「ボディスクラブを使うと、肌がすべすべになるよ!」という噂や口コミはよく聞きますよね。
実際にボディスクラブを使ってみたことがある方や、ボディケアの習慣としてスクラブを使っている方も多いはず。
そんなメジャーな美肌アイテムのボディスクラブですが、正しい使い方を知っていますか?ボディスクラブは、なんとなくでも使えてしまいますが、正しい使い方を知っていると、スクラブの使い心地がぐんと上がります!
当記事では、ボディスクラブの種類や選び方、スクラブの「正しい使い方」の手順をご紹介します。自分に合ったスクラブを選び、正しい使い方でマッサージすることで、すべすべ肌を目指しましょう!
ボディスクラブとは?どんな効果があるの?
スクラブとは?
ボディスクラブとは、塩や砂糖などのごく小さな粒子を植物油やジェルなどに混ぜた、お肌の洗浄アイテムです。スクラブと呼ばれる、小さな粒子を肌の上で優しく転がすことによって、古い角質や毛穴の汚れを除去します。

ボディスクラブの特徴
一般的に、ボディ用スクラブは、フェイス用スクラブより大きめの粒子(スクラブ)が配合されています。
肘やヒザなど角質が厚くなりやすい部位には、ソルトスクラブなどの、ごつごつした大きめのスクラブが使われます。
スクラブを肌の上で転がしやすくするために、一般的なボディスクラブはオリーブオイルなどの植物油と混ぜて作られています。スクラブのベースになるのは、植物オイルの他、ジェルやクリームなどがあります。スクラブベースの性質によって、保湿などの肌ケアをしながらボディスクラブすることが可能になります。
美肌が作れる!ボディスクラブの効果
お肌の角質除去
ボディスクラブで体をマッサージすることで、古くなった角質や皮脂を取り除くことができます。角質を取り除くと肌のくすみや黒ずみがなくなり、ごわつきが取れてすべすべなめらか肌に。また、古い角質が取り除かれることで、肌のターンオーバーのサイクルを健やかに整えてくれます。
お肌が明るくなる
角質除去と共に、毛穴に詰まった汚れを落とす効果もあり、お肌が明るくなります。
お肌の血行促進
ボディスクラブを使って、足先や手先から体の中心に向かってマッサージをすると、血行やリンパの流れを促すことができます。ボディスクラブを使ってマッサージすることによって、老廃物の排出も促すことができます。
ボディスクラブ以外のスクラブにはどんなものがある?
スクラブとひとくちに言っても、フェイス用、リップ用、ハンド用など様々なものがあります。フェイス用スクラブとボディ用スクラブの違いは、主に粒子(スクラブ)の大きさです。顔と体では、顔の方が薄くて柔らかい肌のため、フェイス用のスクラブには、ボディスクラブより小さなスクラブを用います。このように、パーツごとの違いがありますので、必ずどこの部位用のものなのかを確認して使用するようにしましょう。
ソルトタイプとシュガータイプの違いって?
代表的なボディスクラブのうち、ソルトスクラブとシュガースクラブの一番の違いは、スクラブ粒子の大きさです。
比較すると、ソルトスクラブの方が粒子が大きく、シュガースクラブは細かな粒子になっています。また、スクラブの溶けやすさにも違いがあり、ソルトスクラブの方が溶けにくくゴツゴツしたスクラブの形を長く保つことができます。シュガータイプは、溶けやすいぶん、スクラブの角に丸みが出やすいため、優しい使い心地になります。
それぞれの良さを理解して、肌質やケアしたい部分に合わせて、スクラブを選ぶようにしましょう。

ソルトタイプ
一般的にソルトスクラブは、シュガースクラブより粒子が大きいため、ソルトスクラブの方が硬く厚くなってしまったヒザやかかとのケアに向いています。ソルトスクラブの粒子はごつごつしているので、角質の厚みでゴワゴワ感が出てしまった肌にもおすすめです。ボディスクラブに使われるソルト(塩)は、ミネラルを豊富に含むため、ソルトスクラブでのマッサージは、肌にミネラルや栄養を与えてくれます。
また、ソルト(塩)による発汗効果は血流を良くし、冷えの予防にもつながります。シュガースクラブと比べると、粒子が大きくて粗いので、普通肌~オイリー肌の方におすすめです。
ボディスクラブの多くが、ソルトスクラブで作られています。 ソルトスクラブの粒子の大きさや、ベールになるオイルの違いなどで、ボディスクラブの使用感や使い方に違いが出るのです。ボディスクラブのベースがオイルだとしっとりした使い心地で、ジェルだとさっぱりした使い心地になります。
シュガータイプ
シュガースクラブは、ソルトスクラブと比べて粒子が小さく、スクラブが溶けやすいという特徴があります。スクラブが溶けやすいという事は、スクラブの角が丸くなるのが早いということです。そのため、ボディ全般だけでなく、顔にも使えるタイプのスクラブにも良く使われるのがシュガースクラブです。
多くの場合、洗浄力や研磨力はソルトスクラブの方が優れていますが、ヒジやヒザのケアにシュガースクラブを使うことももちろんできます。ヒジやヒザなど、角質が厚くなりやすい部分からスクラブケアをはじめ、スクラブが溶けて肌当たりが優しくなってきたら脇の下やお腹などの柔らかなパーツにスクラブを伸ばしていく使い方は特におすすめです。シュガー(砂糖)には、保湿効果があるため、秋~冬のボディスクラブにも向いています。乾燥肌や敏感肌の人にもおすすめです。
重曹タイプ
粒子が細かいため刺激が少なく、お肌の弱い人におすすめです。入浴剤等にもよく含まれている成分(炭酸水素ナトリウム)で、古い角質や汚れを浮かせて落とし、肌をなめらかに整えてくれます。
植物由来のタイプ(ナチュラルシードスクラブ)
ナチュラルシードスクラブは、植物の種を細かく砕いたスクラブです。アプリコットやアボカドなどが有名です。コーヒー豆のスクラブも、ここに分類されます。
植物の種から作られるスクラブは、極小の粒になっており、肌あたりが優しいことが特徴です。植物の種には、抗酸化作用や抗炎症作用を持つものが多いため、スクラブの材料として適しています。

ボディスクラブの正しい使い方とポイント
ボディスクラブの使用頻度
一般的に、ボディスクラブの使用頻度は週1~2回までとされています。ボディスクラブによるケアは肌触りやくすみの改善など効果が出やすいぶん、肌に負担がかかる面もあります。肌質などで個人差はありますが、基本的にスクラブケアは週1~2回に留めましょう。 また、ブランドやアイテムによっては、ボディスクラブの推奨使用頻度が違うことがあります。スクラブを使用する前には、必ず使い方が書かれた「説明書き」を良く読んで、そのボディスクラブが推奨している使い方や使用頻度を守って使うようにしましょう。

ボディスクラブを使用するタイミング
ボディスクラブは、体をボディソープで洗ってから使います。
あらかじめ、ボディソープで肌表面の皮脂や汚れを取り除いておくことで、スクラブの汚れを吸着する力が高まります。また、ボディスクラブを使う前には、バスタブのお湯に浸かって体を温めると効果的です。肌の毛穴が開いて、毛穴の皮脂や黒ずみが落ちやすくなります。ボディソープで体を洗う前に入浴して体を温めておくのが、よりベストな順番です。角質が柔らかくなり、皮脂も落ちやすくなるため、ボディソープの洗浄力が高まり、ボディスクラブがしやすくなります。
一般的なボディスクラブは、濡れた肌に使用します。肌が濡れていることにより、ボディスクラブの伸びが良くなり、肌ダメージが起きにくくなります。そのため、入浴→体の洗浄→ボディスクラブの順にケアするのが、一番おすすめの使い方です。
ボディスクラブの基本の使い方・手順
分量
ボディスクラブは、体のパーツ一か所につき、1円玉くらいの量を使うのが基本の使い方です。
塗り方
ボディスクラブを手のひらに出したら、両手を優しく合わせて、手のひら全体にスクラブを広げます。
まんべんなくスクラブの付いた手のひらを肌に乗せ、クルクルと円を描くように滑らせてスクラブを転がしてマッサージしましょう。この時、手のひらに力を加えないように、指先でソフトタッチするように心がけるのがボディスクラブの上手な使い方のコツです。指の腹で優しく撫でるようにして、スクラブを肌に押し付けないように意識してマッサージすると上手く力を抜くことができます。
部位
ヒジやヒザなどの関節部分は、肌の表面がピンと伸びるように曲げてからマッサージすると、なめらかにボディスクラブを広げることができるので、おすすめです。
また、使用する体のパーツによって、力加減やスクラブの種類を調節しましょう。体と比べると、顔の肌の方が薄いため、フェイススクラブはより優しく行う必要があります。ボディスクラブの場合も、お腹や腕の内側などは肌が柔らかいため、ヒジやヒザよりも優しくスクラブするのが正しい使い方です。
ボディスクラブによっては、適切な使用量が変わります。専用の計量スプーンやスパチュラが付いている場合はそのボディスクラブの説明書きに従い、用量を守った使い方をしましょう。
いずれの場合も、一度に全量を手のひらに出さず、少しずつ手のひらに乗せてマッサージするようにするのが使い方のコツです。ボディスクラブを少量ずつ出すことで、スクラブを広範囲に広げようとして、肌に圧を加えてしまうミスが防げます。
ボディスクラブ使用時の注意点
毎日は使えない
ボディスクラブは、毎日使うことはできません。ボディスクラブは、古い角質を取り除くケアのため、連用すると肌がダメージを受ける可能性があります。説明書に特別な記載がない限り、ボディスクラブを使うのは週に1~2回までにしましょう。ボディスクラブは、スペシャルケアとしての使い方が正しいアイテムです。

スクラブ後のスキンケアはマスト
スクラブ後の肌は、古い角質が取れた状態のため、化粧水や乳液を使ってケアする必要があります。
角質が薄くなることによって、化粧水や乳液が肌になじみやすくなっているので、入浴後すぐのタイミングで保湿ケアするのがおすすめです。スクラブを使った肌は、一時的に肌バリアが薄い状態とも言えます。お肌が乾燥しないように、スクラブ後の保湿ケアはマストと考えて、化粧水や乳液で丁寧にケアしましょう。
ニキビ、傷、炎症があるときは使えない
ボディスクラブは、傷やニキビなどトラブルのある肌には使えません。
激しく日焼けした直後も、使用を控えましょう。肌に炎症がある時にスクラブを使うと、炎症が悪化する原因になります。

お風呂の温度、シャワーの水圧に注意
スクラブをした後は、お風呂のお湯の温度にも注意が必要です。スクラブ後の肌は敏感になっているため、熱いお湯をかけると、赤くなったり痒みが出たりする可能性があります。
水圧を調節し、ぬるめのお湯でスクラブを流しましょう。スクラブ後の石鹸洗浄は必要ありません。お風呂から上がったら、肌をこすらないように注意しながらタオルで体を拭きましょう。吸水力のあるタオルで肌を抑えるようにする拭き方は、肌に優しいので敏感肌の人にもおすすめです。
保管はお風呂の外で
ボディスクラブは、高温多湿を嫌うため、お風呂場の外で保管しましょう。
使用後は、スクラブの容器に水が入らないように、すぐに蓋をしましょう。付属のスプーンやスパチュラは、洗って水気を拭きとり、容器の中に入れたままにしないようにします。直射日光の当たらない場所なら、常温での保存が可能です。
ボディスクラブを容器ごとお風呂場に持ち込んだ場合は、容器の外側もしっかりタオルで拭いておきましょう。金属製の蓋の場合は、錆びの原因になります。
簡単にできる!お肌のための一工夫
スクラブやその他のスキンケアアイテムと合わせて、お肌に良いお風呂の入り方というのもあります。
熱すぎる湯はNG
熱すぎるお湯は必要以上に皮脂を落としてしまうため、皮膚バリアの機能を低下させてしまいます。また、かゆみの原因となる「ヒスタミン」の発生原因ともなりますので、お肌のためには42℃以上の熱いお風呂は避けるのがベストでしょう。
長湯しすぎはNG
”長湯しすぎない”といったことも重要ポイント。
入浴中は発汗により体の水分が減ってしまいますので、お肌の乾燥に繋がります。また、長湯しすぎることも乾燥に繋がりますので、これらにも十分気を遣うことをおすすめします。
目安としては、38~40℃のお風呂に15分程度、というのがお肌のためにベストな入り方です。
ボディスクラブは、手軽にできるお肌のスペシャルケアとしておすすめです。
基本的なボディスクラブの使い方は、体を洗ってから、ボディスクラブを使い、しっかり保湿するの3ステップ。
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バスリエでは、ボディスクラブに関するアンケート調査を行っています。簡単な内容ですので、是非ご協力をお願い致します。