お風呂上りは、肌が乾燥しやすいことを知っていますか?お風呂上りの肌は、汗や皮脂が洗い流されて清潔ですが、水分が失われやすい無防備な状態です。お風呂上りはフェイスケアだけでなく、体の保湿ケア(ボディケア)もする必要があります。
今回は、ボディケア用品の種類と違いを説明した上で、自分の肌質や季節に合う「ボディケア用品の選び方」や、「正しいボディケアの方法」「ボディケアの順番」をご紹介します。
ボディケア用品の種類と違い
ボディケア用品には、様々な種類がありますが、「肌に水分を補うアイテム」「肌に油分を補うアイテム」「肌に水分と油分を補うアイテム」の3つに大きく分けることが出来ます。
ボディローション(化粧水)
ボディローションは、「肌に水分を補う」アイテムです。ヒアルロン酸などの保湿成分を含む水分(ローション/化粧水)を肌に塗り広げることで、お風呂上がりの肌を乾燥から守り、肌から失われた水分を補います。ボディローション(化粧水)による保湿は、ボディケアの基本です。肌の潤いは、もちもち感やツヤ感など、見た目にも大きな影響があるため、デコルテや脚など、全身を保湿しましょう。手が届きにくい体の背面は、スプレータイプのボディローションを使うと、スキンケアしやすくなります。
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ボディクリーム
ボディクリームは、「肌に油分を補う」アイテムです。水分も含みますが、油分の方が多いため、こっくりした重めのテクスチャーです。ボディクリームは、ボディローションで水分を補った後に使うと、相乗効果で保湿力がアップします。ボディクリームの肌への浸透はゆっくりですが、そのぶん保湿効果が長時間続くので、ナイトケアや乾燥が気になる部位のスペシャルケアにおすすめです。ボディクリームは、乾燥肌の人や、寒い季節のケアにも向いています。
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ボディミルク
ボディミルクは、「肌に油分と水分を補う」アイテムです。油分と水分のバランスが良いため、さらりとしたテクスチャーです。油分と水分を同時に補えるため、ノーマル肌~オイリー肌の人であれば、ボディミルク単品で使うのも良いでしょう。ボディミルクは、伸びが良いので、胸からお腹など、広い範囲にも塗りやすく、塗り広げやすいアイテムです。ボディクリームと比べると、ボディミルクの保湿力はやや控えめですが、肌に速く浸透するので、べとつきを気にせず、ケア後すぐに下着やパジャマを着ることが出来ます。
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ボディジェル
ボディジェルは、「肌に水分を補う」アイテムです。油分が極めて少ないため、さっぱりしたテクスチャーで、軽いつけ心地です。ボディジェルは、肌から水分を逃がさないようにする役割の油分が少ないため、保湿効果の持続力では、ボディクリームやボディミルクに及びませんが、肌への浸透が早いというメリットがあります。汗や皮脂が多くなる夏場や、オイリー肌の人におすすめのアイテムです。
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ボディオイル
ボディオイルは、「肌に油分を補う」アイテムです。化粧水とオイルを振って混ぜて使う二層式オイルなどもありますが、油分を補うことに特化しています。ボディオイルは、単独で使うよりも、ボディローションなどで水分を補った肌に使うと、相乗効果で保湿力がアップします。ボディオイルは、数滴を手のひらで温めるように広げて、両手で肌を包むように塗布します。1回に使う量は、ごく僅かなので、トータル的にコスパの良いアイテムです。
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ボディケア用品の選び方
ボディケア用品は、自分の肌質を考慮して、いつも使っているフェイスケア用のアイテムと同じタイプのアイテムを選ぶのがおすすめです。ボディケア用品は、毎日使うものなので、好きな香りor無香料など、香りの好みも考慮して選ぶことが大切です。好きな香りのアロマ成分が入っているボディケア用品ならば、リラックス効果も期待できます。
肌質による選び方
ボディケア用品は、ボディローション+「肌に油分を補うアイテム」の組み合わせで使うのがおすすめです。
乾燥肌なら、ボディクリームorボディオイル。ノーマル肌なら、ボディミルクをボディローションの後に使いましょう。オイリー肌なら、ボディミルクorボディジェル単品でもOKです。もちろん、テクスチャーや保湿力、香りの好みに応じて、好きなアイテムを使って構いません。使用感を確かめながら、ベストなボディケアを探しましょう。
季節による選び方
気温と湿度の高い夏と、空気が乾燥する秋冬では、フェイスケアと同じように、ボディケアのアイテムも変えるのがおすすめです。
夏場は、軽めのテクスチャーのボディジェルやボディローション。秋冬は、重めのテクスチャーのボディミルクやボディクリームをラインナップに加えます。基本的に、テクスチャーが重いほど、保湿力が高まる傾向があります。乾燥する季節は、「肌に油分を補う」ことを意識して、油分の多いボディケア用品を選ぶと良いでしょう。
お風呂上がりの正しいボディケア方法
お風呂上りのボディケアをする前には、全身の水分を拭きとる必要があります。肌や髪に水分が残っていると、水分が揮発しようとして、どんどん肌や髪が乾燥していきます。そのため、お風呂から上がったら、手早く全身の水分を拭きとることが大切です。そのあとに、ボディケアを正しい順番で、なるべく素早く行います。
1.水分を拭き取る
体の水分を拭く時は、タオルで肌を優しく包むように拭きます。バスローブがあると、はおるだけで全身の水分が拭えるので、とても便利です。ごわごわしたタオルで体をこすってしまうと、肌ダメージを受けてしまうので、タオルの手触りが悪くなってきたら、柔らかいタオルと交換します。吸水性の高い大きめのバスタオルもあると、時短になって便利です。
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2.ボディケア用品でケアする
体が拭けたら、ボディケア用品でケアします。自分の肌質に合うアイテムを1〜3つ選んで使います。アイテムを使う順番は、「肌に水分を補うアイテム」→「肌に油分と水分を補うアイテム」→「肌に油分を補うアイテム」です。この流れさえ守れば、アイテムは好みで選んでも大丈夫です。迷った時は、ボディローションで保湿後、ボディクリームorボディミルクorボディオイルのいずれか1つを選んでボディケアしてみましょう。
3.ハンドケアを行う
ボディケアと同時に、手のケア(ハンドケア)もしましょう。ハンドケアは、ボディケアのついでに、ボディローションやボディクリームを塗布するだけでOK。もちろん、ツボを押したり、マッサージするのも肌に良い効果が期待できます。手の甲や指先は、乾燥による肌荒れ(手荒れ)が起きやすいので、意識的にケアしていきましょう。
ボディケア時の注意点
入浴後10分以内に行う
ボディケアは、お風呂上りにすぐ、入浴後10分以内に行うのが理想です。まず、タオルで手早く体の水分を拭きとり、ボディローションで「肌に水分を補う」→ボディローション塗布後すぐに、「油分を補うアイテム」を塗って、肌から水分を逃がさないようにするという、順番が重要です。お風呂上がりの肌は、水分が失われやすいので、手早くボディケアしましょう。
摩擦を起こさない
肌ダメージの原因の一つが、肌への摩擦です。お風呂上がりの肌は、ふやけて柔らかくなっているため、いつもより傷つきやすい状態になっています。体を拭くときは、肌をごしごしと擦らないように、タオルで肌を優しく押さえて水分を吸わせます。ボディクリームを塗る時も、肌を擦らないように注意して、優しい力で塗るようにします。
ムラのないように塗る
ボディケア用品のスキンケア効果は、適量を塗布することで発揮されます。そのため、ケアアイテムは、塗り残しやムラのないように塗ることが重要です。両手のひらの上で温めるようにしてボディクリームやボディミルクを伸ばしてから、手のひらを押し付けるようにして体に塗るとムラや塗り残しが減ります。スプレータイプのボディローションは、肌の上をゆっくりと往復させると、ムラなく噴霧できます。
正しいボディケアには入浴法も重要
身体の乾燥を予防するためには、お風呂の入り方もポイントです。お風呂の基本の入り方は、”ぬるめの温度(38~39℃)で15分程度の入浴”。熱すぎるお風呂や長く浸かり過ぎるのはお肌の乾燥のもと。入浴中は発汗により体内の水分も減っていくので、お湯が熱く長湯になるほど、どんどんと水分がなくなっていきます。少し長めに入りたい場合には半身浴にしてみたり、入浴中も水分補給をするなどの工夫を行うようにしましょう。
また、美容保湿成分入りの入浴剤を使用するなどの工夫もおすすめです。バスミルクやバスオイルなどは美容成分・保湿成分入りで、お肌の乾燥を防いでくれるものが多いので、是非取り入れてみてくださいね。
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インバスボディケアもおすすめ
インバスボディケアとは?
インバスボディケアとは、お風呂の中(=インバス)で行うボディケアのこと。体を洗った後に、肌に水分がついている状態で行うボディケアのことです。温かく湿度の高い浴室から出ずにボディケアできるため、肌の乾燥を気にせず、肌寒さや髪から落ちる水滴も気にしないで、ゆっくりと落ち着いてボディケアすることが出来ます。
インバスボディミルクやクリームの選び方&使い方
インバスボディケア用のアイテムには、インバスボディミルクやインバスボディクリームがあります。一般的なボディケア用品は、体の水滴を拭き取ってから使わないと効果が出にくいのに対し、インバスボディケア専用のミルクやクリームは、体の水滴を利用して、保湿成分を肌に広げます。そのため、インバスボディケアには、インバスボディケア専用のアイテムを使う方が効果的です。
インバスボディケア用品は2種類、洗い流さないタイプと洗い流すタイプがあります。洗い流さないアイテムは、濡れた肌に塗り広げるだけでOK。塗り終わったら、すぐにお風呂から出られます。洗い流すタイプは、塗布後にシャワーで流すことで、体の隅々まで保湿成分を行き渡らせます。洗い流すタイプは、手の届きにくい背中やおしりの方まで保湿成分を広げることが出来るのがメリットです。
まとめ
お風呂上りには、ボディケアが必要です。バスローブや吸水力の高いタオルを活用して、手早く体を拭いた後、自分に合ったボディケア用品を使ってケアをしましょう。肌に水分を補う→油分を補う。この順序を守れば、ボディケアはカンタンです。まずは、好きな香りのアイテムを使って、お風呂上がりのボディケアをはじめてみましょう。
バスリエでは、お風呂上がりのボディケアに関するアンケート調査を行っています。簡単な内容ですので、是非ご協力をお願い致します。