ボディタオルの選び方

ボディタオルの役割

お風呂でカラダを洗う時、皆さん何を使いますか?

女性の方は洗顔の際、泡をたくさんたてて優しく洗ったりしますよね。
顔以外の肌も同じように実はデリケートかもしれない!とはいえ、顔と同じようなケアをしていられない!という人も多いと思います。だからこそ洗い方・洗う道具を選んで、大切なお肌を守ってあげたらどうでしょうか。

普通のフェイスタオルや手で洗う人もいると思いますが、カラダを洗うものとしては、ボディタオル、ボディスポンジ、ボディブラシ、ボディミトン、ボディタワシなどの種類があります。(このページはそれらすべてを総称してボディタオルと示します。)

ボディタオルの役割り、それはもちろんカラダを清潔に保つために、石鹸を泡立てて肌を洗ってくれるもの。色や形だけでなく、素材も豊富。
ボディタオル選びで重要なのは、大きく分けて3つ。
  • 素材(肌触り)
  • 長さ
  • 種類(タオル、スポンジ、ブラシ…)

では、あなたの肌にあったものはどれでしょうか。
これらのポイントをふまえて、素材選びから学んでいきましょう。

どんなことに悩んでる?

  • 肌が弱いので、やさしいボディタオルを探している
  • 黒や茶などシックな色合いのボディタオルってないの?
  • 子どもにも使える天然素材のボディタオルはどれ?
  • 子どもが自分でカラダを洗いたくなるボディタオルってあるの?
  • 泡立ち重視!ふわっふわっな泡ができるボディタオルが大好き!
  • しっかり洗った感があるので固めのボディタオルをほしい。
  • 背中にボツボツが…涙。背中をしっかり洗いたい

ボディタオルは使う人の肌の調子や洗い方によって、選び方が異なります。 洗い方と合わせて見ていきましょう。

ボディタオルの素材

さて、お風呂に入って体を洗う時、お湯に浸かってからカラダを洗うと皮膚が水分を吸収しているので、肌は柔らかくなっています。強く洗いすぎると肌を傷める原因になることもありますし、洗いすぎは体臭の原因になるともいわれています。
ではどうやって自分にピッタリなボディタオルを探し出す?

まず素材別にその特徴をみていきましょう。

合成繊維

肌の弱い人が「合成繊維(ナイロンやポリエステル)は肌が荒れるから」という理由で使用しないとよく聞きます。ホントにそうでしょうか?
合成繊維の一番の特徴は「泡立ち」と「値段」! 皮脂膜は肌を保護するために必要な組織。ゴシゴシ擦ると皮脂膜が流れ、肌に傷がつきます。なので、合成繊維のボディタオルを使用するときは、いっぱいつくった泡で優しくなでるように肌を洗ってみてください。
値段的にも手頃のものが多く、種類も豊富なので、お肌のトラブルに悩まされていない方におすすめです。
(肌トラブルのある方は「つい、擦りすぎた!」ということにならないよう、ご注意ください。)
  • ナイロン

    化学繊維の代表的存在。軽くて丈夫、速乾、カビにくいのが特徴。ポリエステルよりもソフトなものが多いです。反面、垢すりタオルなどにも使われる強い繊維です。
  • ポリエステル

    生産数NO.1。熱に強く、比較的伸びにくい素材。ナイロンより固めなものが多く、ハリやコシがあります。最近では肌との摩擦を最小限に抑えた特殊ポリエステルでつくられた製品があります。

綿(コットン)

合成繊維に比べて泡立ちは劣ります。綿は水分の吸収率が高く、泡が繊維のなかに潜り込むので、フワフワの泡、という感じではありません。しかし、天然繊維ですから、肌を傷めにくいといえます。
綿のボディタオルを使用するときは、あらかじめ洗面器に泡立てネットで泡をたくさん作っておき、それをボディタオルにつけながら洗うことをおすすめします。
使用後はしっかり、すすぎ、よく乾かしてください。

新彊綿(シンキョウメン)

超希少、毛足が長い、最高級綿「新彊綿」。「幻の綿」と呼ばれる新彊綿は中国で栽培されています。

麻(リネン)

耐久性は抜群で、濡れることが得意な麻は吸水力に優れています。適度なシャリ感があり、ほどよい泡立ち、しっかりサッパリ洗いたいときにお勧めです。
綿よりも乾きがよいので、通気性のよくないバスルームで乾燥させるのによい素材です。使用後はしっかり、すすぎ、よく乾かしてください。

絹(シルク)

サラサラでツルツルでピカピカ。柔らかい質感なので、ついゴシゴシと洗ってしまいがちです。が、シルクは強度のある繊維。ゴシゴシ洗いは角質を落としすぎてしまいます。
また、絹は繊維が細いため、少しずつ水分を含ませながら泡立たせてください。
あらかじめ洗面器に泡立てネットで泡をたくさん作っておき、それをボディタオルにつけながら洗うことをおすすめします。

ポリ乳酸

バイオマス素材、トウモロコシを原料としたエコフレンドリー繊維。泡立ちがよく、乾きやすいのが特徴です。肌と同じ弱酸性なので、肌との相性がピッタリな優しい素材です。
(バイオマス:再生可能な生物由来の有機性資源で、化石資源を除いたもの)

天然

海綿

天然海綿は肌の土台となるタンパク質のもとであるアミノ酸でできているから、肌に負担をかけません。アミノ酸のスポンジでアミノ酸の肌を洗う、そんな究極の素材です。
海綿には隙間があり、その隙間に泡が入り込むので、フワモコ泡を期待しすぎるとガッカリするかも。ほどよい泡立ちです。

植物

ボディタワシといえば、亀の子束子。亀の子束子は 麻やヤシ(シュロ、パーム) などの厳選した天然素材を使用し作られています。かたさも選べて種類も豊富。

動物

豚や馬の毛を使用して作られることが多いボディブラシ。天然毛材は肌に優しいタッチで、毛穴の汚れをスッキリ落としてくれます。

ボディタオルの形状

ボディタオル

全身に

フェイスタオルのように細長いタイプが多いので、背中もきっちり、全身くまなく洗えます。

ボディスポンジ

手の届く範囲に

手でしっかり握れるから、脇の下や脚の裏など臭いが気になる部分もしっかり洗えます。

ボディミトン

手の届く範囲に

手がすっぽりはまるので、介護用としても最適。しっかり洗ってあげられます。

ボディブラシ

背中やかかとの角質のお手入れに

持ち手のあるロングタイプは背中に最適。持ち手のないショートタイプはかかとの角質のお手入れに。
動物の毛などからつくられるブラシはほどよい刺激を皮膚にあたえます。天然素材のやわらかブラシはトップモデルがやっている健康法、「入浴前にドライブラッシング」にも。

ボディたわし

足の裏などの皮膚が厚い部分や爪などに

持ち手のあるロングタイプは背中に最適。持ち手のないショートタイプはかかとの角質のお手入れに。
年齢を重ねると肌が乾燥しやすくなります。そんなお肌には脂肪酸を!マカダミアンナッツなどに含まれているパルミトレイン酸は角質をコントロールし、保湿成分が豊富なので肌に潤いを与えます。

泡立てネット

泡立てに

ネットで体を洗うというより、泡をたくさんつくる、という目的で使用することをおすすめします。

素材や形状別にみると、ボディタオルにはこれだけの種類があります。

!ボディブラシでブラッシング!

動物の毛などからつくられるブラシはほどよい刺激を皮膚にあたえます。
天然素材のやわらかブラシはトップモデルがやっている健康法、「入浴前にドライブラッシング」にも最適。
その方法とは…
入浴前の2~3分、足の裏から上の方向、先端から心臓方向にやさしく撫でるようにブラッシングするだけ!
リンパ腺が刺激され、代謝をアップし、リラックス効果があるとされています。肌荒れしているときや皮膚が柔らかい部位は避けてくださいね。

お悩み解決のご提案

それでは、お風呂のソムリエからお悩みを解決する商品をご紹介します。

肌が弱いので、やさしいボディタオルを探している。
→ 肌の弱い方は、泡立てネットで泡をたくさんつくって手で洗ったり、天然素材のボディタオルをおすすめします。
赤ちゃんにも使える天然素材のボディタオルはどれ?
→ 赤ちゃんはとても肌がデリケート。肌が弱い方と同じように天然で柔らかい素材をおすすめします。
泡立ち重視!ふわっふわっな泡ができるボディタオルが大好き!
→ 泡でカラダを洗うととても気持ちがいいですよね。クロスして編み込まれた生地にはたくさんの空気層ができるから、たくさんのふわふわの泡に包まれて心地よく洗えます。
しっかり洗った感のある固めのボディタオルがほしい。
→ 固めのボディタオルが好きな人はゴシゴシと強く洗いがち。肌を傷めてしまうので、ナイロン製よりも麻などを使用した天然素材のものをおすすめします。
背中にボツボツが…背中をしっかり洗いたい。
→ 背中にはボディブラシがピッタリ。豚毛などの天然素材を使用したブラシは、適度な硬さもあり、痛痒さがとっても気持ちいい。
子どもが自分でカラダを洗いたくなるボディタオルってあるの?
→ お子さまはお風呂で遊ぶのが大好き。遊び感覚で体が洗えるバストイを兼ねたボディタオルをご紹介します。
黒や茶などシックな色合いのボディタオルってないの?
→ 黒や茶などシックな色合いのボディタオルってないの?

!肌トラブルはボディタオルのせいだけじゃない!石鹸と泡にもこだわりを!

合成物質を一切含まず、石鹸分(石鹸素地)が98%以上の石鹸を純石けんといいます。100%と表示されないのは、石鹸を作る過程で、わずかに除去できなかった油脂などがあるためで、あらたに添加物を追加しているということではありません。 代表的なものとしてマルセイユ石鹸があります。

また、泡が多いと汚れが良く落ち、肌を傷めることがありません。

お肌の話

外敵(菌)が皮膚へ侵入するのを防いでくれている、皮脂膜。その皮脂膜と角質層が「肌」と呼んでいる部分です。この皮脂膜は数十分入浴するだけで剥がれおち、角質層はカラダを洗うことで剥がれおちるといわれています。そして、皮脂膜と角質層は生まれ変わります。

ならば、多少傷がついてもいいじゃないか!とおもうかもしれません。

でもカラダをゴシゴシ洗って角質を落としたのに、次の角質が生まれ変わってなかったら…

バリアゾーンの機能が低下し、ダメージを受けやすくなります。
そしてもっと速く角質をつくらなければ!と生まれ変わりを速めようとするので、熟する前に角質が出来上がってしまいます。十分に水分を持たない角質はまたすぐ剥がれおちる…この繰り返しになります。

一般的に10代~20代の皮膚再生周期は28日といわれていますが、加齢やストレスなどにより乱れたり不規則になったりします。
その周期を自分でみつけることは難しい!だから、毎日優しくカラダを洗い、ゴシゴシ洗いは1カ月に1回など、調整してみてくださいね!
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