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温泉の定義って?天然温泉と人口温泉の違いは?温泉がもっと楽しくなる基礎知識

日本人なら嫌いな人がいないのでは?というくらい古くから重宝されてきている「温泉」。しかしその温泉の定義を聞かれたら、はっきりと答えられることができないというかたが多いのではないでしょうか。

当記事では、そんな温泉の定義や、「天然温泉」「人口温泉」の違いなどについて、わかりやすく解説していきます。

環境省による温泉の基本定義

温泉の定義

温泉の定義は国に拠ってことなり、日本の「温泉」を定義づけているものは環境省による「温泉法」というものになります。

温泉法では、以下のとおり定められています。

第二条

この法律で「温泉」とは、地中からゆう出する温水、鉱水及び水蒸気その他のガス(炭化水素を主成分とする天然ガスを除く。)で、「別表」に掲げる温度または物質を有するものをいう。

※別表に掲げられている条件

または

療養泉の定義

前述の「温泉」と定義づけられるものは、さらに「療養泉」と「療養泉ではないもの」の2種類に分けられます。このうち療養を目的とするもので、別表の温度または物質を有するものとされています。

※別表に掲げられている条件

または

※出典:環境省HP(https://www.env.go.jp/nature/onsen/point/

簡単に言うと、温泉の大分類は「療養泉」か「泉質名のない温泉」の2種あるといういことになります。次項では、このうち泉質名のつくほうの「療養泉」について、より詳しく見ていきたいと思います。

療養泉の分類と適応症

療養泉を更に分けて見ていくと、まず、単純温泉・塩類泉・特殊成分を含む療養泉の3種に分けられ、そこからさらに含有成分ごとに全10の種類に分けることができます。

単純温泉

基準

①単純温泉

特徴
・肌触りが柔らかく、癖がなく肌への刺激が少ない
・入浴すると「すべすべ」とした感触がある

泉質別適応症

自律神経の乱れ、不眠症、抑うつ状

塩類泉

基準

②塩化物泉

陰イオンの主成分が塩化物イオン

特徴
・陽イオンの主成分により、ナトリウム-塩化物泉、カルシウム-塩化物泉、マグネシウム-塩化物泉などに分類される
・日本では比較的多い泉質
・塩分が主成分となっているので、飲用すると塩辛い
・塩分濃度が濃い場合やマグネシウムが多い場合は苦く感じられる

泉質別適応症
浴用:きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症
飲用:萎縮性胃炎、便秘


③炭酸水素塩泉

陰イオンの主成分が炭酸水素イオン

特徴
・陽イオンの主成分により、ナトリウム-炭酸水素塩泉、カルシウム-炭酸水素塩泉、マグネシウム-炭酸水素塩泉などに分類される
・カルシウム-炭酸水素塩泉からは、石灰質の温泉沈殿物、析出物が生成されることがある

泉質別適応症
浴用:きりきず、末梢循環障害、冷え性、皮膚乾燥症


④硫酸塩泉

陰イオンの主成分が硫酸イオン

特徴
陽イオンの主成分により、ナトリウム-硫酸塩泉、カルシウム-硫酸塩泉、マグネシウム-硫酸塩泉などに分類される

泉質別適応症
浴用:きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症
飲用:胆道系機能障害、高コレステロール血症、便秘

特殊成分を含む療養泉

基準

⑤二酸化炭素泉

遊離二酸化炭素1000mg/kg以上

特徴
・入浴すると全身に炭酸の泡が付着して爽快感がある
(ただし加温をすると炭酸ガスが揮散する場合あり)
・飲用すると炭酸の爽やかなノドごしが楽しめる
・日本では比較的少ない泉質で俗に「泡の湯」とも呼ばれる

泉質別適応症
浴用:切り傷、末梢循環障害、冷え性、自律神経


⑥含鉄泉

総鉄イオン20mg/kg以上

特徴
温泉が湧出して空気に触れると、鉄の酸化が進み赤褐色になる。

泉質別適応症
飲用:鉄欠乏性貧血症


⑦酸性泉

水素イオン1㎎/kg以上

特徴
・口にすると酸味がある
・殺菌効果あり
・ヨーロッパ諸国ではほとんど見られない泉質だが、日本では各地でみることができる

泉質別適応症
浴用:アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、耐糖能異常(糖尿病)、表皮化膿


⑧含よう素泉

よう化物イオン10㎎/kg以上

特徴
温非火山性の温泉に多く、時間がたつと黄色く変色する。

泉質別適応症
飲用:高コレステロール血症


⑨硫黄泉

総硫黄2mg/kg以上

特徴
硫黄型と硫化水素型に分類され、日本では比較的多い泉質。タマゴの腐敗臭に似た特有の臭いは、硫化水素によるもの。

泉質別適応症
浴用:アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、慢性湿疹、表皮化膿症(硫化水素型については、末梢循環障害が加わる) 飲用:耐糖能異常(糖尿病)、高コレステロール血症


⑩放射能泉

ラドン30×10-10 Ci=111Bq以上(8.25 マッヘ単位以上)

基準
温泉水1キログラム中にラドンが30×10-10キュリー以上(8.25マッへ単位以上)含まれているもの。
(放射能というと人体に悪影響を及ぼすと考えられがちだが、レントゲン等の放射線量よりずっと少ない量となる。ごく微量の放射能は、むしろ人体に良い影響を与えることが実証されている)

泉質別適応症
浴用:高尿酸血症(痛風)、関節リウマチ、強直性脊椎炎など

※出典:環境省資料(https://www.env.go.jp/nature/onsen/pdf/2-5_p_14.pdf

適応症とは

温泉による一定の改善効果を得ることができる症状のことを「適応症」と言い、各種成分によりこの内容は異なってきます。前述していますが、単純温泉だと「自律神経の乱れ」「不眠症」「抑うつ状態」といったものがこれに当たります。

この「適応症」は温泉事業者に掲示が義務付けられている「温泉分析表」と合わせて掲載されてたり、温泉施設のHPにも記載されていることが多いので、是非確認してみると良いでしょう。なお、この「適応症」は浴用か飲用(飲泉)かによってことなってくるので、注意が必要です。

「源泉かけ流し」とは?

「源泉かけ流し」とは、循環濾過ではなく源泉から直接に湯水を引いている温泉と一般的に定義されます。ただし、温度調整のため加温・加水をしている場合もあります。「源泉かけ流し」についての詳細は下記をご覧ください。

温度による分類

「温泉」は温度によっても呼び方が異なっており、以下の3種+1種に分けられます。

温泉

25℃以上34℃未満→低温泉

34℃以上42℃未満→温泉

42℃以上→高温泉

冷鉱泉

前項で解説した種類のうち、塩類泉・特殊成分を含む療養泉で泉温が25℃未満のものを「冷鉱泉」と言います。

天然温泉や人工温泉というのは一体なに?

人工温泉の定義

「天然温泉」とは「温泉」と同義で、「人工温泉」との区別するための便宜上の呼称です。「人工温泉」は人の手が加えられている温泉のことで、具体的には鉱石や薬剤などの温泉成分を添加し、温泉を再現したものを指します。人口温泉は、温泉法で効能の表記は禁じられています。

人工温泉と天然温泉、優れているのは?

人工温泉よりも天然温泉のほうが、なんとなく良さそう・・・というイメージがありますが、人工温泉も効果が認められている薬品を使用しているため、効果が期待できます。

そのため、ご自身の求める効果や利用しやすい環境(行きやすい場所にあるなど)、温泉がある場所の環境など、トータル的に判断することがおすすめです。

自宅のお風呂と「温泉」の違いは?

家風呂と「温泉」の違い

まず、基本的に温泉には前述した効果がありますので、当然ながらこの点は家のお風呂との大きな違いとなります。
また、これ以外にも、日常を離れた地で普段とは異なる環境を過ごすことで、「転地効果」というものが得られます。

温泉・自宅のお風呂ともに共通する点は、「温熱作用」(身体を温めて血行が良くなる効果のこと)、「水圧作用(お湯の中で体に水圧がかかって手足の血管や内臓に影響を与えて血行やリンパの流れを改善する効果のこと)、「浮力作用」(浮力が働く水の中では空気中に比べて約9分の1程度まで体重が軽くなるため、脳や筋肉への刺激が軽減されて気分がリラックスする効果のこと)の3つを味わえること。ただし、かかる水圧が面積の広い温泉のほうが高いとは言えます。

温泉入浴剤で家でも「温泉」と同等の効果は得られる?

入浴剤で温泉成分そのものを再現するのは難しい

入浴剤が企画・製造されて温泉成分を表現するときにまず家庭で使用される風呂釜を傷めないことが前提となることが挙げられます。 例として日本三名泉である草津温泉は日本を代表する定番の観光地ですが、その泉質をご家庭で忠実に再現しようとすると、浴槽や風呂釜を傷めてしまう恐れがあります。

こうした背景から、入浴剤に配合する成分は全く温泉そのものと同様というわけにはいかず、家庭の浴槽や排水管などへ損傷を与えないようなものが選ばれています。また、環境へ害がないようにということも考慮して作られています。 数ある温泉の効果とはそもそも異なりますが、入浴剤は気軽に選んで楽しめるという長所があります。

転地効果は自宅のお風呂では難しい

天然温泉の効果の一つとして、成分以外に「転地効果」というものも挙げられます。転地効果とは普段生活している環境とは違う場所に行くことで得られるリフレッシュ効果のことですので、自宅で再現するというのはなかなか困難でしょう。

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