宅等の場合は水が出なくなる可能性があります。この理由は家庭用水の給水方式に関係しています。

戸建ての住居などは基本的に水道本管から直圧で水を送る方式で、電力を使用しないため停電により水が止まることはありません。

 

しかしマンション等で使用するポンプ方式の場合、このポンプに電力を使用するために水を送ることができなくなり、水が止まってしまいます。

※給水タンク式の場合、タンクの水がなくなるまでは水が出ます。

お湯が出なくなる?

給湯器も停電時に使用できる・できないが、種類によって異なってきます。

乾電池式で動く風呂釜やガス小型湯沸器などの機器は停電には影響されないため問題なく使用できます。しかし全自動風呂(ボタン1つ押すだで給湯・湯沸し・保温・足し湯を全て行うオートタイプ)やリモコンタイプの場合、電気を使用しているため、停電時には使用できなくなります。

エコキュートは停電時に使える?

エコキュートは電気料金の安い夜間にお湯を作ってタンクに貯める仕組みとなっているため、タンク内にお湯が残っていれば使用が可能です。ただし温度調整ができないので高温のお湯が出ることあるため、注意が必要です。

停電の際のお風呂対策

簡単に用意しておけるものとしては、以下のものが挙げられます。

・水

・鍋

・カセットコンロ・ガスボンベ

・ポータブル電源

水に関しては水道本管から直送できている場合には問題ありませんが、吸水タンク式の場合には水が出なくなる場合があります。そのためペットボトル水を多めに用意しておくと良いでしょう。電気がストップしてしまった際には鍋で鍋に入れた水をガスコンロで温め、ある程度の湯温になったらタオルを湯に濡らしそれで体を拭くという方法が挙げられます。また、お湯そのものを使用して部分洗いなどをしても良いでしょう。

ほとんどのガスコンロは乾電池式なので停電時でも使用可能ですが、大災害時には電気と合わせてガスもストップする場合がありますので、カセットコンロ&ガスボンベを用意しておくと安心です。 

少し値が張りますが、ポータブル電源を用意しておくとより安心です。太陽光発電を取り入れたり、エンジン式発電機を用意するなど、自家発電を検討するのもおすすめです。

停電というと電気が使えないから、乾電池や電気を使用しないで食べられる非常食が必要となるという点は多くのかたが心得ていることと思います。

しかし長期の停電を見越して、お風呂の備えをするといった点までは気が回らないことが多いことでしょう。このような盲点部分の備えまでをしっかりと行えば、より安心感が増し増すので、是非当記事を参考にして、今一度防災アイテムを見直してみてくださいね。

バスリエでは、災害とお風呂に関するアンケート調査を行っております。より良い情報提供を行っていくため、是非ご協力をお願い致します!

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