「お風呂の炭」はお風呂に入れる炭、というのは確かに正しいのですが、実はこの炭、冷たい水やペットのお風呂などでも大活躍してくれるのです。
当記事ではお風呂の炭の“お風呂以外”での活躍場面について、解説していきたいと思います。
炭の浄水効果
炭の多孔質構造による浄水効果
炭は多孔質構造を持つことで知られています。多孔質とは、小さな孔が無数に存在している構造のことです。この構造は炭が持つ特有の性質であり、高い吸着性と浄化能力の基盤となっています。これにより炭は様々な不純物を効率よく吸着することができ、浄水効果があるとされているのです。
浄化に向いている炭の種類
木炭には大きく分けて黒炭・白炭の2種類があります。その名の通り、黒炭は真っ黒、白炭は灰が周りについており白みがかったもの、という見た目の違いがあります。これは製法の違いによるものであり、黒炭は窯の中で冷ますのに対し、白炭は窯の外で急速に冷ましたあとに灰をかけるといった方法となります。詳しくは以下の記事をご覧ください。
このうち水道水の浄水として向いているとされるのは白炭、特に備長炭です。備長炭は水道水中の不純物を取り除くだけでなく、炭そのもののミネラル分により水がまろやかになると言われています。また、木炭以外に“竹炭”や“活性炭”なども浄水用として用いられています。
水の浄化に「お風呂の炭」がおすすめ！
お風呂の炭 BATHLIER
「お風呂の炭 BATHLIER」は”お風呂”と名が付いていますが、温かいお湯だけでなく水にも有効。
水風呂やプールにポンっと入れるだけで塩素や雑菌などの不純物を吸着して水をキレイにしてくれます。
※使用後は水を切り風通しの良いところに欲して乾燥させましょう。
普通の炭と何が違うの？
「お風呂の炭BATHLIER」は黒炭で、一般に推奨されている備長炭とは異なります。しかしお風呂のソムリエSHOP！の「お風呂の炭」が普通の炭と違うのは“アパタイト光触媒（※産業技術総合研究所開発）”を施している点。
炭そのものに不純物吸着の効果があるのですが、この“アパタイト光触媒”により、浴槽内の細菌・有害物質を吸着し、さらにそれらを分解してくれるという効果が加えられるのです。
アパタイトって？
人間の葉や骨の主成分であるリン酸カルシウムのことで、最近・ウイルスなどのタンパク質への高い吸着力があります。
光触媒って？
”光触媒”とは光を吸収して化学反応を起こす物質のこと。その化学反応によりさまざまなものを分解する力があります。植物の”光合成”と同じ現象ですが、お風呂の炭は浴室の照明でこの反応を引き起こし、雑菌等の有害物質を分解します。
炭の浄化効果はこんなときに役に立つ！
サウナの水風呂
こちらは主にサウナ施設向けの使用方法ですが、炭は水風呂でも大活躍。不特定多数の人が大勢使用する水風呂は、一般家庭の浴槽よりもどうしても雑菌が多く発生してしまいがち。炭を入れることで、いつでも清潔&気持ち良い水風呂を提供することができます。
施設様にはセット買いでお得にご購入頂くことをおすすめします。
子どもの水遊びの際
夏になるとご家庭でもビニールプールが活躍することでしょう。お肌の弱いお子様たちが入る家庭用プールも水道水の水ですから、もちろん塩素が含まれています。そしておもちゃなどで遊んでいるうちに雑菌も発生。そんなときにも炭を入れておけば、塩素緩和&雑菌除去に一役買ってくれます。
ペットのお風呂用の湯の浄化
頻繁ではないけれどペットだってお風呂に入れてあげなければなりません。そんなときにも炭を入れて常にキレイな水（湯）で洗ってあげましょう。人間用とペット用と2個持ちしておくのがベストです。
炭には燃料としてだけでなく水（お湯）の浄化にも使用でき、日常の至るところで活躍することがわかっていただけたかと思います。炭を使用した浄水は、健康で安全であるだけでなく、お財布にも環境にも優しい方法です。今後も、炭を使ったさまざまな方法がもっと広まっていくことでしょう。