普段何気なく飲み食べしている飲み物や果物、料理に使うスパイス、そして庭に生えている草花などなど。
日常生活で見かけるあらゆるものの中には、お風呂に入れても効果が得られるものがたくさん。
そんなあらゆる“入浴剤以外のモノ”の中では、一体どんなものが人気なのか、そもそも入浴剤以外のものをお風呂に入れているのかなど、バスリエ(お風呂のソムリエ)が調査しました。
半数以上のひとはお風呂に何等か入れた経験アリ!
入浴剤以外のものを入れたことがある人は意外と多い?
Q:入浴剤以外のものをお風呂に入れますか?
全体
まず、そもそも入浴剤以外のものをお風呂に入れているかを伺ったところ、「よく入れている」というかたはたったの3.5%で、「ときどき入れている」と合わせても32%で半数に満ちませんでした。
ただ、「全く入れていない」というかたは半数以下で、6割近くのかたは、頻繁に入れるわけではないけれど、入れた経験はあるということが伺えます。
入浴剤使用頻度が週の半分以上
入浴剤使用頻度が週の半分以下
入浴剤使用頻度別に見てみると”使用頻度が週の半分以上”というかたの4割近くが「よく入れている・時々入れている」と回答。そして「全く入れていない」は23.53%に。一方使用”頻度が週の半分以下”というかたは「よく入れている・時々入れている」が3割程度で、「全く入れていない」が5割近くにも上りました。
やはり普段から入浴剤を入れているかたのほうが、“入浴剤以外のもの”にも関心が高いようです。
“入浴剤代以外のもの”を入れない人から見たホンネ
Q:入浴剤以外のものをお風呂に入れることについてどう思いますか?
※全く入れていない人/あまり入れていない人136名の回答
トップのイメージはずばり「掃除が大変そう」
これに関しては、後述しますが、やり方を間違えると確かに大変なことになってしまいます。このほか風呂釜・浴槽への影響、お肌への影響を上げているかたも、それぞれ3割前後いますが、「気分転換になりそう」とプラスなイメージを持つかたも4割近くいることがわかりました。
ホエイやねぎも!?実際に入れたものアレコレ
一番は果物が人気!
Q:入浴剤以外で入れたことのあるものは何ですか?
※入れたことがない人を除く119人の回答
入浴剤以外で実際に入れたことのあるものとしては果物が最多で、70.59%のかたがあると回答しました。果物は冬至のゆず湯などで代表されるように、みかんやだいだい、レモンなどの柑橘類、そして温浴施設等でも行われているようなりんご風呂などが挙げられました。
2位以降では経験割合がぐんと下がっていますが、「果物以外の植物」が2位、「アロマオイル」が3位と続きます。
果物以外の植物として挙げられていたのは、五月節句で代表される菖蒲のほか、ローズマリーやヨモギといった回答が見られました。
その他、浴用雑貨に分類されるヒノキボールや炭であったり、アルコールでは日本酒など、様々なものが入浴剤の代わりとして利用されていることがわかりました。
PICK UP ITEM
入浴剤代わりの日用品!
ちのしお重曹(750g)
お風呂に入れたり、残り湯でお洗濯もでき節約にも。その他穏やかなアルカリ(弱アルカリ性)なので毎日の手軽なお掃除・お手入れにぴったり。いろいろ使えてとっても便利な重曹です。
これってどうなの?あまり聞かない入浴剤代わりのモノ
具体的にお風呂に入れたものに上がった中で、一般的にはあまり入れるイメージがないようなものを取り上げてみます。
ホエイ(ホエー)
ホエイはヨーグルトやチーズを作る際にできる上澄み(液体)のことで、牧場などに行くと、ホエイドリンクとして売られていたります。このホエイをお風呂に入れて入浴すると、乾燥や肌荒れ改善ができるとされています。
自宅でヨーグルトを作るというかたは、捨てずに試してみるのも良いですね。
ねぎ
ネギを食べると殺菌効果や血行促進効果があり、風邪予防にも良いとされていますが、お風呂に入れても良いとされています。
一部温浴施設等では、ネギ風呂なども開催されたりしているので、自宅で試せないというかたは、イベント風呂に足を運んでみるのもおすすめです。
ラベンダーのポプリ
ポプリとはドライフラワーやドライフルーツ等にアロマなどの芳香液を加えて作られる、香りを楽しむフレグランスアイテムです。 ドライハーブをお風呂に入れることはめずらしくはないため、ポプリ等も同じようにお風呂に入れて楽しんでもOK。お風呂用ポプリとして販売されているものもあります。
お風呂の“入浴剤代わり”としてはあまり耳にしない品々ですが、こういったものも入浴することにより良い影響を得ることができるのですね。
日本人は古くからお風呂に色々なものを入れ、直感的に良いものを判別していたようですが、そのDNAが受け継がれているということが、当アンケートで垣間見えた気がします。
ではそんな“入浴剤以外のもの”をお風呂に入れる際には、みなさんどういった点に注意しているのでしょうか。
次項で失敗談とともに見ていきます。
お風呂に入浴剤以外のものを入れる際の注意点は?
お風呂に入浴剤以外のものを入れる場合は、市販の入浴剤を入れるときよりも気を遣うものです。では実際、みなさんどのような点に気をつけているのか、見ていきましょう。
Q:入浴剤以外のものを入れる際に気をつけていることは?
※入れたことがない人を除く119人の回答 (複数回答可)
分量を入れすぎない
何にでも言えることですが「○○しすぎ」はNG。入浴剤代わりのモノを「入れすぎる」のもNGです。これは入浴剤として売られているものに関しても同様です。
お肌がぴりぴりするくらいの量を入れたり、汚い湯色になってしまうくらいの分量を入れないように気をつけましょう。
風呂上がりにすぐ掃除する
入浴剤以外のものを入れた場合、浴槽への汚れの付着にも要注意です。
特に茶渋などは湯のみを使用していてもわかるかと思いますが、少し放置しただけでくっきりと跡がついてしまいます。ですので、入浴後はすぐに浴槽を洗い流しましょう。
お茶パックなどの不織布や布袋に入れる
入浴剤以外のものは、当然湯に溶けるように加工されているわけではないので、注意が必要です。とくに果実などは、果肉や種が湯面に散らばり、掃除が大変になってしまうなんてことも。そうならないよう、不織布等に入れるようにしましょう。さらに、入れ口を輪ゴムで縛ると安心です。
お茶パックもOKですが、おすすめなのはだしパックです。大き目サイズなので入れやすく、輪ゴムも留めやすいためです。
なお、お子さんがいるご家庭は、2重3重にすると、遊んでしまって破けるということを防ぐことができます。
肌への刺激を確認してから入る
お肌の弱いかたやアトピー体質のかたはとくに注意が必要です。刺激になるものは人によって本当にさまざま。一般にお肌に優しいとされている成分でも、人によっては異常が出てしまうこともあります。心配な場合には、洗面器等小さめの容器に入れ、手浴や足浴だけで試し、問題なければ全身入浴するといった方法をとると良いでしょう。
意外とあるある?失敗エピソードアレコレ
続いて、入浴剤以外のものを使用した際の失敗エピソードを伺ってみました。
Q:入浴剤以外のものを入れた際の失敗エピソードはありますか?
・菖蒲を入れた際に袋から出てしまい後片付けが大変になりました
・種が取れて掃除が大変だった
・柑橘類を沢山入れたら、肌がぴりぴりしてしまった
・よく成分が出るように揉んでいたら、ティーバッグが破れてお茶の葉が出てきてしまった
・日本酒を目分量で入れたら、多すぎて入浴してるだけで酔った
・みかん湯用に蜜柑の皮をためていたらカビてしまった
・茶渋が付いた
失敗エピソードも本当にさまざまありますが、これらは全て、前項の“注意する点”に関連したことがらばかりです。掃除やお肌への刺激が大変なことにならないよう、注意点を念頭に置きながら、“入浴剤代わりのもの”を楽しむようにしましょう。
毎日習慣として浸かっているお風呂。
季節のものや飲食物のあまりものをちょこっと入れるだけでも、気分も変わり嬉しい効果が得られます。準備や片付けは市販の入浴剤を使うよりもひと手間かかるかもしれませんが、自分だけのオリジナルお風呂を楽しめるのもまた一興。
是非色々なものを入れて、オリジナルお風呂を楽しんでくださいね♪
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お風呂に入れるもの調査は引き続き行っています。簡単な内容ですので、是非ご協力をお願い致します。