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目を温めることによる効果って?“疲れ目“解消の入浴法&と”眼精疲労“との違い

パソコン画面とにらめっこしながらの仕事をしていると頻繁に感じる目の乾き、しょぼしょぼした感覚、重さ。
バスリエ調べでは働く社会人の約82%もの人が目の疲れや痛みを感じることがあると回答しています。目の疲れは肩こりや頭痛にも繋がり、軽視できないもの。

こちらでは、そんな多くの働くかたたちの悩みを解消すべく、目の疲れの原因や目の疲れを解消する入浴法をご紹介します。

疲れ目と眼精疲労の違いって?

”疲れ目”の原因は?

目の酷使(PC作業等)

1日中事務作業でパソコン画面を注視していたり、常にスマホ画面を見るなどしていると、目を休める暇がなく酷使に繋がります。

コンタクト・メガネの度が合っていない

これらの度数が合わないと、目はピント調整のために余計な力を使用しなければならず、疲労に繋がります。

老眼

老眼により水晶体の弾力性が失われピント調節機能が低下することにより、疲れやすくなります。

ストレス

ストレスが溜まると自律神経(交感神経・副効交感神経)のバランスが崩れ、交換神経が過度に働きすぎて目の疲れに繋がります。

眼精疲労とはどう違う?

「疲れ目」とは、一時的な目の疲れのことです。一時的なので、十分な睡眠をとったり、目を休ませてあげれば回復します。「眼精疲労」は一時的ではなく、慢性的な目の不調が続いている状況のこと。疲れ目を放置してしまい酷くなると眼精疲労になってしまいます。眼精疲労は十分な睡眠や目の休息をとっても改善されず、目以外の箇所にまで不調を及ぼしている状態であれば、これに当たります。このような状態になってしまった場合は、眼科や内科などで医師の診察が必要となります。

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疲れ目には“温める・冷やす”どちらが良い?

疲れ目には”温める”が有効

疲れた目には”温める”ことが有効です。目を温めることで、疲れ目が解消するのはもちろん、美容やドライアイ緩和など、その他の面でも良い効果が期待できます。

目を“温める”ことで得られる効果

筋肉をほぐして目の調整力を維持

目を酷使すると目の周りの筋肉が凝り固まってしまいます。目を温めることにより血流促進されカチカチになった筋肉をほぐすことで、溜まっていた疲労物質を流し、疲れ目の症状を緩和することができます。また、筋肉をほぐすことで、ピント調整機能の低下を防ぐという効果もあります。

乾燥緩和(ドライアイの改善)

疲れ目は乾燥によっても悪化します。温めることにより”マイボーム腺”という涙の油分を分泌している腺が温められ脂が出やすくなり、乾燥緩和に繋がります。

肩こりや頭痛の緩和

慢性の肩こりや頭痛を感じている場合、それが目の疲れからきている可能性もあります。そういった場合は目の疲れを解消させるのに伴って、肩こり・頭痛緩和にも繋がります。

副交感神経が優位になり良質な睡眠に繋がる

眼球を動かすために働く動眼神経は、副交感神経も含んでいます。そのため、目を温めることにより副交感神経が優位になり、体がリラックスモードに入ることができます。

※副交感神経は内臓の働きを司る自律神経の一種で、休息時に優位に働く神経です。

目元のくまを予防

目の下のくまは血行不良によりできている場合があります。普段から目を温める習慣をつけて血行促進することで、くまの予防対策にもなります。

上記のほか、目を温めリラックスすることにより、睡眠の質を改善することもできると言われています。

眼精疲労には”温める””冷やす”どちらが良い?

基本的には、眼精疲労の場合も、疲れ目同様“温める”ことが推奨されています。ただし、以下のような症状の場合、温めNGです。

・眼が充血・炎症を起こしている

・眼が痛む

このような場合に目を温めてしまうと、血流が促され症状が悪化してしまいます。このような場合には冷やすことで症状を抑えることができます。

症状が酷い・病気等の可能性が考えられるときは、眼科など医療機関に相談しましょう。

目の疲れを解消する入浴法

目の疲れを取る方法としては、マッサージやツボ押し、ホットアイマスク、専門医で薬を処方してもらうなどさまざまありますが、自宅のお風呂で温まりながらできる解消法もあります。
入浴して全身リラックスした状態で行うことによりストレス軽減にもつながり、よりよい効果を得ることができます。

「eye(目)に効くタオル浴」

  1. 髪や体を洗い浴室での全ての動作を終わらせる
  2. 洗面器に熱めお湯をためてハンドタオルくらいの小さなタオルを浸す
  3. お湯が垂れない程度に軽く絞る(温かめの蒸しタオルの出来上がり)
  4. 体温+4℃の湯に肩までゆっくり浸かる
  5. 3番でつくった蒸しタオルを目を閉じて上に乗せる
  6. 目の疲れ具合によって2~5番を繰り返す
  7. 入浴後は部屋の明かりを薄暗くして電子機器の使用を控える
  8. 早めに就寝する

効果

目を閉じて休めながら、蒸しタオルで周辺の血行を良くしてあげることで目の周りの筋肉がほぐれ、目の疲れが抜けていきます。

時間に余裕のある場合には、「eye(アイ)に効く温冷タオル浴」 がおすすめです。

  1. 蒸しタオル
  2. 冷水タオル
  3. 蒸しタオル

の順で「温める」「冷やす」 を交互に行うと目元がスッキリしますよ。

※目の疲れが酷く、「eye(アイ)に効くタオル浴」を何度も繰り返したくて長湯になる場合などは入浴法を半身浴にしたり、お湯の温度を体温+2℃のぬるめにして体への負担を軽減するように気をつけて行ってください。

必要なもの

  • お湯または冷水
  • 両目に乗るくらいの小さめのタオル

おすすめの浴室環境

  • 室温25℃前後
  • 湿度90%前後

PICK UP ITEM

アラフォー女性が開発、蒸気の力でお肌ぷるるん

「蒸美人(じょうびじん)」温冷フェイスマスク

蒸美人は、タオルの産地で有名な愛媛県今治市で作ったフェイスマスク。
タオル地だからしっかりたっぷりスチーム。
乾燥する季節には化粧水の前の蒸しタオルで保湿、夏の強い日差しにはコールドマスクで引き締め。
1年中、繰り返し使えるエコなフェイスマスクです。

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普段の生活でも気をつけよう

目の疲れを放置してしまうと、前述のとおり眼精疲労に繋がってしまいます。そうなる前に普段の生活から“目を疲れさせない・目の疲れをとる”ことを習慣化することが大切です。具体的には、前述の入浴法に加えて以下のことを心がけると良いでしょう。

・適度に目を休ませる

・目の運動や遠くを見るなどして目を動かす

・目薬を使用する

・コンタクト・眼鏡の度数確認

・目に良い栄養素を摂る

また、ゆっくり入浴している暇がない、という日にはホットアイマスクや電子レンジで温めたホットタオルを活用するだけでも効果があります。

まとめ

PC作業をしたり、スマホ画面操作をしているとなかなか解消できない目の疲れ。毎日の入浴中にできる解消法で、是非すっきりした目を目指してください!

この記事を書いたのは
お風呂の専門家 松永武

松永 武( まつながたけし )

お風呂のソムリエ・バスリエ・温泉入浴指導員(厚生労働省)・温泉健康指導士・バスリエ株式会社 代表取締役・一般社団法人HOT JAPAN 代表理事

スターダストマーケティング所属。
お風呂好きが講じて寝具メーカーを退職後、2005年にお風呂グッズの専門店を開業。バスグッズマニアとして「マツコの知らない世界」をはじめテレビ・ラジオ・雑誌などで活躍中。

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