肩こりは現代人の多くが悩まされているツライ症状です。パソコンやスマートフォンの普及により、猫背になりがち、さらにその姿勢が長時間続いてしまうといった姿勢の問題。
それから同じくパソコン・スマートフォンが引き起こす目の疲れが引き金になって起こる肩こり。そして緊張・ストレスなどの精神的疲労が与える「筋肉の疲労」も大きな原因のひとつです。その他にも運動不足など、肩こりはこれらどれか1つが原因というわけではなく、複合的な要素により引き起こされることが多くあります。
そんなツライ肩こり、実はサウナで緩和することができるんです。当記事では、サウナが肩こりに効く理由と肩こりに効く効果的なサウナの入り方をご紹介します。
サウナが肩こりに良い理由
サウナに入ると身体じゅうの血行が促進され体の各所に良い影響を与えます。肩こりもそのひとつで、サウナに正しく入ることで、その解消や緩和の効果が期待できます。
血行促進
サウナの温熱効果により、全身が温まり血のめぐりが良くなります。血行促進されると、体に必要な酸素・栄養素が効率的に運ばれ、また筋肉の疲労物質など不要なものの排出もスムーズに進みます。また、血行促進されることで全身の筋肉が弛緩し、強張っていた方の筋肉も柔らかくなります。
ストレス緩和
人間には自律神経（身体の内臓等を司る神経）というものがあり、このON/OFFの切り替えがうまくいかないと、しっかりと休息モードに入れず、結果疲労やストレスを招くといったことが起きます。サウナにはこの“自律神経”を整える効果があるのです。自律神経を整えれば疲労やストレスの解消にも繋がり、結果肩こり緩和にも効果をもたらします。
悪化してしまう！？こんな肩こりはサウナNG
サウナが肩こりに効果的とは言っても、肩こりの種類によってはサウナがNGな場合もあります。前述のような、姿勢や精神的ストレスが要因の慢性的な肩こりにはサウナは効果がありますが、以下の場合は逆に症状を悪化させてしまう可能性があります。
内臓の病気が原因の肩こり
狭心症や心筋梗塞など内臓系の病気を持っている場合、それらが原因で肩こりを引き起こしている場合もあります。この場合、サウナは心臓に負担をかけ症状を悪化させてしまうためNGです。普段から内臓系の病気を患っているかたやその不安があるかた、高血圧のかたなどは必ず医師に相談するようにしましょう。
急性の肩こり
寝違えや五十肩、筋肉の疲労、神経の障害など急性の肩こりの場合、サウナはNGです。筋肉の炎症を起こしているため、サウナで温めてしまうと、症状を悪化させてしまう可能性があります。
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肩こりに効くサウナの入り方
肩こり解消のサウナの入り方は、基本的なサウナの入り方と大きく変わりませんが、サウナに入る前に、ストレッチをしてよく身体をほぐしておくと効果がUPします。
サウナのタイプ：
ドライサウナ（80～100℃）
- 肩・首回りのストレッチをする
- 水分補給をする
- 髪・身体をキレイに洗う
- 水滴を拭いてサウナ室に入る（7～10分程度）
- シャワーで汗を流し水風呂に浸かる
- 外気浴をする
- 水分補給
※4～7を2～3回繰り返しましょう。
肩こりに効果的と言われるサウナの入り方としては、上記以外に「高温短時間浴」というものもあります。90～100℃のサウナに5～8分程度入り水風呂は入らない、というやり方です。短時間で皮膚を刺激することができます。
一方前者の方法は、高温短時間浴ほどの刺激はないものの、温冷交代浴で自律神経を整えるというメリットがあります。
サウナ後に使いたい！バスローブ
サウナVSお風呂、どっちがより肩こりに効く？
お風呂にはサウナと同様温熱効果があり、血行促進して筋肉弛緩、ストレス緩和をといった効果をもたらしてくれます。ただこの温熱効果がより強いのは、高温環境下に置かれるサウナです。そのため、一般的にサウナの方が肩こり解消の効果は高いと言われています。
サウナとお風呂の違いとしては、この“温度”のほか、浮力効果・静水圧効果が挙げられます。お風呂では浮力効果・静水圧効果がかかるため、温熱効果に加えマッサージのような効果も得られます。ただし高血圧のかたや心臓の弱いかたなどは返ってこれが負担になってしまう、というデメリットも。
これらのことから、“どちらが良いか”というよりも、どちらがより自分のその時の体調に合っているかといった観点から取り入れていくことが重要です。ご自身の好みなども含め、サウナとお風呂双方を上手に活用していきましょう。
バスリエでは、サウナと肩こりに関するアンケート調査を行っています。簡単な内容ですので、是非ご協力をお願い致します。