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子どもの初サウナは何歳から?パパママが知りたい注意点を解説

日本は、今まさに第3次サウナブームと言われています。サウナが大好きなパパとママの中には、「子どもがいるからなかなかサウナに行けない」、「子どもはいつからサウナに入れるの?」と悩んでいる方も多いはずです。そこで今回は、子どものサウナデビューを迎えるにあたって、注意すべき点やポイントを解説し、おすすめの施設もいくつか紹介していきます。この機会に子どものサウナデビューを考えてみてはいかがでしょうか。

サウナに年齢制限はある?何歳からOK

5歳以下の子どもはNG?サウナの年齢制限は?

フィンランドのトゥルク大学の研究 (Children in sauna: cardiovascular adjustment, Pediatrics, 1990)の結果では、温度70度のフィンランド式サウナを用いて、心拍数や血圧、1回拍出量(1回の心臓の動きで送り出される血液の量)の変化を調べたところ、10歳以下の年齢では、自律神経の発達が未熟でサウナという高温に適応できず、血圧が下がってしまうことが分かりました。特に5歳以下の子どもの場合、1回拍出量も低下することで、著しい血圧の低下を引き起こす危険があると言われています。

この研究結果からすると、5歳以下の年齢では基本的にサウナの利用を控え、5歳〜10歳の子どもは、大人と一緒に低温、そして短時間の利用からはじめることが望ましいとされています。

5歳以下のサウナは絶対NG?

5歳以下の年齢では、大人と全く同じ入り方をしてしまうのはNGです

なぜなら、前述のとおり5歳以下の子どもは、サウナという高温に適応するための自律神経や汗腺の働きが未発達であり、著しい血圧の低下や熱中症を引き起こすリスクがあるからです。

自律神経の発達は、幼児期(1歳〜6歳前後)で副交感神経が活動をはじめ、学齢期(6歳〜15歳)に入り、交感神経が加わりはじめると言われています。5歳以下ではこの自律神経の発達段階の途中であり、心臓の機能も未発達です。大人と同様のサウナの入り方をすることによって、著しい血圧の低下を引き起こし、めまいや動悸、吐き気、最悪の場合には、気を失ってしまう危険性があります。

また、汗腺は3〜4歳までにある程度発達し、10歳前後で大人の状態に近づくと考えられています。5歳以下の子どもは汗腺の未発達によりうまく汗をかけず、体の中に熱がこもってしまうため、熱中症リスクが大人よりも高いのです。

そのため、5歳以下の子どもとサウナに入りたい場合には、大人と同じ入り方をするのではなく、低温サウナで、大人がしっかりと監視するようにしましょう

では、結局どれくらいからであれば、子どもはサウナに入れるのか、次項で解説していきます。

子どものサウナデビュー!注意点とポイントは?

サウナデビューの目安は?

サウナデビューの目安としては、何歳というよりも、以下を基準にしてください。

オムツが外れている

温泉や銭湯もこれは同様ですが、やはりオムツが外れていない子どもですと他のお客さんに迷惑が掛かる可能性があります。そのため、こちらは絶対的条件と言えます。

意思表示ができる

暑い・喉が渇いたなどの不快感を示すことができないと、付き添いの大人が危険を見逃してしまう可能性があります。こちらも必要最低限の条件と言えるでしょう。

子どものサウナデビューのポイントが知りたい!

体調管理に注意

サウナによる血圧低下には、温熱効果による末梢血管の拡張作用と、自律神経の中でも特に交感神経の働きが深く関係していると考えられています。

 大人の場合は交感神経の働きによって血流量を増やし、血圧を維持することで意識を失うことを予防することが可能ですが、子どもの場合この自律神経が未発達であり、さらに汗をかく汗腺も同様に未発達であるため、気を失ってしまったり、熱中症を引き起こすなどのリスクが大きくなります。

こういった体の未発達な面を考慮し、必ず細かい体調管理を同伴の大人が行ってください。

10歳までは保護者同伴

前述の通り、こどもは身体の様々な機能が未発達であるため、保護者同伴は必須です。10歳前後までは汗腺の発達が十分ではありませんので、5歳以上であっても、入浴中にしっかりと汗が出ているか、熱中症の症状がないか、めまいや筋肉の痛み、吐き気などがないかなどを観察してください。

低温サウナ&短時間で済ます

ただでさえデリケートな子どもの身体ですので、初めてサウナはより気を遣う必要があります。まずは短時間の低温サウナから利用をはじめ、慣れや成長とともに温度や時間の調整をしていきましょう。

水風呂は控える

水風呂は、急激な温度の変化に子どもの心臓が耐えられずヒートショックを引き起こす可能性があります。危険ですので、これは避けるようにしてください。

水分補給を欠かさない

水分の不足は、体に流れる血液量が減ることや、体温の上昇にもつながるため、しっかりと水分補給をすることも重要です。大人も重要なことですが、特に子どもはこまめな水分補給をすることを心がけましょう。

無理をさせない

子どもと大人の身体では大きさも機能も全く異なるため、大人が全然平気と思うことでも子どもの身体には大きな負担となっていることがあります。「苦しい、熱い」といった訴えがある場合には無理せずサウナを出ましょう。また、子ども自ら訴えることがなくとも、こまめに大丈夫か声をかけてあげてください。何か少しでも違和感を感じた場合には訴えるよう事前に言い聞かせておくことも重要です。

マナーを守らせる

サウナの基本マナーは、①体を綺麗にしてから入る②大声でしゃべらない③自分の汗は自分で処理する、といったことです。これは子どもももちろん同様ですので、入る前にしっかりとサウナ室での過ごし方を伝えておきましょう。

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子連れサウナにおすすめなのは?

フィンランドのトゥルク大学の研究は、温度70度のフィンランド式サウナで実施されていることから、子供にはそれよりも低い温度で設定されているスチームサウナ(40〜60度)や、ミストサウナ(40〜50度)がおすすめです。

そこで今回は、スチームサウナやミストサウナを有する、子連れサウナにおすすめの施設をいくつか紹介していきます。

東京ドーム天然温泉 Spa LaQua(東京都文京区)

東京ドームシティの中に位置する温泉施設です。安全管理の都合上、0〜5歳の子供は入館不可、6〜11歳には同性の保護者の同伴が必要ですが、中高温サウナやフィンランドサウナの他にミストサウナがあり、45度設定と子供のサウナデビューにも安心な温度設定と言えます。施設内に存在する「ラクーアリビング」では、併設するカフェやレストランの食事・ドリンクを楽しむことが可能で、家族連れでもゆっくりと過ごすことができます。

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駿河健康ランド(静岡県静岡市)

天然温泉をはじめとする20種類ものお風呂やサウナが自慢の健康ランドです。サウナはフィンランドサウナ、高温サウナ(麦飯石)、塩サウナの3種類を用意しており、塩サウナは39〜40度という子供にも安心の温度設定となっています。この施設は24時間営業であり、ホテルには宿泊も可能。ゲームコーナーやカラオケルーム、キッズルームと設備も充実しており、バーデゾーンと呼ばれる水着着用ゾーンは、家族一緒に入浴が可能なことから、家族連れにおすすめの施設と言えます。

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天然温泉アーバンクア(愛知県名古屋市)

地域最大級の大浴場を有する温泉施設です。サウナは、高温サウナとミストサウナの2種類を用意。足湯付きのミストサウナがあるのは、名古屋でここだけとのこと。新作マンガや雑誌を自由に楽しめることや、PCが無料で利用可能なこともあり、大人も子供もゆっくり楽しむことができる施設となっています。

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伊都の湯どころ(福岡県糸島市)

大の魅力は、プライベートな空間でお風呂とサウナが楽しめる「家族風呂」です。家族風呂に付いているミストサウナは、人目を気にせず利用することが可能で、はじめてのサウナにも最適ですよね。ソファーやテレビが完備された休憩室も使用することで、家族連れでもゆっくりくつろぐことが、できるのではないでしょうか。大浴場にも、ロウリュサウナ、メディテーションサウナ、ミストサウナ(女湯はスチームサウナ)を有しており、子どもの年齢に応じて、楽しみ方が選択できる温泉施設となっています。

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サウナや水風呂といった極端な温度の変化は、私たちの体に悪影響をきたす危険性がある反面、さまざまなメリットをもたらしてくれます。心臓や自律神経の機能、体力などには個人差もあるため、自分の体を理解することは、より効果的で安全なサウナの利用につながると言えます。

子どものサウナデビューをきっかけに、サウナの効果やリスクだけでなく、自分の体の状態にもしっかりと向き合ってみてはいかがでしょうか。ぜひご家族で楽しいサウナライフを過ごしてください!

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