日本人は世界でも類を見ないほど大のお風呂好き。その心地よさについ何十分も浸かってしまう…というかたも少なくないでしょう。
でもちょっと待って!
長風呂が大好きな人は、湯船から立ち上がったらめまいがした、喉がカラカラに乾いていたといった経験があるのではないでしょうか?そんな症状が出ているということは、お風呂にちょっと長く浸かり過ぎたのかもしれません。
当記事では入浴事故の危険も伴う“長風呂”について、詳しく解説していきます。
長風呂ってどのくらいの入浴時間のこと?どんな効果があるの?
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一般的にリラックスできる入浴時間というのは10分~15分とされています。20分くらいまでなら浸かっている人も多いかと思いますが、それ以上になってくると、“長風呂”と言われる境目となります。
長風呂のメリットは?痩せるってホント?
身体がしっかり温まる
なんといっても長風呂は全身がしっかり温まります。そのため、夏場はそうでもないかたでも、寒い冬の時期はついつい長風呂になってしまう・・・というかたもいることでしょう。
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1人の時間を満喫できる(勉強や読書に集中できる)
お風呂は密室で1人きりになれる貴重な時間。考え事をするには丁度良い空間ですし、勉強や読書などを始めると、その心地よさも相まってついつい没頭してしまいがちです。
上記以外に、長風呂でダイエット、といったことも耳にします。確かにお風呂に入ると多少のカロリーを消費することはできますが、長く浸かれば良いというものではありません。消費されるカロリーは微小なもので、むしろ長く浸かりすぎることでお肌の乾燥など、美容に悪影響が出てしまう危険もあります。次項では、そのデメリットについて詳しく述べていきます。
お風呂のお供に!入浴剤
長風呂は危険?デメリットって?
前述の通り、長風呂にはメリットもありますが、時には命の危険を伴う大事故に繋がるようなデメリットもあります。では、具体的にどんなデメリットがあるのでしょうか。
のぼせる
血圧の急激な上昇によると考えられる“のぼせ”も、長風呂により発症する可能性が高まります。のぼせの症状としては、動悸や頭痛、頭がぼーっとするなど様々な症状が挙げられますが、これにより転倒し頭を打ったり、溺れるなどして大事故に繋がることがあります。
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お肌の乾燥を招く
お風呂は皮膚の古い角質を取り除く清浄作用がありますが、長時間浸かりすぎると、必要な皮脂まで流してしまい、これにより乾燥が引き起こされます。
身体への負担が大きい
入浴の効果としては血行促進もそのひとつになりますが、これにより血圧が高まり心臓への負担が大きくなります。リラックスできる程度の15分程度の入浴であれば良いのですが、これを超えると血圧上昇の幅が大きくなるので危険です。
自律神経の交感神経が優位に(リラックスできない)
基本的にお風呂は適切な温度で適切な時間だけ入浴すれば、自律神経のうちの副交感神経が優位になり、リラックス効果を得られ安眠にも繋がります。しかし長時間浸かることにより交感神経のほうが優位になってしまい、体が興奮状態になってしまいます。
湯上がりはバスローブでリラックス!
やっぱりやめられない!長風呂がしたい場合の入浴法
長風呂のデメリットは理解できたけど、やっぱり長風呂が大好きでやめられない!そんな場合は下記の点に気をつけて入るようにしてみましょう。
半身浴で30分まで
長風呂をしたい場合は身体への負担の少ない半身浴にしましょう。ただし半身浴でも時間は30分までの入浴に留めるようにします。時間を忘れないよう、浴室内に時計を置いておく、タイマーをセットするなども合わせて行うのがおすすめです。
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水分補給をこまめに
基本的に入浴前後の水分補給は必須ですが、少し長めに入りたいという場合は、ペットボトル水を浴室に持ち込み、こまめに水分補給をするようにしてください。自身では平気だと思っていても、気が付かないうちに体の水分は減っています。
家族がいる時間に入る
万が一のことが起きた際、助けが呼べるよう家族が家に居る時間帯に入浴するようにしましょう。
無理をしない
入浴中ちょっとでも身体の異変を感じたら、入浴をやめるようにしましょう。湯船から出る際は急に立ち上がるのではなく、浴槽のフチにつかまりゆっくり立ち上がるのがポイントです。
お風呂は密室の空間でついつい長湯しがち。しかしそこに潜む危険性についても十分に理解し、上手にお風呂を活用していきましょう。
バスリエでは、入浴習慣に関するアンケート調査を行っています。簡単な内容ですので、是非ご協力をお願い致します。