汗、ちゃんとかいてますか?
私は自転車通勤なんですが、道中は爽やかな風を感じて気分がいいのですが会社に着いた途端、汗がどっと出て困ってます…。
パソコンを立ち上げながら、汗が引くまでウチワをパタパタ。
はぁ~~~暑いよぉ…。
首筋や額の汗を拭うたびに、思い出す若かりし頃。
実は私、昔は汗をかきにくい体質だったんです。
暑さはちゃんと感じているのに、汗が顔に出ないのでどんなに暑くても「涼しい顔をしている」とよく言われていました。
いい気になって勝手に「女優肌なんで」なんてドヤ顔をしていたものです。
汗をかかないという事は、冷え症、疲れやすい、むくみやすいといった弊害もあるのに、それら全部”若さ”という勢いだけで押し切って気にしていませんでした。汗っかきな兄弟や友人を見て、汗をかかなくて済むって楽だな~なんてお気楽に考えていた当時の私、バカたれ!と叱ってやりたい。
そんな私ですが歳を重ねていくと、やはり体調不良に気付かない振りはできなくなるわけです。
そうなってようやく、このあまりに汗をかかない体に不安を感じて、これはヤバいと、体質改善をしよう!と気を使うようになりました。
色々試行錯誤を繰り返し、サウナに入っても出なかった汗が、今では普通に暑い日、首筋や額に流れるようにまで回復。
毎年冬に困っていた”しもやけ”もなくなりました!
一応女子なので、今日みたいにド汗をかくと色々面倒くさい事もありますが、それでも汗をかかなかったあの頃に比べると体調もいいし、やっぱり自然体が一番だなと実感しています。
そう言えば汗、あんまりかかないかも…そういう人は体の中に悪いものが溜まってます。
ちゃんと汗をかく体にしないと、たまに出る汗が臭ったりべたついたりするいや~な汗になってしまいますよ。
現代人は汗をかきにくい?

汗をかきにくい人の原因は主に
- エアコンの普及でいつでも快適な環境。体温調節機能の衰え。
- 緊張とストレスにさらされている。
- 水分をとらない。
- 新陳代謝が悪い。
この4つが代表のようですね。
エアコンが普及して、今ではお家や会社では冷房が付いているのがあたりまえ。
特に夏は建物の外と中の温度差に自律神経も乱れまくり。体温調節機能も混乱するわけです。これでは体調不良にならないほうがおかしいくらいですよね。
(ちなみに…私は家が貧乏だったのでエアコンはなく、のびのび田舎暮らし、井戸水だったからお水大好きで飲みまくり。上の3つには当てはまりませんでした。
ただ新陳代謝がすこぶる悪いってだけだったようです。でもそれが一番身体に悪そうですよね…トホホ。)
それなので、今は①の理由で汗をかきにくい人や、夏なのに冷房で体が冷えきった冷えの冷え症の人も増えているようです。
暑い夏はなにをやっても汗をかきます。ということは逆に体質改善には絶好のチャンスともいえるんじゃないですか?
猛暑・酷暑なんて言われるほど毎年気温が高くなってきていますので、汗をかかないと内部に熱が溜まって熱中症になる危険性が高まります。
ちゃんと汗をかくと、夏バテ・体調不良にもさようならできます。
今年は”カラダを夏”にして、暑さを楽しみましょう!
爽やかな汗をかこう!

汗をかくってどんなイメージですか?
爽やか青春? べたつくイヤな感じ?汗には”爽やか”と”べたつく”と2種類の対称な印象があるように、実際”いい汗”と”悪い汗”があります。汗の成分とかなんとか、いい汗と悪い汗の細かい区別方法とかありますが、それを説明し出すと長くなるので省略して一言で言うと、
“気持ち悪くない汗”が、いい汗です。
べたっとしていたり、臭かったりするものは悪いものなんです、たいていの場合。
あ、適当な事言ってるとか、思いました? でもそれで合ってるんですよ、イヤ本当、マジでマジで。
だって、ズボンのベルトにお腹が乗っているような、不健康そうな巨体の人のかく汗は、臭そうでべたつきそうって思いませんか?
汗が出にくい体質の人が出す汗はこっちの悪い汗です。そう考えたら「汗が出なくて楽」なんて言ってられません。
逆にスポーツ選手やイケメン、アイドルの汗って無味無臭サラッと爽やかでキラキラっと輝くイメージですよね。
なんにでもイメージトレーニングって大事。さぁ、皆さんは今日から爽やかアイドルです。アイドルは臭い汗なんかかいてちゃダメです。
スポーツドリンクのCMのような、健康的で爽やかな汗をかきましょう。
手っ取り早いのはやっぱりお風呂。

じゃぁ、そんな爽やかな汗をかくようにするには、どうすればいいの?
そもそも汗をかくという事はエネルギーが(略)ということで、またしても一言で説明しちゃいますが、ようは新陳代謝をあげればいいんです。
と、いうことならやっぱり一番効果があるのは運動でしょうね。ウォーキングやジョギングなど有酸素運動が効果的のようです。
あ、 今”運動”と聞いただけで「あ~もうヤダ。このままでいい」と諦めた人、手を上げて~。
ですよね、わかるわかる! ただ歩くだけと言われても、「運動」という言葉に拒絶反応出てしまいう気持ち、わかります。(だって私だもん!)
なのでそういう時は、もっと低いハードルから始めるのが長続きの鉄則!
それがそう、お風呂です。
日本人ははるか昔からお風呂は生活に密接しています。だから、運動のように頑張る事も、食事改善のように考える事もありません。なんなら逆に”ぼへ~~”っとただお湯に入るだけです。そう考えたら気楽に出来そうな気がしますよね。
汗をちゃんとかくようになると、エネルギー消費量が増えるので太りにくい体になりますし、基礎代謝が上がると血液のめぐりが良くなるので、冷え性の改善にも役立ちます。
基本的に人間は単純な生き物なので、ちょっとでも”あれ? なんだか調子がいい?”って実感を得ると、じゃぁいつもよりちょっと遠回りして歩こうかな、とか、体にいいご飯食べようかな、自然とやる気が出てきます。
ハードルの高い”運動”や”食事改善”なんかは、やる気が出てからで充分です。まずは始めることが大事。
お風呂に入って汗をかく、そこから始めましょう!
体質改善には半身浴。

説明も不要なくらいもう一般的になった入浴法ですが、ここは説明させて下さい。
半身浴は
- お湯に浸かっている下半身は体を温める為、
- 外に出ている上半身は“汗をかく→蒸発させる”というサイクルを体に覚えさせるトレーニングの為
と、とっても効率的なんです。
お湯の温度はぬるめ37~38℃。だいたい自分の体温より2~3℃くらいが理想です。
体のみぞおちまでのお湯で、浸かる時間は長くても20分くらいまで。
リラックスしすぎて”このままもう少し~”と入っていたくなる場合、長湯をしたい場合は必ずお水を用意して置いて下さい。脱水症状になる危険もありますので、何事にもほどほどがいいですよ。
温まるまで肩が冷えて寒い…という場合は、肩に乾いたタオルをかけて下さい。
固く絞ったタオルでも大丈夫ですが、時間が経つと冷たくなってしまう場合があります。
時々ザブン、と全身を浸かって温まっても大丈夫です。ただ、汗をかく練習も兼ねていますし、タオル同様時間が経つと濡れた部分が逆に冷えてしまうので、上半身をお湯から出したあとは必ずタオルで水分を拭き取るようにして下さいね。
今日からお風呂で体質改善!
爽やかキラキラな汗になれば、外で汗をかいても臭いの心配がなくなります。
だって無臭でサラッと乾く汗だから。
いっそ汗腺全開で、夏を満喫してください!
あったら便利。+αのお風呂の友。
より効果を出すために、バスソルトやエプソムソルトなどを入れると、汗をかきやすくなります。
浴槽内のミネラル分の影響で「人→お湯(吸収)」という流れが「人→お湯(排出)」となり、汗が出やすくなります。
頑固なほど汗が出にくい方は、チャレンジしてみてください。特にエプソムソルトの発汗作用にはビックリしますよ。
体臭予防にはお酢やアロマオイルを。
身近なものでは、お酢が有名です。お酢には殺菌作用の強いクエン酸が含まれ、また、雑菌の繁殖を抑制する弱酸性状態に皮膚を保つ効果があります。
浴室が酸っぱくならない? 臭い付かない? と不安な方は出る時にシャワーで軽く流してください。
臭い消し効果のあるアロマオイルなら、イヤな臭いを消しながらいい香りで体を包んでくれます。
汗をかけなかったんだけど・・・という方ちょっと待って!

お風呂に入ると「浸透圧」という現象が起きます。
「浸透圧」は濃度の低い方が高い方へ移動する性質をもちます。つまりお風呂でいうと、浴槽の水と人の体液(汗など)のことですね。
バスソルトなどをいれて濃度を高くすると「人から水へ移動」するようにるので、汗をかきやすくなります。
汗をかけなかった、といういうかた、体液のほうがまだ濃度が濃いのかも!
バスソルトの量を増やして調節してみてください!
まずは汗をかく準備。
入浴前にコップ1杯程度の水を飲んでから湯船に入りましょう。
入浴中も喉の渇きを感じるようになったら、お水が飲めるようにペットボトルを用意しておくといいです。
この時、実はお水よりも炭酸水だとさらに効果的なんですよ。
炭酸水には血行促進効果があって、新陳代謝が高まるようです。お風呂上りの水分補給に炭酸水を飲むと疲労回復効果も。
ただ、お風呂上がりは冷たい飲み物が欲しくなりますが、冷えたものを口にしてしまうとせっかく温めた体が冷えて代謝を下げてしまう場合があるので、出来れば常温がいいですね。
ミネラル豊富な麦茶も効果的ですよ。