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風呂活って!?お風呂”温活”で冬の冷えを乗り切ろう!

近頃よく聞く“○○活”。そのうちの1つに“温活”なるものがありますが、「体を温める活動なのかな~~」と、なんとなく想像できますが、では具体的にどのような活動をすれば良いのでしょうか?
また、自己流で行っている温活、本当に効果があるのでしょうか?
当記事では、温活についての基礎知識や手軽に続けられる温活、さらには効果的なお風呂での温活“風呂活”について解説していきます。

“温活”ってなに?

温活とは

読んで字の如く、「温まる(温める)活動」、つまり身体を温め(=基礎体温を上げ)、冷えにくい体を作る活動のことを言います。 冷えやすい体質は、健康面で様々な弊害をもたらします。

基礎体温が低いことで起き得る弊害

1.免疫機能の低下

体内の各器官・機能は37℃前後で一番よく働くとされています。そのため、これが低いことによりこの免疫機能も低下してしまい、様々なウイルスに対抗する力が弱くなってしまうのです。

※この37℃というのは、体表の温度ではなく体の内部(深部体温)のことで、深部体温は体表面の温度(いわゆる体温)よりも約1℃ほど高くなっています。

2.免疫機能の低下

前述の通り、体内の各器官は37℃前後でよく働くため、免疫機能と同様各臓器機能も低体温により低下してしまいます。

3.女性の場合は不妊の一因となり得る

女性の場合は生理不順になったり、排卵がうまく行われないなどといった影響が出てしまい、不妊の要因となってしまう可能性があります。

この通り、基礎体温が低いことは、体の各箇所に影響を与え、病気の要因ともなってしまうものです。 そこで基礎体温が低いな…と感じている人、風邪をひきやすい人、生理不順に悩んでいる…などというかたは、是非“温活”にチャレンジしてみましょう。

冷え性?低体温症?あなたのタイプは?

“身体の冷え”といっても、大きく“冷え性”と“低体温症”の2つのタイプに分けられ、それぞれ以下の特徴があります。

冷え性とは

手足や下半身の表面部分が冷えて「寒い」という自覚症状があるものの、深部体温は正常である状態を言います。この場合、前述した“基礎体温”は正常であることが多いです。

低体温症とは

深部体温が正常値よりも低く、体表面ではなく内臓等体の中が冷える症状を言います。この場合、基礎体温が35℃台など低めになります。

上記の通りとなりますが、温活はどちらのタイプにも効果があります。
ですので、どちらかちょっと判断がつきかねる…、 もしかしたら両方なのかも…
というかたも次項でご紹介する温活を是非試してみてくださいね。

具体的に何をすれば良いの?手軽にできる温活のススメ

温かいものを食べたり、とにかく厚着をしたり…と自己流で体を温めている方もいらっしゃると思いますが、もしかしたらその方法が逆効果になっている可能性も…!
今一度自己流の方法を見直して、正しい“温活”にチャレンジしてみましょう。

食べ物

地中で育つ人参やゴボウといった根菜は身体を温めてくれるとされています。また、大根・蕪・白菜など寒い時期に採れる、いわゆる”旬のもの“を食べると良いでしょう。 白菜やゴボウなどはお鍋にも良く合う野菜ですので、食材+ほっかほか鍋でより一層体が温まりますね。更によく知られるように、生姜やネギなどといった薬味も体を温める効果がありますので、煮物などにプラスして摂取することをお勧めします。

運動習慣

冷えやすい体質は身体の筋肉量も一因となっています。 日々のちょっとした運動で筋肉量をUPさせれば、基礎代謝も上がり、プラスの効果をもたらします。 特に下半身を鍛えると、血液住管が良くなり代謝もUP、冷えにくい体質づくりができます。 普段エレベーターやエスカレーターを使っている場合、階段の上り降りに変更したり、合間でちょこちょことできる、つま先立ち運動などを行うだけでも効果的です。

就寝時の工夫

就寝時に足先が冷えるからといって、靴下を履いたりしていませんか? 靴下を履いてしまうと、足先から放熱されず、質の良い睡眠を妨げる原因となりますので、NGです。就寝時に下半身の冷えを感じる場合は、湯たんぽやレッグウォーマーなどを活用しましょう。

とはいえ仕事に家事育児にと忙しい現代、なかなか運動の時間を取り入れたり睡眠時間を毎日同じ時間に揃えたり…というのは難しいところでもあります。 そんな場合に取り入れてほしい習慣が“入浴”です。
次項で詳しく解説していきますが、入浴は手軽に自律神経を整えられる格好の習慣です。 是非、参考にしてみてください。

“風呂活”で温活!正しい入浴で深部体温を上げよう!

ここからは、” 入浴により体を温める”=“風呂活”について解説していきます。お風呂でできる冷え対策は大きく分けて2つ。

  1. 深部体温を上げる
  2. 自律神経を整える

1.深部体温を上げる

前述でも述べた通り、深部体温とは内臓など体の内部の温度のこと。 これは表面温度とは異なりカイロや防寒着などでいくら温めても上昇させることはできません。そこで活躍するのがお風呂。 正しい方法でお風呂に入ることで深部体温を0.5~1℃上げることができます。更に就寝前にこの深部体温をしっかりと上げることにより、入眠時にスムーズに熱の放出が行われ、良質な睡眠にも繋がります。

2.自律神経を整える

自律神経とは身体の機能をコントロールする神経のことで、交感神経と副交感神経から成っています。 人の体が活動的になっている時に優位になるのが交感神経で、休息している時に優位になるのが副交感神経です。 この自律神経ですが、入浴前に交感神経優位だったものを、正しい入浴法を行うことにより、上手に副交感神経優位の状態に切り替えることができます。

具体的にどんな入り方をすれば良いの?

Point1:湯温はぬるめに設定

あまりに高温に設定しすぎると、副交感神経が優位になるどころか、交感神経優位になってしまい、体が興奮状態になってしまいます。湯温はちょっとぬるいかなと感じる程度の38~39℃程度に設定しましょう

Point2:長湯しすぎない

こちらも湯温と同様で、あまりに長湯しすぎると交感神経が優位になってしまいます。入浴時間は15分程度が丁度良いでしょう。

Point3:全身浴でリラックス

お風呂の効果である“浮力効果”や“静水圧効果”を最大限に得るにはやはり方まで浸かる全身浴がおススメ。浮力と圧力により全身の筋肉を弛緩・リラックスさせることにより、より体がお休みモードに入りやすくなります。

プラスαで更に“風呂活”効果を高めよう!

上記の基本の入り方にプラスして、更にリラックス!自律神経をばっちり整える方法をご紹介します。

Plus1:アロマオイルをプラス!

自律神経を整えたり、リラックス・鎮静効果をもたらすアロマオイルを取り入れるとよりお風呂の効果が高まります。 代表的なのがラベンダーで、安眠を謳った入浴剤でもこの香りのものはよく見かけます。その他、ゼラニウム・ベルガモット・ローズマリー・ティーツリーなどもおすすめ。好みの香りを見つけてよりリラックスできるよう工夫してみましょう

Plus2:入浴剤をプラス!

血行促進や発汗効果の高い入浴剤を使用することで、ぬるめの湯温でも温浴効果を高め、湯上りもポカポカの状態を保てます。以下のようなタイプのものがおすすめです。
・エプソムソルト、岩塩などの発汗促進効果のある入浴剤
・トウキ、ショウキョウ(生姜)、チンピ、ケイヒ、ガイヨウ
など血行促進効果のある漢方や薬草が入った入浴剤

まとめとアンケート

温活とは何かから、温活の方法、お風呂で体を温める“風呂活”について解説してきました。 中でも“お風呂”は毎日の習慣に手軽に取り入れることができ、なおかつ“深部体温”を上げる効果がとても高い方法になります。
毎日の入浴法をちょっとだけ意識して、是非楽しんで“風呂活”を行ってみてくださいね♪

バスリエでは、温活に関するアンケート調査を行っています。1分程度の簡単な内容ですので、是非ご協力をお願い致します。

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