2021.05.06

湯治とは?効果や歴史、お手軽な現代湯治のご紹介

湯治とは?効果や歴史、お手軽な現代湯治のご紹介

みなさんは、医療目的で温泉に浸かる「湯治(読み方:とうじ)」体験をしたことがありますか?

日本では古くから、温泉を療養目的で利用し続けてきました。その代表例が、「湯治」と呼ばれるものです。
この記事では、そんな伝統的な湯治とともに、忙しい現代人に向けた現代的な方法もご紹介していきます。

湯治とは?

そもそも、みなさんは湯治についてご存じでしょうか?
ここではまず湯治とはどんなものなのか、その歴史と温泉旅行との違いについてご紹介します。

湯治とは何?

湯治とは、旅館に1~4週間ほどの長期間滞在して、病気やケガなどの温泉療養を行うことです。

日本では古くから温泉が療養目的としても利用されてきました。湯治の本質はさまざまな成分が含まれている温泉と、温泉地を取り巻く豊かな自然のリフレッシュ効果によって、人間本来の自然治癒力を高めることにあると言われています。

今日でもアトピーや癌(がん)、リウマチやヘルニア、神経痛や骨折などの療養を目的にした湯治が行われ続けています。

湯治の歴史

温泉と言えばいまでは観光地としてのイメージが一般的ですが、じつは元々は湯治をする場所でした。

この温泉の医療利用については、約1300年前にはすでに行われていたそうです。現代のようには衛生や医療の知識が十分に発達していなかった時代において、入浴や飲泉というかたちで温泉療養が行われ続けてきました。

また、仏教においては病を退けて福を招来するものとして入浴が奨励されたことも、湯治が盛んになった理由の1つと言われています。

しかしながら、湯治を行っていたのは権力者など一部の人に限られていたのが実情でした。それが江戸時代になると一般の人の間でも湯治が盛んになり、それが今日まで続いているわけです。

どんな効果があるの?

湯治にはさまざまな効果効能が期待できますが、温泉にはさまざまな成分が含まれているため、入り方によっては逆に体調を崩してしまうケースもあります。ここでは、湯治による「天地効果」と「湯あたりしにくい泉質」についてご紹介します。

天地効果

温泉に入ってリフレッシュする理由の1つに、「天地効果」があります。

天地効果とは、普段生活している環境とは違う場所に行くことで得られるリフレッシュ効果のことです。温泉は自然に恵まれた場所にあることが多いので、その天地効果をより得ることができると言われています。湯治となると長期間その宿に滞在することによって、日常の生活の場から長い間離れることになりますので、より大きな天地効果を得られることが期待できます。

湯あたりしにくい泉質

湯あたりとは、温泉に含まれる温泉成分によって、頭痛・めまい・発熱・嘔吐などの体調不良を起こすことです。自宅のお風呂でも起こすような「のぼせ」とは、そもそも起きるメカニズムが異なるわけですね。

湯あたりが起きるのは、温泉成分が身体に合わないためです。つまり刺激の弱い温泉成分からなっている泉質が、湯あたりしにくい温泉地と言えます。具体的には、「単純温泉」や「二酸化炭素泉」などが低刺激で湯あたりもしにくい泉質です。

一方で、刺激の強い「酸性泉」は湯あたりしやすく、かつ皮膚が弱い人には向かない温泉の泉質です。 また「好転反応」と言って、一時的な体調不良の場合もありますので、その場合は2~3日経つと次第に温泉に慣れてくる場合があります。

基本的なやり方

では実際に湯治に行った場合、どんな風に宿で滞在期間を過ごして、どんな風に入浴すればいいのでしょうか。そちらを、これからご紹介していきます。

湯治滞在中の宿でのサイクル

宿に長期間宿泊する湯治ですが、その基本サイクルは1週間単位です。それを「一廻り」と呼びますが、それを三廻り=3週間 にわたって繰り返すことで、体調を正常に戻す効果があるとされています。

初日から3日目までは1日2~3回の温泉に浸かり、湯あたりをおこしやすい4日目で入浴を休むか1日1回の入浴に控えます。そして5日目から7日目までは、また1日2~3回のペースに戻すというのが一般的です。

これを「三日七廻り」と言います。

温泉に浸かる際の入浴作法

温泉に浸かる前は、まずは身体を温泉に慣らすために、足・腰・肩・胸の順番に温泉をかけ湯します。その後に半身浴で身体を慣らしましょう。

実際に温泉に浸かったら、最初は3~10分位にとどめておきます。そうしたら1度温泉から上がってひとやすみ。その後またしばらく入浴します。温泉から上がった時には、シャワーを浴びないようにしましょう。身体に付着した温泉の成分をそのままにしておくことで、湯上り後も温泉の効能が期待できます。

温泉から上がったら、汗をたっぷりかいたはずなので水分補給をとるようにしましょう。そして温泉入浴によって血圧も大きく変動していますので、30分以上は休憩します。

この入浴をこれを1日に何度も繰り返し、それを「三日七廻り」続けるわけですね。

お家で湯治の新提案

ここまで湯治についてご紹介してきましたが、しかし実際には長期間のお休みを取るのが難しい方も多いはず。そこで、ここでは温泉宿に行かずとも自宅でできる「プチ湯治」のご紹介をしていきます。

ひそかに流行っている、「プチ湯治」

基本サイクルが3週間だと、忙しい現代人にはなかなか確保できない日数です。

そういった関係から、実は昨今では「プチ湯治」がひそかに流行っています。
プチ湯治とは、宿に2泊3日~3泊4日の短期滞在することによる、ちょっとした湯治体験のこと。日々忙しく働いている人たちが肉体的な疲労や精神的なストレスを取ったり、免疫機能を整えたりするための湯治が、いま「プチ湯治」として知られるようになってきました。

入浴剤を利用した、ご自宅での「プチ湯治」のご提案

温泉宿に行ってプチ湯治を行うのもなかなか難しい方におすすめしたいのが、入浴剤を利用して自宅で行う「プチ湯治」体験です。

自宅で行うプチ湯治は、実は歴史的にも行われてきました。

日本では中世のときから、温泉を自邸や別荘まで運ばせて湯治をする人々がいました。しかし温泉を運ぶには人手が必要となので、上流階級の人しか行うことができませんでした。それが今は、さまざまな入浴剤を気軽に購入できる環境ですので、だれもが自宅でプチ湯治を利用できる環境にあります。
一人で旅行に行きにくい方でも、このプチ湯治の方法なら気軽にチャレンジできるはずですよ。

入浴剤「浴玉(Yokudama)」

「浴玉(Yokudama)」とは、ご自宅にいながら本格的な温泉気分を味わえる入浴剤です。

「浴玉」のこだわりは、温泉法の定義にある温度と残存物質の量、バランスをなるべく温泉に近づけるようにしている点です。そのため、本格的な温泉感を体感できるわけですね。

楽しみ方は、まずはぬるめのお湯でシュワシュワとした炭酸浴をお楽しみいただきます。そしたら足し湯で40度くらいまでちょっと湯温を上げて、浴衣生地で作られた浴玉をよく揉んでください。すると、成分が溶けだしてきてとろみのあるにごり湯を満喫できる、1つで2種の温泉気分を味わえる入浴剤となっています。

浴衣生地にころんとしたフォルムも可愛らしく、見ているだけでもなんだかほっこりする入浴剤。ギフトにももちろんですが、まずはご自身へのご褒美のおうち温泉として使って頂きたい自慢の品です。楽天ショップ等でも販売しておりますので、是非お試しください。