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自然乾燥はNG!?美髪を保つ正しい髪の乾かし方を美容のプロが解説

「うっかり髪の毛を自然乾燥させてしまう」

「髪の毛がまとまりにくくいつもツヤがない」

このように感じることはありませんか?そのお悩み、実は髪の毛の乾かし方が間違っているのかもしれません。

本ページでは、髪の毛のことを知り尽くした美容家が、美髪を保つための髪の毛の乾かし方や注意点、タオルドライに使える便利なアイテムなどを紹介します。

この記事を書いた人

福永もも

10年間、美容師としてお客様の「美」に携わってきました。エステティシャン、アイリストの経験もございます。

美容師としてお客様の悩みに寄り添ってきた経験を活かし、読者の疑問を汲み取った記事を執筆しています。また、薬機法管理者資格と200記事以上の美容医療ジャンルの執筆経験から、薬機法や医療広告ガイドラインを遵守した執筆が可能です。

福永ももプロフィール詳細

正しいタオルドライ方法

髪の毛を乾かす前の「タオルドライ」は美髪を保つために重要な工程です。はじめに、タオルドライの必要性や正しい手順について解説します。

タオルドライが必要な理由

タオルドライとは、ドライヤーを使う前に、髪の毛の余分な水分をあらかじめタオルで拭き取ることです。タオルドライをしないと、びしょびしょの髪の毛をいきなり乾かすことになります。

髪の毛は熱に弱いため、ドライヤーの時間が長ければ長いほど、ダメージを受けやすくなるのです。

タオルドライをしっかり行うことで髪の毛が乾きやすくなり、ドライヤーの時間短縮につながります。タオルドライは、髪の毛に余計な負担をかけず、サラサラの美髪を目指すためになくてはならない工程なのです。

タオルドライの正しい手順

タオルドライは正しい手順で行わないと、髪の毛が乾きにくくなったりダメージの原因になったりします。タオルドライの正しい手順をここでおさらいしておきましょう。

1.頭皮と根元の水分を拭き取る

まずは、頭皮と髪の毛の根元の水分をタオルで優しく拭き取りましょう。頭皮に近い部分に水分が溜まっていると、いつまで経っても髪の毛が乾きません。

ゴシゴシしすぎると頭皮を痛める原因になるので、タッピングするように優しくタオルドライするのがポイントです。マッサージ効果が期待でき、頭皮の血行促進にもつながります。

2.中間→毛先の順に拭き取る

根本の髪の毛を拭き終わったら、髪の毛の中間から毛先の方向に向かってタオルドライをします。優しく握りながら水分をオフするのがポイントです。

毛先を握ったときに、水が流れないくらいまでタオルドライするのがポイントです。

タオルドライの際の注意点

間違ったタオルドライは髪の毛のダメージにつながります。ここでは、5つの注意点を解説します。

洗髪後すぐにタオルドライする

洗髪後すぐにタオルドライをすることで、髪の毛が乾きやすくなり時短につながります。髪の毛が濡れている時間が少なければ少ないほど、まとまりやすく傷みにくくなります。

タオルドライ後長時間放置しない

タオルドライ後に半乾きの状態が続くと、髪の毛に思わぬ癖がつき、あとから直すのが大変になります。

また、髪の毛が広がりツヤも出にくくなるため、タオルドライ後はすぐにドライヤーで乾かすことが大切です。

摩擦をかけない(こすらない)

タオルドライ中にゴシゴシしすぎると、髪の毛同士で摩擦が起き、キューティクルが剥がれる原因になってしまいます。キューティクルが剥がれた部分は、枝毛や切れ毛ができやすくなるので、タオルドライは優しく丁寧に行いましょう。

爪を立てない

タオルドライ中に爪を立てると、髪の毛や頭皮に傷がつく可能性があります。頭皮に乾燥やかゆみが起きることも。

頭皮は髪の毛が密集しているためジメッとしやすく、不衛生な環境になりやすい部分です。肌のトラブルも起きやすい部分でもあるので、負担をかけないようにタオルドライを行いましょう。

清潔なタオルを使用する

タオルドライには、清潔なタオルを選びましょう。お風呂上がりに身体を拭いたタオルで髪の毛も拭くのはおすすめできません。体を拭いた後のタオルは、吸水力が少なく髪の毛の水分が取れにくくなります。また体に使った後のタオルは、衛生的にも良くありません。気持ちよくタオルドライするためにも、専用のタオルを準備しましょう。

一方向にタオルを動かす

タオルドライのときにタオルを動かす方向は、中間〜毛先の一方向が基本です。

髪の毛の表面は、キューティクルと呼ばれる鱗状のもので守られています。洗髪するとキューティクルが開き、髪の毛は無防備でデリケートな状態になります。

キューティクルの方向は根本から毛先。逆方向にタオルドライすると、キューティクルが剥がれ、髪の毛のダメージにつながるので要注意です。

ヘアドライタオルを選ぶ際のポイント

ショートの人はフェイスタオルのサイズがあれば、タオルドライするには十分です。一方、髪の毛が多い人や長い人は大きめのヘアドライタオルが使いやすいでしょう。幅広のタイプや長めのタオルなど自分にあったサイズ感のタオルを選びましょう。

PICK UP ITEM

美髪のための髪専用タオル

「おぼろタオル」専髪タオル

ゴシゴシと拭かずただ巻くだけ、スピード吸収のヘアードライタオル。
100 年の伝統技術と特許申請技術から生まれた「専髪タオル」は、髪を美しく保ちたい女性のために、限りなく髪への負担が少なくなるよう「吸水スピード」と「吸水量」にこだわりました。
使い方はこだわりのサイズにあります。
ゴシゴシ拭かない、巻くだけ。だから髪に巻ける最適な100cm。
特許申請技術の加工方法で綿100%の素材でも乾きが早いのが特長です。

商品について詳しく見る

素材

ヘアドライタオルに多く使われる素材には、綿とマイクロファイバーがあります。

素材特徴おすすめな人
綿・耐久性に優れ長く使える
・吸水性や速乾性はマイクロファイバーに比べて低い
・天然素材にこだわりたい人
・敏感肌やお子様と兼用したい人
マイクロファイバー ・沿完成や吸水性に優れている
・洗濯して数時間で使える
・ふんわりとした触り心地
・時短したい人
・柔らかな触り心地が好きな人

自分の好みや使い方を思い返して、どの素材が適切なのか検討してみてくださいね。

ヘアターバンやキャップを使用するのもおすすめ

ヘアターバン・キャップは、洗った髪の毛をまとめてタオルドライできるアイテムです。使用中は両手が開くので、スマホをいじったりスキンケアをしたりと自由に体を動かせます。また、髪の毛の水分をむらなく吸水し、ドライヤーの時短にもつながりますよ。

タオルを使うよりも簡単に髪の毛をまとめられ、温泉やプールのときも重宝するアイテムです。さらに、髪の毛専用で衛生的!しっかりタオルドライしながらも、お風呂上がりは楽をしたいという人は、ヘアターバンやキャップを用意してみてはいかがでしょうか?

PICK UP ITEM

しっかりホールド&吸水

今治タオル ヘアバンド 「イデゾラ」ターバン

リボン型の可愛いヘアターバン。お風呂上がりはこれですっぽり髪を包めばすぐにフェイスケアをすることができます。

今治タオル認定商品なのでその品質は間違いなし!しっかり吸水して使い心地もバツグンです。

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ドライヤーを使った正しい乾燥方法

タオルドライの後は、いよいよドライヤーで髪の毛を乾かす工程です。ドライヤーも正しく使わないと、髪の毛のダメージや火傷の原因になってしまいます。この機会にぜひ、ドライヤーの正しい使い方をマスターしましょう。

トリートメントやヘアオイルも使用してサラサラヘアに!

お風呂でトリートメントした日も、アウトバストリートメントは必ずつけましょう。トリートメントは、ドライヤーの温風から髪の毛を守り、ツヤのある髪に導くアイテムです。髪の毛がまとまりやすくなりツヤ感もアップします。

お気に入りの香りのついたトリートメントやヘアオイルを選ぶと、気持ちのリフレッシュにもつながりますよ。サラサラヘアを目指すなら、トリートメント類は一式そろえておくのがおすすめです。

ドライヤーの正しい手順

ドライヤーを正しく使うと、髪の毛の見た目がきれいになり、乾かす時間も短縮できるメリットがあります。ドライヤーの正しい手順を知って毎日のヘアケアに活かしましょう。

強い温風で根元を乾かす

ドライヤーを「強風」に設定し、根元から乾かします。このとき前からではなく、毛の量が多い襟足から乾かし始めると時短につながります。頭頂部は髪の毛を左右前後に動かし、分け目がふんわりするように乾かしましょう。

弱い温風で左右→全体を乾かす

全体的に乾いてきたら、サイドの髪の毛に少し弱めの温風を当てます。髪の毛全体に風がいきわたるよう、ドライヤーをとめどなく動かすのがポイントです。

髪の毛が広がりやすい人は、髪の毛を束にして優しくねじりながら乾かすとまとまりやすくなります。風を当てるときは、必ずキューティクルと同じ方向である中間→毛先を意識してくださいね。

冷風で仕上げる

最後に一手間、冷風を当てると髪の毛のキューティクルがきゅっと締まります。

髪の毛にうるおい感を与え、ツヤを出すためになくてはならない工程です。

なお、冷風を当てて髪の毛がひんやり冷たい場合、半乾きの可能性があります。寝癖やダメージにつながるので、しっかり温風で乾かしてから冷風に切り替えるのがおすすめです。

ドライヤー使用の際の注意点

ここからは、ドライヤーを使うときの注意点を3つ紹介します。

一か所に集中して当てすぎない

一か所に当てすぎると乾きにムラができやすくなります。部分的に乾かし過ぎになり、ダメージにつながることも。髪の毛が焦げたり火傷に発展することもあるので、ドライヤーの風は髪の毛全体にまんべんなく当てましょう。

爪を立てない

爪を立てて髪の毛を乾かすと頭皮が傷つき、かゆみや乾燥などの頭皮トラブルにつながります。髪の毛がダメージを受ける原因にもなりかねません。濡れた髪の毛や頭皮はデリケートなので優しく扱うことを徹底しましょう。

吹出口から3㎝以上離して当てる

ドライヤーの吹出口が近すぎると髪の毛や頭皮に負担が大きくなります。

近すぎると、髪の毛と頭皮に負担が大きくトラブルの原因に。吹き出し口から約10㎝離すのが理想的です。

髪に優しい!おすすめドライヤー

ここでは、人気のあるおすすめのドライヤーを紹介します。美髪を目指せるドライヤーをお探しの人はぜひ参考にしてください。

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リファビューテック ドライヤープロ

多くの美容器具を生み出しているリファのドライヤーは、対象物センサーが髪の毛の温度を感知し、髪の毛の適温を自動で設定してくれます。ハイドロイオンと呼ばれるイオンと遠赤外線の融合技術で髪の毛がしっとりまとまる設計です。


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サロニア スピーディーイオンドライヤー

従来よりも乾かす時間を30%時短した※ドライヤーです。(※自社製品(SL-007)との比較)マイナスイオン機能搭載で、だれでもツヤのある髪の毛を目指せます。豊富なカラーバリエーションから、きっとあなた好みの色が見つかるでしょう。


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ダイソン Supersonic Shine ヘアドライヤー

速乾性があり※(※第三者機関による試験済み)、髪を乾かす時間を短くできます。さらに、使用中の設定温度をコントロールするため、ヘアダメージの軽減につながりますよ。できるだけ時短で髪の毛を乾かしたい人にぴったりのアイテムです。


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パナソニック ヘアードライヤー ナノケア EH-NA0G

温冷リズムモードやスカルプモードなど計5つのモードを搭載したドライヤーです。ミネラルマイナスイオンを発生させ、キューティクルの密着性を高めます。継続して使うと、お気に入りのヘアカラーが長持ちしやすくなりますよ。

ドライヤーなしはNG?その理由は?

「洗髪後うっかり寝落ちして、自然乾燥になってしまった。」

だれしも1度は経験したことがあるのではないでしょうか?

実はドライヤーなしで髪を乾かす行為は、髪の毛に悪影響を与えてしまいます。ここでは、髪の毛の自然乾燥がNGな理由を解説します。

髪の水分が失われる

髪の毛が濡れた状態が続くと、キューティクルが開きっぱなしになり、髪の毛に保持されている水分が抜けていきます。結果、広がりやすくパサつきが目立つ髪の毛に見えてしまうのです。

キューティクルが剥がれる

濡れているときの髪の毛は、とてもデリケートな状態です。少しの刺激でキューティクルが剥がれ落ちる可能性があります。キューティクルが剥がれると、広がりやすくツヤのない髪の毛に見えてしまいます。

菌が繁殖する

頭皮は、髪の毛が密集しているため、多湿で菌が繁殖しやすい環境が整っています。生乾きの状態が続くと、もともと頭皮にいる常在菌のバランスが崩れ、雑菌が繁殖する可能性かあります。乾燥やかゆみ、皮脂の過剰分泌などに発展することも。

また、頭皮から嫌な匂いがする原因になることもあるので、注意が必要です。

まとめ

今回は正しい髪の毛の乾かし方やタオルドライについてお伝えしました。

髪の毛にツヤとうるおいを保つためには、正しいケア方法で髪の毛を扱うのが大切です。くれぐれも自然乾燥は避けるようにしてくださいね。

温風と冷風を使い分けながら、ムラなく髪の毛を乾かすことを習慣にしてみてくださいね。

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