コロナ対策が緩和されてからこれまで、昨年は対策により抑えられていた様々なウイルスが流行しています。
季節外れのインフルエンザはもちろん、今年の夏は子どもたちの間でRSウイルスやヘルパンギーナなども大流行しました。そしてコロナやインフルエンザなどの流行はまだまだ続いています。
常日頃から予防対策をしていても、うっかり罹ってしまうことも。小さなお子さんのいるご家庭では特に、そういったウイルスに家族全員で感染してしまうことも珍しくありません。
では、インフルエンザやコロナに万が一罹ってしまった場合、お風呂には入って良いのでしょうか。お風呂を介して家族に移ることはないのでしょうか。
ウイルス感染とお風呂について解説していきます。
インフルエンザやコロナに感染してしまったら?
予防や免疫力UP対策をしていたものの、ウイルスに感染してしまった・・・というひとも沢山いらっしゃることと思います。
そんな場合にお風呂には入って良いのか、解説していきます。
お風呂自体は入ってOK
お風呂に入ること自体は問題ありません。入浴することにより免疫細胞が活発になったり、鼻づまりの解消など、プラスの効果もあります。
また、発熱によりかいた大量の汗を流した身体を綺麗にする意味でも、お風呂に入ることはプラスとなると言えます。
お風呂を介して家族にうつる可能性は?
インフルエンザがお風呂を介して感染する可能性としては低いとされていますが、全くないというわけではないため、感染者は家族で一番最後に入るようにしましょう。コロナウイルスに関しては、感染力にはインフルエンザと大差がないものの、重症度が比較的高いとされているためより慎重な行動が求められます。浴室・脱衣所の共用は最小限に留め、家族で一番最後に入浴し、入浴後は必ず触れた箇所の消毒を行うように徹底しましょう。
入浴時の注意点
脱衣所・浴室を暖めておく
健康なときでも脱衣所・浴室・湯船の寒暖差はヒートショックを起こす危険性があります。ウイルスに感染して身体が弱っているときであればそれは尚のこと。脱衣所や浴室は、服を脱ぐ前に必ず温めておくようにしましょう。
入浴前後の水分補給
脱水症状を起こさないよう、水分補給も必須事項です。入浴後だけでなく入浴前にも必ず水分を摂るようにしましょう。
タオルを一緒にしない
タオルはウイルスの感染経路になり得ます。洗面所等で使用しているタオルと同様に、入浴後のバスタオルなども共用しないよう注意しましょう。
長湯しない
身体が弱っているときの長湯は厳禁です。脱水症状を引き起こすほか、体力を消耗し諸症状を悪化させる恐れがあります。
入浴後はすぐに髪を乾かし安静にする
入浴後髪を濡れたまま放置すると、こちらも諸症状を悪化させる要因となります。すぐに髪を乾かし、布団に入って休養しましょう。
注意!こんな時はお風呂は入らないように!
高熱のとき
高熱の場合には体力が奪われてしまい悪化してしまうことがあります。筋肉や関節に痛みがある時はこれから熱が上がってくるサインの場合もありますので、ご注意ください。
嘔吐・下痢の症状があるとき
病原菌などの外的要因での下痢や嘔吐は、体力も低下し脱水しやすい状態。 お風呂に入り汗をかいてしまうと、さらに水分を失ってしまい危険ですし、衛生的にもあまりよくありません。症状が治まるまでお風呂は入らないで下さい。
頭痛やめまいがあるとき
頭痛・めまい症状があるときに入浴してしまうと、浴室で転倒し大けがになる可能性があります。転倒までいかずとも、症状が悪化してしまうことがあるため、このような場合は入浴派避けましょう。
小さな子どもやお年寄りなど身体の弱い方
乳児・幼児などの子供や高齢者などは免疫力が低下している時の急激な温度差は大変危険です。蒸しタオルなどで汗をぬぐい、安静にすることをおすすめします。
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お風呂に入れないときは足湯という方法も!
「OBAKETSU(オバケツ)」足湯バケツ
ほんのりヒノキの香り漂う。オール日本製の足湯バケツ。自宅で簡単に足湯ができる、足湯用バケツです。
バケツの深さは19cmなので、足首の上まで温められるうえ、ふた付きなので、バケツの中の湯気を逃さず冷めにくいのが嬉しい。檜材を使っていますので、お湯の蒸気でほんのりヒノキの香りも広がります。
別途アロマオイルなどを数滴入れると、アロマテラピー効果も楽しめます。
ウイルスに負けない!免疫力UPの入浴法
免疫力を上げて普段から強い身体づくりを行っておけば、感染確率も低くなります。そこで、今日からすぐできる、免疫力UPの入浴法をご紹介します。
入浴前の準備
- 換気扇をOFF
- 浴室の室温を25℃、湿度を90%に
- 脱衣所・廊下・リビングの室温を20℃前後、湿度を50~60%に
- お風呂掃除は普段からしっかりと
入浴法
- 入浴前後の水分補給
- 40℃のお湯に10分間入浴(熱湯はNG!)
- シャワーだけはNG
- 掛け湯は必須
- 髪から足の順番で洗う
入浴後
- 保温&保湿
- バスローブを着用
- 汗が落ち着いてからパジャマに着替える
おすすめのバスローブがたくさん!
免疫力UPの入浴法についての詳細は以下の記事をご覧ください。
お風呂に入れないときの対処法
症状や発熱が酷くお風呂に入れない、という場合には決して無理をしてはいけません。温めたタオルで体を拭くなどして安静にしましょう。
小さいお子さんなどで汗で身体がべたついていたりして、何日も入っていない、どうしても入れてあげたいという場合はかかりつけのお医者さんに相談してください。