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お風呂ダイエットは本当に痩せる?検証結果と効果的な入浴方法をご紹介

毎日何気なく入っているお風呂パワーで減量する、いわゆる「お風呂ダイエット」。

確かにお風呂に入るとじんわり汗もかき、代謝がUPして脂肪が燃焼されていく気がしますよね。では、この「お風呂ダイエット」というのは、本当に効果があるのでしょうか?

当記事では、お風呂とダイエットの関係について、詳しく見ていきたいと思います。

お風呂ダイエットは効果あり?実際に痩せた人っているの?

お風呂ダイエットで実際に痩せたひとっているの??

”お風呂ダイエット”について調べてみると、「お風呂で〇kg痩せた!」「毎日のお風呂でダイエットに成功した」なんて言葉を目にすることがあります。

毎日何気なく入っているお風呂。お風呂ダイエットは気持ちよくて苦しいことなんてひとつもない。
そんな楽な方法で痩せられたらとっても嬉しいことですよね。

では、実際にお風呂で痩せられるのか・・・
バスリエスタッフが身体を張って検証してみました!
検証方法は高温反復入浴法(後述でやり方を詳しく記載しています)を2週間。

果たして結果は…

スタッフA 身長159㎝

開始前

体重:49.5㎏

体脂肪:25%


結果

体重:48.4kg

体脂肪:22.5%

スタッフB:身長・体重非公開

結果

体重:-0.6kg

体脂肪:-0.3%

スタッフB:身長・体重非公開

結果

体重:-0.6kg

体脂肪:-0.3%

なんと!

Aさんが-1.2kgものダイエット記録を出しました!
しかし他の2人については誤差というくらいの結果に。
Bさんについては、この程度の増減は日々あるとのことなので、高温反復入浴法が効いたのか、効かなかったのか、微妙なところです。
では、論理的には”お風呂ダイエット”は効果のあるものなのでしょうか。

入浴での消費カロリーは約40Kcal

10分間の入浴で消費できるカロリーは約40kcalと少なめ。

体脂肪1kgを落とすには、約7,200kcalを消費する必要があります。入浴のみで1㎏減量しようとすると、180時間も入浴しなければなりません。一日10分の入浴を毎日…とすると、108日間続ければ論理的には一応1㎏減量できる、ということですね。

但しこれは、食事・運動等のバランスが一日のカロリー摂取量とイコールになる場合のことなので、とても現実的ではありません。入浴前後で体重が変化することがありますが、汗をかいた分など体内の水分量が影響しており、体脂肪が減ったわけではないのです。

なーんだ、お風呂ダイエットは無理なのか ~、とがっかりしているあなた!

お風呂のみでのダイエットは難しくとも、”湯舟に入らないよりは絶対に入るほうが良い”のですよ!

入浴にはダイエットに嬉しい効果が!

では、どうして”湯舟に浸からないより浸かったほうが良い”のでしょうか??

実はお風呂には、静水圧効果・温熱効果・浮力効果、といった様々な効果があり、それらがダイエットにちょっとだけ良い効果をもたらしてくれるのです。 具体的には、次のような効果が期待できます。

静水圧によるマッサージ効果でむくみ解消

お風呂に入ると全身の血管やリンパ管に水圧がかかり、血液やリンパの流れがスムーズになります。手足の先まで巡りが促され、全身に溜まった老廃物や余分な水分が血液やリンパによって流されるのです。

とくに下半身は心臓から遠く、重力の影響もあるため、老廃物や余分な水分が溜まってむくみやすくなります。

むくみは、皮膚表面にボコボコと現れるセルライトの原因です。お風呂による静水圧効果でむくみが解消されると、下半身のセルライト予防につながります。

温熱効果による血行促進で冷え解消

お風呂で血行がよくなるのは、温熱効果による影響も大きいです。全身の血行がよくなると、末端まで血液が行き渡り、冷えが解消されます。

冷えはダイエットの大敵です。体温が1℃下がると、基礎代謝(生命活動を維持するために消費されるカロリー)は約13%少なくなる、とされています。基礎代謝が少ないと1日の消費カロリーも少なくなり、脂肪を燃焼しにくくなるのです。

湯船に10分間浸かると体温が1℃上がり、冷えによる体温と基礎代謝の低下を防ぎ、脂肪燃焼を促せます

浮力効果で自律神経が安定し、食欲を抑えやすくなる

実は、お風呂は食欲のコントロールとも関係するのです。

ダイエットや日々の暮らしによるストレスを多く抱えると、交感神経が優位になり、自律神経が乱れます。自律神経が乱れると睡眠の質が低下し、食欲を抑えるホルモン「レプチン」の分泌が減り、食欲を増進させるホルモン「グレリン」の分泌が増えるのです。

出典

” 健康な人でも一日10時間たっぷりと眠った日に比較して、寝不足(4時間睡眠)をたった二日間続けただけで食欲を抑えるホルモンであるレプチン分泌は減少し、逆に食欲を高めるホルモンであるグレリン分泌が亢進するため、食欲が増大することが分かっています。”

38〜40度のぬるめのお湯に浸かると、全身に浮力が働き、筋肉や関節のこわばりがほぐれて全身がリラックスします。体がリラックスすると心もリラックスし、副交感神経が優位になって自律神経の乱れが整えられるため、食欲ホルモンの分泌を安定させる効果も期待できるのです。

しかしこのお風呂、ちょっと間違えると逆効果に働いてしまうこともあるので、後半で挙げる事柄に注意して入ってみてください。

温浴効果が高まる!種類豊富な入浴剤

ダイエットにプラスになる入り方は?温度や時間・タイミングなどの基本が知りたい!

効果のある基本の入浴法

前項でご紹介した効果を得るには、次のことを守ることが重要です。

  • お湯の温度は38度〜40度
  • 全身が浸かる全身浴を10分〜15分程

入浴のタイミングとしては、ダイエット目的であるならば食事前がおすすめです。

食前に入浴することで胃腸の血管が収縮し、食欲を抑えることができるためです。ただし、空腹時はからだのエネルギーが不足気味であるため、長時間の入浴派めまいや立ち眩みを起こし入浴事故を起こす危険があります。そのため湯温は40℃以下かつ長くても20分以内で済ますということを、必ず守りましょう。

お風呂の中でできる運動をやってみよう

太もも痩せやお腹痩せなど、部分的に引き締めたいところがある方は、湯舟の中でできる簡単なエクササイズも取り入れてみてください。

入浴中は、簡単なエクササイズでも筋肉に負荷をかけやすいというメリットもあります。お湯に浸かると筋肉に水圧や浮力がかかり、シンプルな動きでも筋肉に刺激を与えられるので、シェイプアップに効果的です。ぜひ実践してみてください。

※入浴中にエクササイズをする場合、40度以上の高温のお湯は避けてください。

お風呂の中でできる太もも痩せエクササイズ

  1. 浴槽の中で両足を前に伸ばす
  2. お尻の左右の骨を浴槽の底にしっかりつける
  3. 両手をお尻横、浴槽の横に添えて背筋を伸ばす
  4. 伸ばした両足を左右交互にバタ足させる
  5. 1分間で1セット、30秒の休憩を挟んで合計3セット

お風呂の中でできるお腹痩せエクササイズ

  1. 浴槽の中で体育座りする
  2. 両手で拳を作り、胸の前で拳同士を合わせて両ひじを左右に開く
  3. 息を吐きながらウエストを右にねじる
  4. 息を吸いながらねじりを戻し、吐きながらウエストを左にねじる
  5. 呼吸に合わせて左右交互に15回行う

高温反復入浴法を試してみよう※注意点あり

お風呂で消費できるカロリーは少ないですが、消費カロリーを増やす入浴法もあります。

高温反復入浴法は、休憩を挟みながら高温のお湯に浸かる入浴法です。10分の入浴で約80kcal消費するとされており、通常の入浴消費カロリーの2倍になります。

高温反復法のやり方は下記の通りです。

  1. 40度のお湯に3分浸かる
  2. お湯から出て頭を洗いながら休憩する
  3. 再びお湯に3分浸かる
  4. お湯から出て体を洗いながら休憩する
  5. 再びお湯に3分浸かる

休憩を挟みながら入浴を3分間、合計3回行います。お湯の温度は40度〜42度に設定しますが、初めて行う場合は40度に設定しましょう。

しかし、高温反復入浴法は体にかかる負担が大きく注意点が多い入浴法なので、毎日のお風呂には適しません。高温反復入浴法が体質的に向かない方もいます。高温反復入浴法を行う際は、必ず下記注意点を守って行なってください。

  • 持病がある、貧血、妊娠中の人は控える
  • 体調が悪いときは控える
  • 長湯しない
  • 入浴中に水分補給する
  • 頻度は多くても週1、2回程度に抑える

マッサージで脚のむくみを解消!

通常のマッサージでも、お風呂に浸かりながら行うことでより身体に良い効果をもたらすことができます。

両手で足首を掴んで、圧力をかけながら上部に手を動かしていくという簡単なマッサージでも、血流が改善しむくみ解消が期待できますよ。マッサージ器があれば、そちらも併せて使うとより良いですね。

入浴剤で効果UP!

入浴剤を使用することでお風呂の温熱効果をUPさせ、ダイエットの大敵である“冷え”を緩和するということもプラスαの方法としておすすめです。中でも、無機塩類系・生薬系(特にバンショウやショウキョウ・ケイヒなどのスパイス系)などの発汗・血行促進効果を高めるものを選ぶと良いでしょう。

間違った方法は命の危険も!ダイエット目的の入浴での注意点

お風呂はダイエットに嬉しい効果がたくさんありますが、一歩間違えると大事故にも繋がりかねません。こちらでは、そんな入浴事故が起きないよう、注意点をご紹介します。

お風呂ダイエットの注意点

  • 食後に入る場合直後の入浴は避け、最低でも1時間は空ける
  • 長湯はしない
  • お湯の温度を熱くしすぎない
  • 入浴前後で水分補給をする

食後すぐに入浴すると、胃腸に集中していた血液が全身に分散され、消化不良を起こす可能性があります。食事はお風呂に入る1〜2時間前に済ませるようにしましょう。

ダイエットのために1時間、2時間と長湯をする方も多いですが、長湯をしても消費できるカロリーはわずかです。長湯はお肌の乾燥をまねく原因にもなります。

お湯の温度について、高温反復入浴法のようにあえて高温のお湯に浸かる方法もありますが、基本的には38度〜40度の心地よく入浴できる温度に設定しましょう。

長湯をしすぎて脱水症状を起こす可能性もあります。高温での長風呂は脱水症状や浴室熱中症、ヒートショックなどの入浴事故にも繋がりかねません。

またこれら事故防止の注意点のほかにプラスして大事なこととして、”毎日お風呂に入る”ということが挙げられます。千里の道も一歩から!です。 またお風呂ダイエットはあくまでもプラスのもの。大事なことは、運動や食事制限の中に上手く取り入れて効果を上げていくこと。

以上のことを念頭に置いて、是非あなたのダイエットにお風呂効果をプラスしてみてください。

次項では、お風呂のソムリエが、よりプラスUP効果を期待できるバスグッズをご紹介していますので、是非こちらも参考にしてください。

より効果UPを目指す人へ!おすすめグッズのご紹介

ここでは、ご紹介した入浴効果をより高めてくれる、お風呂のソムリエが厳選したおすすめグッズをご紹介します。

いつでもどこでもマッサージ!

ツボ押し「コリネット」リンプ

腕や足のシェイプアップにおすすめのマッサージグッズです。 手にしっくり馴染むフォルムなので、マッサージ中に手が疲れません。腕や足のラインにピタッと密着し、溜まった老廃物をスッキリ流せます。

おしゃれで小さなフォルムなので持ち運びに便利なのも良いところ。

商品について詳しく見る


効果はもちろん使い勝手もダントツ!

エプソムソルト(国産)

発汗作用もある入浴剤の定番品。追い焚OK、残り湯使用OK、塩素緩和で小さい子供と入れます。
更に肘や踵のマッサージをしたり、クレンジングに使ったり。アロマと混ぜて入浴したり、バスボム作りにも使える、とても使い勝手の良い一品です。 是非お風呂で汗をかいて、スッキリしましょう!


発汗効果+香りの効果でリラックス

「ライフリズム」ムーンエプソムソルト

「ムーンエプソムソルト」は、そんな不思議な魅力のある月のリズムをイメージし、 天然精油のブレンドオイルで香りをつけたエプソムソルトです。もちろん無香のままのエプソムソルトでも良いのですが、ちょっと香りもほしいな・・・という人にはこちらもおすすめです。ダイエットで溜まりがちなストレスを、好みの香りで緩和してくださいね♪


毎日のお風呂が温泉のように!

ヒマラヤ岩塩 入浴剤 魔法のバスソルト

「魔法のバスソルト」は、ミネラルたっぷりのヒマラヤ岩塩で作られた入浴剤。ミネラルの作用で体がポカポカ温まります。 冬だけでなく、冷房で手足が冷える夏にもおすすめ!


お風呂に浸かりながらストレッチ

エクリアバス お風呂で使えるストレッチ筋膜ローラー

湯船にゆっくり浸かりながら筋膜リリースできちゃうストレッチローラー、いかがでしょう。
「筋膜」とはズバリ全身の筋肉の表面を覆う膜のこと。正しい筋肉の動きには柔軟な筋膜が必要不可欠。
でも筋膜は日々の暮らしで癒着したりねじれたりしてしまうんです。
そんな筋膜をマッサージで解きほぐすのが「筋膜リリース」です。


お風呂以外でもダイエット!

「vivora」シーティングボール(LUNO/シェニール)

ファブリックカバーが付いているので、リビングに置けるバランスボール。
座るだけでエクササイズができるシーティングボールです。
洗練されたデザインは、家具にこだわったオシャレなリビングや、オフィスなどにも馴染み、雰囲気を崩さず置く場所を選びません。

↓↓ご紹介したアイテムは「お風呂のソムリエSHOP!」でご購入頂けます↓↓

お風呂のソムリエSHOP!公式サイト

バスリエでは、ダイエットにプラスとなるお風呂の入り方を広めるため、ダイエットとお風呂の実態調査を行っています。簡単な内容ですので、是非ご協力をお願いします。