ゆず湯や菖蒲湯などに代表される季節湯。季節湯には毎月季節ごとの植物が使われます。
1月の季節湯は松。松をお風呂に入れるなんて、めでたいことこの上なし!
今回は、そんな松を使った松湯の効果や松湯の作り方をご紹介していきます。
松湯の効果・効能
松が縁起が良いとされるワケ
松は一年中葉が緑の常緑樹で生命の象徴ともされます。そのようなことから、松は長寿・不老不死を連想させる縁起ものとされています。特に松は神様の依り代ともされ、一般によく知られるように、お正月の門松でも使用されています。
そんな縁起物の松ですが、実はお風呂に入れることで、身体に嬉しい効果があるのです。
松湯の効果効能
リラックス効果
松の葉にはテルペンという精油成分が含まれており、この森林のような香りがリラックス・リフレッシュ効果をもたらすとされています。
血行促進・温浴効果
上記の精油成分により、血行促進も促され、それにより温浴効果もUPします。冷えや肩こり等の体の不調を感じているかたにもおすすめです。
PICK UP ITEM
お風呂でマッサージしてリラックス
ツボ押し「コリネット」
松の香りに包まれながら、お風呂でマッサージ。なんてとっても至福のひと時が過ごせちゃう。
コロンと可愛いその見た目は、まるでオブジェ。
お風呂以外でももちろん使えちゃう持ち歩きアイテムです。
松湯の作り方と注意点
ここからは、実際の松湯の作り方を見ていきましょう。
庭に松が生えている家はなかなか少ないとは思いますが、年末になるとお正月用の松飾りが1000円前後(松だけで装飾のないものの場合)で売られているので、この時期には比較的簡単に手に入ります。
松湯の作り方
材料
・松葉:100~150g
・水:松葉が被るくらい
・鍋
・だしパックまたは布袋
作り方:
01.松の葉を枝から取る
松の葉を枝から丁寧にもぎ取ります。
02.葉の根本の茶色い部分を除去する
赤松の場合、もぎ取った葉の元の部分に茶色いつなぎの部分が一緒にくっついてくるので、これも丁寧に取り除きましょう。黒松の場合は茶色い部分が枝に残るためこの作業は不要です。この時点で松脂で手がべたべたになるので、一旦手を洗います。
03.葉をよく洗う
続いて葉についている松脂を洗い流しましょう。
04.煮出す
洗った松葉をだしパックや布袋に詰めて鍋で煮出します。中火で5~10分くらいが目安です。
05.煮出した汁を湯に入れる
煮出した汁を浴槽に流し込みよく混ぜれば完成です。
Point!
松の葉を枝からもぎ取るのに大変な時間がかかります。余裕のある日に行いましょう。
松湯の注意点
葉ごと入れる際には注意が必要
煮出した後の松葉を、煮汁と一緒に入れるのはOKですが、松葉はちくちくするので、入浴の際には注意が必要です。
刺激を感じた場合には入浴を控える
松の葉に含まれるテルペンは刺激性があり人によっては痒みやヒリつきを感じる場合があります。お肌に異常を感じた場合には、すぐに浴槽から出るようにしてください。
もっと手軽に松湯を楽しみたい!
生の松葉を使用しての松湯は時間と手間がかかってなかなか大変・・・もっと簡単に気軽に松湯を楽しめないのかな、というかたに、お手軽な方法をご紹介します。
松葉茶を使用する
飲用の松葉茶などもインターネットショップで簡単に購入できます。
お茶パックに入れてそのまま使用してもOKですが、松葉茶を味わったあとの茶殻を使う方法もあります。茶殻使用の場合には、一度乾燥させたものをお風呂に入れましょう。
入浴剤やアロマオイルを使用する
松葉エキスの入った入浴剤や、パインニードルの精油を使用する方法もあります。
松葉エキスの入った入浴剤だと、以下のものがございますので、参考にしてみてください。
- 紀陽除虫菊 ノボピン 松の精
- 高陽社 パインハイセンス
- クナイプ グーテルフトバスソルト パイン&モミの香り
- 乾卯栄養化学 オンセンス
ソムリエおすすめ!オリジナル松湯レシピ
上記でご紹介した松湯にプラスαすれば、ワンランク上の松湯が楽しめます。
材料
・松湯用に作った松の煮汁
・エプソムソルト:150g
・酒粕パウダー:3g
作り方:
前項で用意した松の煮汁が温かいうちに、エプソムソルト・酒粕パウダーを加えよく混ぜ合わせます。湯船に入れよく混ぜて入浴してください。
松葉の効果に、エプソムソルトの発汗効果、酒粕の美肌・保湿効果も加わり、より体に嬉しい季節湯に。女子必見の美肌のお風呂の完成です。
PICK UP ITEM
松と一緒にお風呂に入れて
国産エプソムソルト/petit(プチ)
大人気のエプソムソルトのプチサイズ。丁度1回分なのでそのまま松葉エキスに混ぜればOK。松+エプソムソルトの効果で温浴効果もさらにUPします♪
初詣
書初め
初夢
etc・・・
当たり前ですが、1年の初めに行うものは何でも“初”がつきます。2024年はそんな“お初”ものに“初風呂”として、松湯を含めてみるのはいかがでしょうか?
健やかで安寧な1年を願って、是非“松の初風呂”を楽しんでみてくださいね。
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