日々の心身の疲れを癒してくれるバスタイム。
そのバスタイムをより豊かなものしてくれるのが“入浴剤”。
薬局やスーパーでも色とりどりのパッケージが並んでおり、価格帯も成分もさまざまです。
そんな種類豊富の入浴剤について、お風呂好きな日本人はどのくらい利用しているのか、どんなことを求めているのかを調査しました。
Contents
意外?入浴頻度が低い人ほど入浴剤を使用している!
※アンケート回答者年齢
10代以下 男性3人 女性2人
20代 男性43人 女性100人
30代 男性128人 女性233人
40代 男性175人 女性162人
50代 男性61人 女性67人
60代以上 男性23人 女性3人
※全体男女比
男性 433人(43.3%)
女性 567人(56.7%)
8割以上は最低週1は入浴
Q:湯船に浸かる頻度は?

まずはじめに、みなさんどのくらいの頻度で入浴(湯船に浸かる)しているのかを質問してみたところ、週7で入るという割合が一番多く4割という結果に。お風呂好きの日本人としてはさほど多くないような印象を受けますが、全く浸からない・ほぼ浸からない(週1未満)というかたは合わせて16.7%で、8割以上のかたは最低でも週1回以上はお風呂に浸かっていることがわかります。
週7回入浴剤使用は1割
Q:入浴剤の使用頻度は?

続いて入浴剤の使用頻度について伺ったところ、週7で入浴剤を使用していると回答したかたは約1割。湯船に週7浸続いて入浴剤の使用頻度について伺ったところ、週7回入浴剤を使用していると回答したかたは約1割。湯船に週7回浸かっているかた自体が全体の4割で、そのうちの約25%のかたは毎回使用していることになるため、意外に多くのかたが週7回使用しているということがわかります。また、この場合の“毎回使用”というのは週7毎日入浴という場合ですので、週6回入浴の場合、週5回使用の場合・・・と見ていくと毎回使用しているという割合はまた変わってきます。
入浴頻度の低いひとのほうが入浴剤毎回使用率が高い傾向に
入浴頻度ごとの入浴剤使用(毎回使用)の割合
入浴回数 | 毎回使用の割合 |
---|---|
週7日入浴 | 25.75%(週7回使用) |
週6日入浴 | 15.22%(週6回使用) |
週5日入浴 | 21.75% (週5回使用) |
週4日入浴 | 39.58% (週4回使用) |
週3日入浴 | 45.16% (週3回使用) |
週2日入浴 | 45.65% (週2回使用) |
週1日入浴 | 59.34% (週1回使用) |
週の入浴回数別に、入浴剤の使用頻度を見ていったところ、入浴の度に入浴剤を使用している割合は週7では25.75%、週3回・週2回ではそれぞれ約45%、週1では約59%のかたが毎回使用しているという結果に。
入浴頻度が低ければ低いほど、入浴1回をじっくり入りたいという思いや、1回にかけられるコストが高く設定できるために、このような数値が出たと考えられます。
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使わない理由トップはコスト
入浴剤使用頻度が高いのは60代・50代
Q:入浴剤の使用頻度は?
20代

30代

40代

50代

60代

入浴の際に毎回入浴剤を使用しているという割合は、年代別に見ると60代以上と50代が高いという結果に。(※60代以上は回答数が26件のみ)
次いで20代が多く、30代・40代の間の世代の割合が低くなりました。30代40代は乳幼児のいる家庭も多かったり、働き盛りの年代でもあるためゆっくり時間をとって入るということが難しいといった要因があると考えられます。関連して、50代・60代の回答を見てみると、“乳幼児と入れない”との回答が0%となっていました。
使わない理由のトップはコスト!
Q:入浴剤を入れない日の理由は?
※複数回答可

入浴剤を入れない理由としてダントツでトップの割合となったのはコストがかかるということ。さまざまなものが値上がりしている近年、必需品以外にはお金をかけないという節約志向のかたも多くいらっしゃるのでしょう。
コスト面以外では、残り湯が洗濯に使えない・掃除が大変・風呂釜が傷むなどの家事の負担になる理由を挙げるかたも多く見られました。
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入浴剤を入れる1番の目的はリラックス効果
Q:入浴剤を入れる理由は?
※複数回答可
全体

20代

30代

40代

50代

60代

入浴剤を入れる理由としては、どの年代でも”リラックス効果””疲労回復”という回答がトップに挙がりました。
雑貨店や薬局等では美容効果をうたう入浴剤も多く出回っていますが、美容効果を意識して使うという割合は全体では14.9%にとどまりました。年代ごとに見ていくと、若い年代であるほど割合が高くなり20代では20.28%となりました。
一方、美容・美肌に関連しお肌への刺激となる“塩素”を除去する目的で使用するといった割合は全体では5.9%と非常に少数に。20代では0.7%と1%にも満たないという結果となりました。これに関しては、あまり塩素の刺激というのを感じていなかったり、そもそも水道水中に塩素というものが含まれることを認識していないかたが多いのではと考えられます。
お風呂上がりにおすすめ!
普段使いの価格帯は“~50円”が最多
普段使いは市販でよく見る入浴剤の価格帯
Q:普段使いの価格帯は?

普段使いの価格帯としては、~50円と回答するかたが21.5%で最も多くなりましたが、~100円というかたも20.7%でほぼ同じ割合となりました。これらの価格帯は薬局やスーパーで良く売られている入浴剤の価格帯ですので、手に入りやすいお手頃なものを普段使いにしているかたが多いことがわかります。
入浴剤使用頻度が低いほど高単価の入浴剤を使う
Q:普段使いの価格帯は?
週4~7回使用の場合

週3回以下の使用の場合

入浴剤の使用頻度と平均価格帯の関係性としては、週4回以上使用しているかたの場合、普段使いの価格帯の最高額としては~300円で0.57%。もっとも多かったのが~30円の31.43%でした。
一方週3回以下しか使用していないかたの場合、最も多かったのが~50円の23.4%で、300円よりも高い価格帯を普段使いしているというかたも少数ですが見られました。
このことから、入浴剤の使用頻度が低いかたのほうがより高単価のものを選ぶ傾向にあるということができます。
入浴剤は入れたい!だけど風呂釜への影響や掃除問題が気になる
どんな入浴剤があったら良いかを伺ったところ、以下のような回答が見られました。
掃除の手間やお風呂の故障が気になる人多数
・風呂釜や浴槽を傷めない
・洗濯に使える
・お風呂にニオイが残らない
・掃除がラクな入浴剤

非常に目立ったのは掃除が大変にならない、むしろキレイになるような、家事の手間にならない入浴剤、といった意見や、風呂釜等お風呂を傷めない入浴剤、というような意見です。入浴剤は含有成分によっては風呂釜や浴槽を傷めてしまうものであったり、色移り・香り移りのするものもあります。やはりその点を気にする回答はとても多く、入浴剤を入れる入れないの大きな判断基準になり得ることがわかりました。
+αの効果が欲しい!

・あざの治癒を促進する効果のあるもの
・更年期に効く入浴剤
・若返りが期待できる
・痒みを抑える
入浴剤の基本的な効果は温浴・発汗・疲労回復・リラックスなど。これらはほとんどの入浴剤でうたわれているものです。しかしさらにこれに加え、若返りやあざの治癒など、目に見えてわかるような効果を求める意見が見られました。痒みを抑える等の効果は、アトピー等皮膚炎に悩んでいるかたたちには非常に魅力的なものになると考えられます。
子どもも安心&楽しい
・子どもが間違えて飲んでも大丈夫なもの
・2段階の仕掛けのあるもの
・浸かっている間に色が変わるもの

子育て中のママ・パパ世代のかたからは、お子さんと一緒に楽しめる入浴剤や、飲み込んでも安心安全なものが欲しいという意見が見られました。
PICK UP ITEM
入れない理由が見当たらない
お風呂の炭 BATHLIER
料理をするときにダシを入れたり下ごしらえをすると本来のおいしさを引き出すように、お風呂も下ごし らえすることで効能を高めたりよりリラックスすることができます。炭にはアパタイト光触媒が施されて入て、吸着分解を繰り返すことで お風呂を清潔にします。残り湯洗濯OK、追い焚きOK、赤ちゃんOKで使い方もお湯に入れるだけ!これだけ良いことづくめだから入れない理由が見当たりません。
まとめ
今回の調査で、最低週1以上は入浴剤を使用しているかたが半数以上はいるということ、そして入浴回数の少ないかたのほうが毎回入浴剤を使用している割合が高いということがわかりました。
日本人のお風呂好きは周知のことではありますが、何らかの事情で毎日はお風呂に入れないかたでも、週に入る数回を入浴剤等を使い最高の時間にしようと、バスタイムを大切にしているということが、当データでわかりました。
ただし“お風呂時間をより良いものにする”ための入浴剤には多くの悩みもつきもので、それにより毎回は使用できないというかたもたくさんいらっしゃいました。
今回挙げられた「こんな入浴剤があったら良い」というご意見を元にして、バスリエでは皆さまの声に応えられる商品を、今後も展開していきたいと思います。
【調査概要】
調査期間:2023年8月
調査主体:バスリエ株式会社
調査手法:インターネット
調査エリア:全国
調査対象:入浴剤に関心のある男女1000人
有効回答数:1000人
アンケートは引き続き実施しております。簡単な内容ですので、是非ご協力をお願い致します。