知らぬ間に虫たちの棲み処に！？お風呂に潜む虫たちの正体と対処法

当記事では、お風呂に潜む主な虫の種類やその発生原因、そして効果的な撃退法について詳しく解説していきます。

さらに、お風呂場は外から侵入する虫に対しても無防備な場合が多いです。特に小さい虫は、窓やドアの隙間から簡単に入ってきます。したがって、物理的な対策・予防策を行っていくことが重要です。

チャタテムシは非常に小さい虫で、お風呂場の湿度と温度が高い環境を好みます。彼らはカビを主に食べるため、カビの発生を抑えることが効果的な対策となります。定期的な清掃と換気が重要です。

チョウバエはお風呂場でよく見られる虫で、主に夜に活発になります。水場を好むため、特に排水管や排水溝に卵を産みます。幼虫はナメクジのような形状をしており、排水まわりを清潔に保つことが重要です。排水溝を毎日チェックすることで、幼虫の段階で駆除することができます。

キッチンなど生ごみや食品のあるところで発生するイメージのあるゴキブリは、実はお風呂場も好んで住処にしていることがあります。湿度の高い場所を好み、髪の毛や石鹸カスがゴキブリの餌となるのです。特に浴槽のエプロン内部は常に光が当たらない場所なので、ゴキブリにとっては格好の場所となっています。対策としては、髪の毛・石鹸カスを掃除し、エプロン内部の掃除もしっかりと行うことが重要です。

シロアリは木材に生息する虫で、お風呂場や浴槽の木製部分に侵入することがあります。特に水漏れや湿気が原因で木材が弱くなると、シロアリが発生しやすくなります。白アリは日頃注意して家を見ていないとなかなか気が付きにくいものです。浴室の場合、カビの発生・タイルのヒビ・コーキングの剝れや割れ、床を踏んだ際の違和感等が注意点です。知らない間に発生していたシロアリを放置してしまうと、被害が家じゅうに進行し、劣化や倒壊の恐れがあります。

蚊はお風呂場の水たまりに卵を産むことがあります。いわゆる、「ボウフラ」というものですね。対策としては、使用後は水をしっかりと排水し、水たまりができないようにすることが必要です。また、蚊用の防虫スプレーや網戸を使用して防ぐことも有効です。

軟体動物であるナメクジは網戸のスキマや排水溝から侵入してきます。ジメジメしたところが大好きなナメクジ。特に浴室の窓のすぐ傍に植木などがある場合は、侵入する可能性が高くなります。

排水口に専用のブラシや古い歯ブラシを使用して汚れを落とすことも効果的です。熱いお湯を排水口にかけてぬめりを解消する方法などもあります。

また、排水溝に取り付けることで虫をブロックできるカバーや洗浄と同時に防虫コーティングできる薬剤などもあります。頻繁なお掃除が難しいエプロン内には、貼るタイプの防虫カートリッジなども販売されています。

お風呂場は、湿度や温度、石けんカスや髪の毛など害虫たちにとっては非常に好条件な場所です。
虫たちの恰好な住まいと化さないよう、様々な虫が発生する原因を理解し、適切な対策を講じることが大切です。お風呂に虫が発生しないように、定期的な清掃や防虫対策を、常日頃行うようにしていきましょう。