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63%がお風呂関連の地震対策をしてないと回答!お風呂と地震に関する実態調査

地震大国の日本、まだ記憶に新しい東北や熊本の地震以前から、日本全体を揺るがす大きな地震災害が各地で起きてきています。

そんな“地震”ですが、お風呂に入っているときに地震がきたら…

などと考えたことはありますか?

アンケート調査では考えたことなかった!という声も多く見受けられ、普段地震の備えをしていても、お風呂関連の地震の備えはしていない、という人が多いようです。

そこでバスリエでは、お風呂と地震の実態調査を行いました。

Q:震度4以上の地震を経験したことがありますか ?

Q:入浴中震度4以上の地震を経験したことがありますか?

抜け毛が気になっているという人は全体で86%と高い割合で見られ、男女別で見ると若干女性のほうが割合が高いと震度4以上の地震を経験したことのあるという人は9割ということで、非常に高い数値となっている一方、お風呂の中で震度4以上の地震を経験したという人は1割に留まりました。これだけ割合が低いと、お風呂で地震が発生したときを想定している人が少ないことも肯けます。

では、その1割の人たちは、地震が起きた際どのような行動をとったのでしょうか。

Q:入浴中地震に遭った際、どのような行動をとりましたか?

アンケート結果では「揺れがおさまるまで待つ」が半数の割合で、1位となりました。むやみに動かないという点では正しい判断なのですが、これよりもまず1番に行って頂きたいのは「避難経路の確保」です。大きな地震の場合建物が歪んでしまい扉が開かなくなってしまうということが考えられます。そのため、まずは浴室の扉を開放し、その後洗面器や風呂蓋で頭を覆い揺れがおさまるのを待ちましょう。

Q:普段から地震の備えをしていますか?

Q:お風呂に関してはどんな備えをしていますか?

※備えをしているorしていない割合

昨今の頻発する地震の影響もあり、普段から地震の備えをしている人は6割以上と高い割合となりました。一方お風呂に関しての地震対策については、特にしていないという人が6割以上で、数値が逆転しました。

しているという人に関してはトップから倒れるものを置かない、避難所用に体を拭くものを常備、洗い流さないシャンプーを常備、となり、避難時用のスリッパ・バスローブの準備や窓・ガラスへのフィルム貼りなど、細かい対策はあまりしている人がいないようでした。

水槽の水は溜めておくべき?

Q:浴槽の水は溜めていますか?

Q:浴槽の水の使い道を教えてください

ひと昔前は、災害時用に風呂水を溜めておくと良いということが言われていました。

実際現在でも24%のご家庭では風呂水を溜めているという結果に。その用途としてはトイレの排水がトップ、そして洗濯物洗い→掃除→食器洗いと続きます。

しかし近年では、風呂水を溜めておくのはNGだとの意見も見受けられます。

そもそも地震後にトイレの排水を流すのは排水管が壊れている可能性があり危険だ、といった理由や衛生的に良くないといった理由などと言われていますが、では、“溜めていない”派の理由は実際にはどのようなものなのでしょうか。

Q:溜めない理由は何ですか?

その理由としては、カビの発生・菌が繁殖ということで、“衛生観念上”がトップに来ました。汚れた水は、手に傷などがあればうっかり触れただけで感染する可能性もありますから、カビや菌の発生というのは軽視できない問題です。

また、少数ですが小さな子供がいて危険という意見もありました。

風呂水を溜めるか溜めないか、というのは一概にどちらが良いというのは言えませんが、各ご家庭の事情や季節などを鑑みてしっかり検討することが良いでしょう。

地震とお風呂に関するQ&A

ここからは、みなさんから頂いたお風呂と地震に関するギモンにお答えしていきます。

Q:お風呂の残り湯を、トイレの排水に使用しないほうが良いって本当?

A:使用しないほうが無難ではあります。

断水が起きるレベルの大地震の場合、下水管が破損や破裂している可能性があります。特にマンションなどの場合、下水管の破損に気づかないで水を流してしまうと、汚水が下の階の住居に流れ込んでしまう可能性があります。トイレの排水に利用しないほうが良いというのは、こういった理由からです。

Q: すぐに裸で避難すべきか、服を着るべきか。

A: バスローブを活用しましょう。

いざというときはバスローブが便利です。普段からバスローブを常備しておき、地震が起きた際にはサッと羽織って避難しましょう。

Q:入浴中に地震がきて、扉が開かなくなったらどうしたら良いのか。

A:揺れを感じたらまず扉を開けましょう。

大地震で建物が歪み、浴室の扉が開かずに閉じ込められる可能性は大いに考えられます。そうならないために、揺れを感じ際にはまず浴室の扉を開放しておくことが大切です。

Q:浴室やトイレは家の中で地震に強いという話を聞いたことがあるのですが本当?

A:浴室・トイレが一番安全ということはありません。

木造であれば狭い空間の四隅に柱が立っているため多少は耐震が高いこともあるかもしれませんが、家が倒壊するような大地震であれば家のどこであれ危険は変わりません。むしろむやみに狭い空間に逃げ込んでしまい、閉じ込められる可能性もあります。

Q:ガスには自動停止機能が付いているのですが、何もしなくて大丈夫でしょうか。

A:自動停止機能がある場合も必ずOFFにしましょう。

自動停止機能自体が地震の影響で壊れてしまう可能性も考えられますので、OFFにしておくと安心です。

Q:お風呂や脱衣所に、地震のために何を用意しておくのが良いのか知りたい。

A:浴室内外に普段から防災の準備をしておきましょう。

浴室内には倒れるものを置かない、鏡や窓ガラスに飛散防止フィルムを貼る等の対策をし、すぐに逃げ出せるよう脱衣所にバスローブやスリッパを常備しておきましょう。

避難所ではお風呂に入るのはなかなか困難ですので、体を拭けるウェットティッシュや洗い流さないシャンプーなども防災用品として加えておくことをおすすめします。

また普段から浴室や脱衣所にスマホを持って入りましょう。
緊急地震速報を聞き逃さないためだったり、万が一閉じ込められた場合に助けをよんだり、震災直後の状況確認ができるため入浴時もそばにおく癖をつけましょう。

Q:洗髪の際の水質は関係ある子供向けの対策の仕方

A:大人同様、バスローブとスリッパの準備を。

お子様の場合も大人同様バスローブやスリッパを用意しておきましょう。

子ども用バスローブも、普段使いできる可愛いものが市販されていますので、そういったものを常日頃から使ってみても良いと思います。

Q:避難所ではお風呂は入れるのか。

A:地域によりますが、自衛隊や各地の温浴施設の支援があります。

大地震が起き避難しなければならない場合や断水が続く場合には、自衛隊や各地域の温浴施設での入浴支援が受けられます。ただし高齢者や小さなお子さんが優先されたり、水も十分に準備できるとは限らないため、毎日入浴というのは難しいと思っていたほうが良いでしょう。

自衛隊が用意してくれるお風呂ではテントが張られシャンプー石けんなども完備、更にベビーバスも完備、と至れり尽くせりなケースもあります。ただしどのくらいまで整っているのかは避難所の規模や各地の事情により異なってくるので一概には言えません。温浴施設に関しては各地の自治体により無料なのか割引なのか、その他サービスなど細々したところは異なりますので、ご自身の地域の支援サービスを予め確認しておくことをおすすめします。

Q:シャンプーしているとに水が止まってしまったらとても困るので対策が知りたい。

A:ペットボトル水を常時備えておきましょう。

飲用の水のほか、こういったケースも考えられるので、飲用とは別に、可能な限りペットボトル等で水を常備しておきましょう。

Q:浴槽に水を張った場合、どのくらいの期間使えるのか

A:3-4日程度に留めておきましょう。

衛生的な面から言うと、日常の入浴では毎日湯を入れ替え、いざというときの使用の場合はせいぜい3-4日までくらいにしておきましょう。

Q:目が悪い人向けの備えが何かあれば知りたいです。

A:お風呂用メガネがおすすめです。

くもりにくく熱に強いお風呂用メガネがございます(お風呂メガネリンク)。浴室ではこちらを使用し、いざというときのために脱衣所には必ず普段使っているメガネを置いておきましょう。

Q:災害時に併用できそうなお風呂グッズがあれば知りたいです。

A:弊社SHOPで取り扱っている商品を紹介します。

バスローブ/スリッパ/非常用ウェットタオル/お風呂メガネ など。

その他弊社では現在取り扱いがありませんが、洗い流さないシャンプーなどが市販されています。

BATHLIER サッと着られるバスローブ

お風呂上りに羽織るだけで全身の水分をサラッと瞬時に給水してくれる、イ程よい厚みとボリューム感から生まれる、扱いやすさと乾きの良さ、
普段使いを目的に、何かと“ちょうどいい”を目指して作ったバスローブ。サッと羽織れるから、もしものときの避難時にも大活躍です。


おしぼりタオル 非常用ウェットタオル

水が使用できない状況でも顔や体を拭いてお使いいただけるウェットタオルは、まさに持ち運べるお風呂。
薄くて軽いので長時間飛行機に乗って海外旅行にいくときにもバッグにいれて持ち運べるので、お風呂にすぐに入れなくても体や顔を清潔に保てます。


お風呂メガネ EYEラブ入浴

入浴中の「見えない」を解消!
防曇コート加工、近視用度付レンズが選べるお風呂メガネ、それが「アイラブ入浴」。曲げても、踏んでも壊れにくく、超軽量・超弾性のフレーム、耐熱温度も100度なので、サウナでのご使用も可能です。


経験者の方に聞いた!避難所生活でのお風呂事情

・化粧落としに困った。特に男性には理解されずワガママと思われてしまった

・お風呂に1か月ほど入ることができず、肌がかゆくなり困りました。ドライシャンプーなどの石鹸類は常備しておいた方が良いと切に感じました。

こちら以外にも、地震発生時のお風呂で困ったこと、そして避難所生活で困ったお風呂い関することは、数多くあると思われます。

全て完璧に対策をするということはなかな難しいことですが、こういったことが起きた際、少しでも冷静な行動をとれるよう、常日頃から出来得る限りの備えをしておくべきでしょう。

地震とお風呂に関するアンケートは引き続き行っています。是非ご協力をお願い致します!