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シャワーヘッドの基本のお掃除法&汚れの種類別対処法

爽やかな気分にさせてくれる朝シャワーや、1日の終わりに疲れを癒すバスタイムなど日々の生活にシャワーは欠かせません。

しかし、長年使用しているうちにシャワーの勢いが減ってきたり、思っても見ない方向に飛んだりと違和感を感じる事、ありませんか?それはシャワーヘッドに汚れが溜まっているのかもしれません。

当記事では、シャワーヘッドの汚れの原因やお掃除の仕方を詳しく解説します。

シャワーヘッドが汚れたままだとどうなるの?

シャワーヘッドが汚れたままだと、見た目の不衛生さの他にもさまざまな不具合やデメリットが起こりやすいものです。

ここでは、どのような不具合が出てきてしまうのかを見ていきましょう。

お湯(水)の出が悪くなる

シャワーヘッドに汚れが溜まってくると、お湯の出る部分が目詰まりを起こしやすくなります。

水圧が弱くなるなど、お湯の出が悪くなる原因です。

蛇口をいくらひねっても以前のような勢いがなかったり、お湯がチョロチョロとしか出ない箇所がある場合は、シャワーヘッドの汚れが溜まってきていると考えられます。

まっすぐ散水されなくなる

通常はまっすぐ散水されるシャワーヘッド。汚れが溜まってくると、四方八方にお湯が飛ぶことがあります。一部分だけ、お湯が変な方向に飛ぶのを見つけたら汚れが溜まってきているサインです。

出てくる湯が汚れる(不衛生)

シャワーヘッドの汚れの原因は、カルキ汚れ(水垢)や皮脂、石鹸カスなどが考えられます。この汚れは放っておくとカビや雑菌の発生につながるため、シャワーヘッドから出るお湯が不衛生になってしまいます。

シャワーヘッドから異臭がするなどの原因もカビや雑菌汚れが原因です。身体を綺麗にするために浴びるシャワーのお湯が汚れているなんて、本末転倒ですよね。カビや汚れたお湯は、アレルギー症状の原因や健康面にも悪影響を及ぼすことも考えられるので注意が必要です。

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シャワーヘッドのお掃除前に

さまざまな汚れの原因が考えられるシャワーヘッドのお掃除前には、準備を整えてから望むようにしましょう。

どんな掃除にも当てはまりますが、洗剤や汚れの成分には人間の皮膚には有毒な物質が含まれる場合もあるので、事前準備と確認は必須です。

ここではシャワーヘッドのお掃除前に知っておきたい5つの項目を解説します。

お掃除頻度は月1が目安

毎日使用するシャワーヘッドは、気づくと汚れているということがないように月1回は掃除するのが望ましいでしょう。定期的に掃除する習慣をつけていれば、汚れ防止にもつながります。

シャワーヘッドの説明書を確認

シャワーヘッドに付属の説明書は、掃除する前に忘れずに確認しておきましょう。使用できない洗剤やNGな掃除方法の確認のためにも重要です。シャワーヘッドの種類によっては素材や構造もさまざま。たとえば粗い粒子の研磨剤入り洗剤だと詰まってしまうものや、重曹で剥げてしまうものなどもあります。正しい取り扱いに沿った掃除方法で行うようにしましょう。

防護具を着用

手袋やマスク、エプロンなどの防護具を必ず用意しましょう。シャワーヘッドの掃除に使用する洗剤類によっては、目に入ったり衣服に飛んでしまうと傷めてしまう可能性があります。特にシャワーヘッドの掃除の際には水を扱うものなので、しぶきや水滴が飛び散りやすいのが事実です。また、漂白剤などは直接触ると手荒れをしたり、強く吸い込むと身体に害を及ぼす薬剤です。掃除の前に、しっかりと防護具で準備をしておくと安心・安全ですね。

換気をする

掃除に使用する洗剤類はカビ取り剤や漂白剤などを使用することがあります。さらにシャワーヘッドの溜まった汚れの種類によっては、異臭を放つ場合も。

吸い込まないように、しっかり換気をしてから掃除にとりかかるようにしましょう。

必要なものを準備

掃除に当然欠かせないのはスポンジや洗剤類。しかし汚れの原因はそれぞれ違うので、汚れの原因に合わせて準備するようにしましょう。バケツや洗面器といった入れ物類やスポンジ、使い古した歯ブラシはどんな汚れにも使用できる共通のお掃除セットですね。つまようじやまち針など先の細いものは、目詰まりした細かな場所の汚れを落とせるので便利です。

シャワーヘッドの基本のお掃除手順

分解

シャワーヘッドは分解することで細かい部分までしっかり洗うことができます。ただし商品によっては分解できないものもあるので、説明書等でよく確認しましょう。

分解手順

1.ホースからシャワーヘッドを外す

シャワーヘッドとホースの部分を回転させ分離します。メーカーによっては外せないものもありますので、説明書でよく確認しましょう。ゴムパッキンなどの部品をなくさないように注意してください。

2.散水板(ヘッドの穴が空いている板)

散水板を外します。中央にネジで止められているもの、回転して外すものなどこれもメーカーによって異なります。その他のパーツ(フィルター)等もなくさないよう注意しましょう。

3.つけ置き等で細かい箇所を掃除する

分解することで、それぞれのパーツをつけ置きしたりこすり洗いするなどして、細かい箇所まで洗えます。

浸け置きorスプレー噴射して汚れをとる

軽い汚れであれば薬品をスプレー噴射等で吹き付けたあと、スポンジや歯ブラシ等でこすり洗いして落とせます。頑固な汚れの場合は、無理にゴシゴシこすらず、つけ置きして汚れを浮かしてから落としましょう。

水で洗い流す

最後に水でキレイに洗い流して完了です。

頑固な汚れはパックで

上記のそれぞれの掃除方法にプラスして活用できるのがパックです。キッチンペーパーに洗剤類を染み込ませ、汚れた部分に張ってからラップを巻き時間を置きます。頑固な汚れやつけ置きでもなかなか取れない汚れにおすすめです。とれないように輪ゴムなどでしっかり蓋をして一晩おくのがコツです。

以上がシャワーヘッドのお掃除の基本の流れとなります。続いて、汚れの種類ごとに使用する洗剤や注意点を見ていきましょう。

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原因別!シャワーヘッドのお掃除方法

さらに原因別の掃除方法を細かく分けてご紹介します。頑固な汚れや長年蓄積された汚れも綺麗になるのでぜひお試しくださいね。

カルキ(水垢)や石鹸カスはクエン酸

カルキ(水垢)汚れは、水の成分に含まれるミネラルが凝固したもの。擦るだけではなかなか落ちないのが難点です。白っぽくなる汚れはこれが原因。そんなカルキ汚れには、クエン酸でつけ置きするのが最適です。アルカリ性のカルキ汚れは酸性のクエン酸で中和され汚れが落ちやすくなります。重曹を加えるとパワーアップ!

石鹸カスもこの方法で落とすことが出来ます。

【準備するもの】
・ぬるま湯 1リットル
・重曹 大匙1
・クエン酸 大匙1
・スポンジor歯ブラシ

お掃除方法

1.ぬるま湯1リットルにクエン酸・重曹大匙1ずつをとかす

2.1~3時間ほどシャワーヘッドをつけ置きする

3.スポンジや歯ブラシ等でやさしくこすり洗いする

クエン酸の代わりにお酢も可

酸性の性質を持つお酢もクエン酸の代用としてカルキ汚れに有効です。お酢を使用する場合は、砂糖類や調味料が入っているすし酢などでは効果がなく、逆に汚れを悪化させることがあります。掃除に使うのは、穀物酢がおすすめです。水:酢=6:1を目安にしてください。

皮脂汚れは重曹

皮脂汚れは、人の体や頭皮の油分とタンパク質の酸性汚れとなり、なかなか落ちにくいものです。そんな皮脂汚れにはアルカリ性の性質を持つ重曹が最適です。1リットルのぬるま湯に重曹大さじ2〜3程度を混ぜたもので皮脂汚れを浮かせて落としやすくします。重曹のみでもOKですが、クエン酸を加えることで皮脂汚れとカルキ汚れなど一気に落ちやすくなるので、前項の手順でカルキ汚れと皮脂汚れをまとめてお掃除するのがおすすめです。

黒カビは塩素系漂白剤

発生してしまった黒カビはスポンジなどで落ちにくいので、カビキラーやハイターなどの塩素系漂白剤を使用します。スポンジや歯ブラシに漂白剤をつけてこすり洗いするか、薄めた漂白剤でつけ置きしましょう。

注意点は、クエン酸や重曹など他のものと混ざってしまうと有毒ガスなどが発生する可能性があり危険です。一緒に使用しないようにしてください。

※同じ塩素系漂白剤であるキッチンハイターで代用することも可能ですが、できれば浴室洗剤のものを使用することをおすすめします。

【準備するもの】

※つけ置きの場合
・塩素系漂白剤 4~5プッシュ程度
・ぬるま湯 1リットル

お掃除方法(つけ置きの場合)

1.洗面器に湯を張る

2.漂白剤を溶かしつけ置きする(つけ置き時間は、漂白剤の説明書に従ってください)

3.つけ置いた湯から取り出し、しっかり洗い流す

緑青(青サビ)は重曹

緑青は青サビとも呼ばれ、銅や真鍮など金属に付くサビのことです。シャワーヘッドによっては金属部品を使用しているものもあり、そういった場合に緑青が発生することがあります。

【準備するもの】
・重曹:水=2:1
・スポンジ

お掃除方法

1.重曹と水を混ぜてペースト状にする

2.スポンジに付けてこすり洗いする

セスキ炭酸ソーダ

重曹と炭酸ソーダで成るアルカリ剤であるセスキ炭酸ソーダは、皮脂汚れや緑青などに非常に有効です。使い方は重曹と同じですが、お湯や水に溶けやすいので使いやすいのも魅力。自然由来のものなので安心して使用できます。

おすすめ!お風呂のお掃除アイテム

普段からできる!シャワーヘッド汚れの予防法

毎日使うことが多いシャワーは、放っておくと汚れが蓄積します。普段からの少しの心がけで、汚れの防止につながり掃除も楽になるでしょう。

使用後は水気をしっかり切る

シャワーヘッドの汚れは湿気や水分が皮脂や石鹸カスと結びつき、カビや雑菌の発生を引き起こし、水滴の水垢はカルキ汚れにもつながります。シャワーを使用後にはよく振って水気をしっかり切るほか、タオルなどで軽く拭うようにして拭き取りましょう。余分な水分の他にその日についた汚れも残りにくくなるのでおすすめです。

浴室の換気をしっかりする

カビの発生を防ぐにはシャワーヘッドだけでなく浴室の湿度を下げるということが大切です。換気扇をつけて浴室を換気しましょう。水切りワイパーやバスタオルなどで壁などの水分を軽く拭き取るのも、湿度を下げるのに有効です。窓がある場合はしっかり開けて風を通すのも良いですね。

シャワーヘッドを高い位置に掛ける

低い位置に溜まる湿気を避けることで、カビにくくすることができます。また、シャワーホースを床から離しておくことで、ホース部分のカビ予防にも繋がります。

日頃当たり前のようにお湯を流すシャワーが、まさか汚れているなんて気づかない人も多いのではないでしょうか。

しかし、毎日のように使うシャワーヘッドは意外にも汚れが溜まりやすい場所です。皮脂やカルキ汚れなど目には見えない汚れが、シャワーのお湯を汚してしまうのです。この記事ではそんなシャワーヘッドの掃除方法や汚れの原因を詳しく解説しました。ご自宅のシャワーヘッドをぜひこの機会にじっくり確認してみてくださいね。

コツとやり方を知ることで、簡単にお掃除できますよ。

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