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良い筋トレは良いお風呂から!疲労回復につながる入浴法

筋トレといえば、また格別なのがトレーニング終了後のお風呂。
たっぷり汗をかいたあとは洗い流してさっぱりしたくなりますよね。
筋トレ後にシャワーだけでなく浴槽につかってお風呂でリラックスすると、体に良い影響があるのをご存知でしたか?

当記事では、筋トレ後のお風呂についての効果と、筋トレ後の効果的な入浴法を解説していきます。

筋トレの基本

筋トレが身体にもたらす効果

筋トレは、「単純に体に筋肉をつけてかっこよくなる」以外にも多くのメリットがあります。具体的には、

・基礎代謝UPで太りにくい体質に
・血行促進・冷え性改善
・体のむくみや凝りの改善
・ストレス解消
・睡眠の質向上

など、様々な効果をもたらします。

筋トレに最適なタイミングは?

一般的に、筋トレに最適なタイミングは男性と女性と関係なく「夕方」とされています。

人間の体の機能は1日のうち昼間から夕方にピークを迎えるとされており、その中でも「筋力」「酸素消費量」「肺活量」のピークが夕方となるため、より効率的なトレーニング効果が期待できます。

また、質の高いトレーニングは睡眠の質を高めるため、早寝により睡眠中の筋肉が育つ環境づくりとしても、夕方に筋トレするのがおすすめなのです。

一方で、体が目覚めていない「寝起きの早朝」や運動をすると交感神経が活発になり入眠の妨げになる「寝る前」、胃腸の消化吸収にエネルギーを用いる「食後2時間」、筋肉をエネルギー消費に使ってしまう「空腹時」はやめておいたほうが無難でしょう。

筋トレ後の体は温める?冷やす?どっちが良いの?

軽い筋トレ後はお風呂は良い効果をもたらす

炎症が起きていない場合や、適度なトレーニングの後であれば、入浴により身体を温めることで、疲労回復やリラックスに繋がります。 一方で激しいトレーニングを行った後や、トレーニングによって、炎症がおきている場合には体を冷やさなければなりませんので、入浴はNGです。

シャワーのみは?

汗を流したいだけであればシャワーのみでもOKですが、疲労回復や血行促進といった効果を得たい場合にはお風呂に入りましょう。

筋トレ後のお風呂のメリットって?

筋トレ後の入浴によりもたらされる効果について、具体的に見ていきましょう。

疲労回復・ストレス緩和

筋トレ後は身体にはもちろん、精神面でもストレスが高まっています。お風呂の浮力効果により全身の筋肉を弛緩させたり、静水圧効果でマッサージ効果を得ることにより、身体面でも精神面でもリラックスし、疲労回復にも繋がります。

血行促進

お風呂の効果である“温熱効果”や“静水圧効果”により血行が促進され、酸素が身体じゅうに行き渡り、老廃物や疲れの原因である乳酸の排出がされやすくなります。

睡眠の質向上

お風呂は自律神経を整えるのにも最適なツール。自律神経とは身体の内臓をつかさどる神経で、交感神経と副交感神経から成ります。活動時は交感神経優位に、休息時は副交感神経が優位になるのですが、筋トレにより交感神経優位であったものを、お風呂に入ることで副交感神経優位に切り替えることができます。副交感神経が優位になることで、身体が休息の体勢となり、質の良い睡眠にも繋がるのです。

入浴後はバスローブにくるまれてゆっくりと

筋トレ後の正しい入浴法

入浴前後の水分補給

通常の入浴時も脱水症状防止のために水分補給は必要ですが、筋トレで汗をかいたあとは特に水分補給は重要です。普段摂るよりも多めの水分を摂取してから入浴し、入浴後も必ず水分を摂るようにしましょう。

筋トレ後30分~60分以内の入浴を

筋トレ後は心拍数が上がっている状態なので、間を置かずに入浴してしまうと血管拡張や心臓への負担といったことを引き起こしてしまいます。そのため、30分程度体を休ませてからの入浴が良いでしょう。

ぬるま湯(38~39℃)に15分程度入浴

筋トレ後疲労回復やリラックス効果を最大限に得るためには、浸かる時間や湯温も重要。少しぬるいかなと思う38~39℃のお湯に15分程度がベストです。

+αの入り方

湯船でマッサージ&ストレッチ

入浴中のマッサージやストレッチもおすすめ。湯に浸かりながら気になる箇所の指圧などをすれば、筋肉痛予防にもなります。

温冷交代浴で自律神経を整えよう

疲労回復に効果的な入浴法といえば、温冷交互浴。
熱いお湯と冷たい水風呂に交互に浸かることで、自律神経における、活動的になる「交感神経」と休息をうながす「副交感神経」を意識的に切り替え、徐々に機能を整えていきます。

ご自宅の場合は

  1. ぬるま湯(36〜38℃)につかる
  2. 冷水シャワーを浴びる(冷水が苦手な人は低めの温度設定のお湯でも可)
  3. 1〜2を3〜4セット繰り返す

この手順を順番におよそ1時間入浴することで、徐々に自律神経が鍛えられていきます。
湯温は時間と共に下がっていきますからお湯を追加したり追い焚きしたりとキープしていきましょう。

もちろん最後に冷水を浴びるだけでも効果が出ます。
筋トレ後はもちろん、毎日の習慣として継続していくと疲れがたまりにくい体質に改善していきます。

また、ジムで筋トレを実施する方は、備え付けのサウナと水風呂を利用した温冷交互浴をするのもおすすめです。 交互に入ることによって、血管の拡張と収縮を交互に繰り返すことができます。

体に栄養や酸素を運ぶ働きである血液の循環をよくすることで、トレーニングの疲労感を和らげ、回復を早めることができるのです。

炭酸浴でリラックス効果UP

炭酸ガス系の入浴剤を使用するのもおすすめ。発泡タイプでない入浴剤よりも発泡するタイプのほうが、より温熱効果を高め、血行促進の助けになります。好みの香りのものを選べばよりリラックス効果もUPします。

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サウナもおすすめ

お風呂と同様に、筋トレ後のサウナも疲労回復やリラックス、美容効果など様々な効果をもたらします。近年ではサウナが併設されているジムも増えてきていますので、そういった施設をうまく利用するのも良いですね。

筋トレ前のお風呂はNG?

筋トレ前お風呂に入ることで、筋肉の緊張がほぐれ、体が動かしやすくなるメリットはあります。ただし長湯をしてしまうと身体が柔らかくなり、緊張した状態と同じ負荷をかけても圧力を受け流してしまうため、短時間に留めておきましょう。トータルの効果で見た場合、入浴は筋トレ後がよりおすすめです。

ここまで、筋トレ後のお風呂がもたらす疲労回復についての効果を解説してきましたが、これ以外にも、栄養バランスのとれた食事や良く寝てよく体を休ませるなど、様々なことを組合せて行うことで、筋肉の疲労回復がより高まります。

是非これらと合わせて、お風呂も活用してみてくださいね。

バスリエでは筋トレとお風呂に関するアンケート調査を行っています。1分程度の簡単な内容ですので、是非ご協力をお願い致します。