またコロナが猛威を振るっています。
自宅待機・自宅療養、そんな言葉が日々身近になっており、今こそ「家でできる」ことをしながら過ごしたいものです。
病院に行きたくても行けない、自宅から出れない、
そんな状況でも少しでも回復させたい…
そこでお風呂のソムリエ的ご提案が「おうち湯治」です。
一般的には、湯治=温泉療養ですが、それを「おうち」でやりましょうというものです。
湯治(とうじ)とは?
湯治(とうじ)とは、病気やケガなどの治療を目的として温泉に入り、その効能で療養することです。「湯」は薬湯、「治」は治療を意味し、日本では古くから医療法として認められてきました。温泉地に一週間程度滞在して時間をかけて行います。
湯治の本質はさまざまな成分が含まれている温泉と、温泉地を取り巻く豊かな自然のリフレッシュ効果によって、人間本来の自然治癒力を高めることにあると言われています。
実際に、コロナに感染した方々としていない方々の入浴習慣について調査したところ、お風呂に毎日入る(お湯に浸かる)方がコロナに感染しにくい、というデータが出ました。
Q.週に何回湯船に浸かりますか?
バスリエ調べ2022
さらに、感染していない方のほうが入浴剤使用頻度が高いことがわかりました。
入浴剤の種類にもよりますが、入浴剤を入れることにより温浴効果が上がり免疫力が高まっている可能性があるといえます。
バスリエ調べ2022
入浴以外の部分も見てみます。食事や運動への意識の違いでどのような変化があるのでしょうか?
Q.栄養バランスのよい食事を心がけていますか?
Q.1日30分程度の運動を行っていますか?
バスリエ調べ2022
普段食事に気をつけている方のほうが感染しにくい、これは案の定な結果な気がしますが、
運動をしている・していないでは、運動はしていない方のほうが感染しにくいことがわかりました。
これは体調面というよりも、運動するために外出する確率が上がる=感染率があがる、とも読み取れます。
これらの結果を見ると、食事や運動ではコロナ感染に関して大差がないようにも思え、
家の中に居ながら免疫力を高め健康を維持するには「入浴」がベストといえるのではないでしょうか。
お風呂の入り方にほんの少し意識を向けるだけで、体調は改善できます。
お風呂に入るという行為は体や髪を洗うためだけではありません。お風呂の温浴効果で免疫力はアップしますし、心と体への癒しも得られます。
不安やもどかしさを抱えながら過ごしているおうちでの時間を、ポジティブで有意義なものにするためにも「おうち湯治」はじめませんか?
【調査概要】
調査期間:2022年2月2日~2022年2月5日、調査対象者:新型コロナウィルス感染予防対策に関心の高い男女504名、調査方法:インターネット調査
お風呂のソムリエご提案
おうち湯治
おうち湯治は、自宅待機や自宅療養の方におすすめのプログラムです。
1日24時間のうちの数時間を「入浴時間」に費やすことで免疫力を高めます。
温泉で行う湯治のように1週間継続することで、その効果がより上がります。
もちろん、療養を必要としていない方にもおすすめのプログラムになっておりますので是非お試しください。
※ご家族や恋人など、同居している方がいる場合は承諾を得てから行いましょう。
朝
起床→準備
step.01
おうち湯治の環境づくり
- 家の中(居住スペース)の室温を25℃程度に設定。(リビング・廊下・脱衣所など)
- 浴室の室温も25℃で湿度90%ほどにする。
point
換気扇を止める。
熱めのシャワーを3分ほど床や壁に掛けて浴室をあたためる。
step.02
シャワーを浴びる
- まずはぬるめのシャワーを全身に浴びる。最初は右の足先から。全身を下から上の順に浴びる。
- 少し温度を上げて髪や体を軽く洗う。
step.03
熱めのお湯に浸かる
目的
交感神経を優位にして、心と体を活動モードに切り替える
入り方
全身浴
浸かる時間:短め(3分~5分)・お湯の温度:熱め(体温+6℃)
おすすめ入浴剤
お風呂の炭
湯張りの段階からお風呂の炭を浴槽に入れておくことで、アルカリ単純泉のような優しいお湯に。
お湯のPHが弱アルカリに寄ることでお湯の塩素が中和され、お肌もスベスベすっきり。
浴槽のお湯は昼までそのまま放置。
朝食→仕事→ランチ
昼
ぬるめのお湯に浸かる
目的
副交感神経を優位にして、心と体をリラックスさせる
入り方
半身浴
浸かる時間:長め(20分~30分)・お湯の温度:ぬるめ(体温+2℃)
※朝使用した「お風呂の炭」をお風呂から取り出しましょう。
おすすめ入浴剤
バスリエH2バスパウダー
湯張りの段階からお風呂の炭を浴槽に入れておくことで、アル炭酸泉のようなぬるめのお湯で泡つきの良い水素浴。
午前の疲れを癒やし、気持ちの切り替えも兼ねたリラックスバスタイム。
休憩→夕食
夜
適温のお湯に浸かる
目的
副交感神経を優位にしてリラックス。1日の最後を締めくくり質の高い睡眠を目指す
入り方
温冷浴
湯船に浸かって体を温める・冷たいシャワーで体を冷やすことを繰り返す入浴法
浸かる時間:長め(20分~30分)・お湯の温度:適温(体温+4℃)
※温冷浴は熱すぎたり、冷たすぎると感じない範囲で行いましょう。
おすすめ入浴剤
魔法のバスソルト
塩化物泉のようなポカポカ入浴。温泉成分などにも含まれるナトリウムが、皮膚のタンパク質と結合して肌に膜を張ることで保温・保湿効果が高まります。お風呂上がりもポカポカします。
睡眠に備えて浴室の明かりを消したり、温冷浴により適度な疲労感を与え睡眠へと誘います。
自宅で本格温泉!
自宅のお風呂でより温泉を感じたい、日常からちょっと離れたいetc…そんな日もありますよね。
そこでおすすめなのが、自宅で疑似入浴体験ができると話題の「温泉VR」。
VRゴーグルを装着して動画を観ながらお風呂に入る、目の前に広がる様々な温泉風景に癒され、自宅のお風呂が本格露天風呂。
硫黄系の香りの入浴剤を入れてお風呂に入れば、文句ないしの天然温泉気分を満喫できます。
また、「宅配温泉」というサービスもあります。
宅配温泉とは全国各地に沸く温泉をポリタンク等に入れて自宅まで配達してくれるサービスで、おうちのお風呂で好きな温泉の湯に浸かることができるというものです。
オンラインの通販などでも販売しているので、ポチるだけで温泉が届くという驚きのサービスです。
もっと手軽にカンタンにおうち温泉を楽しみたい、そんな方におすすめなバスグッズもございます。
入浴剤:浴玉
浴玉は、温泉法の定義にある温度と溶存物質の「量」・「バランス」と温泉の本質を再現した、本格的な温泉感を体感できる入浴剤。これ一つで、炭酸泉からにごり湯をお楽しみいただけます。日常から離れてゆっくり過ごす温泉での醍醐味を、ご自宅で再現します。
詳しくはこちら
元の暮らしに戻れるまではまだ時間がかかりそうです。
何ができるか、何をすべきか…
できることは「ただ待つ」だけではありません。
どんな時間でも少し考え方を変えるだけで、苦しい時間が有意義なものになる可能性はあります。おうち時間を有意義で豊かなものに…「おうち湯治」はじめませんか?
松永 武( まつながたけし )
お風呂のソムリエ・バスリエ・温泉入浴指導員(厚生労働省)・温泉健康指導士・バスリエ株式会社 代表取締役・一般社団法人HOT JAPAN 代表理事
スターダストマーケティング所属。
お風呂好きが講じて寝具メーカーを退職後、2005年にお風呂グッズの専門店を開業。バスグッズマニアとして「マツコの知らない世界」をはじめテレビ・ラジオ・雑誌などで活躍中。
株式会社SDM(スターダストマーケティング)
https://www.s-d-m.jp/talents/matsunaga-takeshi/
担当:北村(090-5219-5272)
※メディア関係のお仕事はこちらにお問い合わせください