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入浴剤っていつからあるの?その歴史と変遷をご紹介

おうちでのお風呂時間をより豊かにする役割となってくれる入浴剤。色・香りや形に至るまでその種類はさまざまで、季節によっても店頭に並ぶ商品が次々に変わっていきます。手に入る場所についても、薬局はもちろん、スーパーや雑貨店、ギフトショップ、アロマショップなど本当に幅広くあります。いかに日本人がお風呂好きか、そして入浴剤好きか、ということがわかります。

そんな入浴剤について、当記事では、その歴史と変遷について解説していきます。

薬湯から入浴剤の誕生まで

入浴剤のルーツは薬用植物

日本の入浴文化は古くから発展しており、特に薬用植物を使用したものが、奈良時代ごろから寺院を中心として行われていました。ただし、このころはまだ湯を張って入るスタイルではなく、「浴堂」と呼ばれる施設で蒸し風呂形式(サウナのようなもの)で体を温めたり、汚れを落としたりしていました。この蒸気を発生させる際、薬草を煮出して治療などとして使用していたとされています。

蒸気浴形式のお風呂は平安・鎌倉時代も続いていき、特に鎌倉時代には五木八草(5種の木・8種の薬草)という薬草がよく使われるようになります。

江戸時代の入浴事情

日本のお風呂の形式が現代のように“湯に浸かる”が主流となってきたのは江戸時代ごろから。江戸時代の始めに一般庶民の間では銭湯文化が盛んになりました。公衆浴場の発展により、お湯に浸かるという新しい入浴文化が広まりました。これにより、家のお風呂ではなく銭湯での入浴が一般化し、日本人の生活に根付いていきました。この銭湯で、薬草を入れるサービスが行われるようになり、端午の節句の菖蒲湯や、湯治のゆず湯などが庶民の間で広まっていきます。

市販の入浴剤の誕生

近代の入浴剤市場における重要な一歩として、1897年にツムラ(バスクリン)が発売した「くすり湯 浴剤中将湯」が挙げられます。婦人薬「中将湯」製造過程で出る生薬の残りを湯に入れたところ、身体に良い効果が顕れたことで、入浴剤として販売されるようになりました。この商品は日本初の家庭用入浴剤として大きな反響を呼び、その後の入浴文化にも大いに影響を与えました。

戦後~現代の入浴剤の変遷

その後、戦時中に入ると入浴文化も一時期停滞しましたが、戦後日本経済が復興し高度成長期に入ると、風呂付きの住宅が増加し、入浴剤の市場も再び活気を取り戻しました。この頃には入浴剤は銭湯向けではなく一般家庭向けに作られるようになり、香りや色、効能を追求した商品が次々に開発され、入浴剤市場はさらに拡大。

1983年にはバスクリンから炭酸ガス系の入浴剤が初めて発売、1987年にイギリスで生まれたバスボムLUSHが日本にも入ってくる、2002年にバンダイからおもちゃ入りのバスボールが発売など様々な入浴剤が登場します。

現代では、保湿・美容成分を配合したものや、アスリート向けに開発したもの、夏の暑い日向けに入るクール系などますます多様化しています。

次項からは、そんな進化した現代のおもしろ入浴剤をご紹介していきますので、是非参考にしてみてください♪

入浴剤好き必見!おもしろ入浴剤アレコレ

ここからは、入浴剤マニアが実際に試した、コンセプトや見た目がちょっと面白い入浴剤をご紹介していきます。

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女性の悩みに寄り添う

ドリームズ マンスリーフレンド

”生理中の女性の悩みに寄り添う”がテーマの入浴剤です。冷え・イライラ・肌荒れの3種類のお悩みに合わせた香りでリラックス。キレイな湯色にしっかりと広がる香り。そしてとろみのある肌触りで心地よいバスタイムが過ごせます。


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幻想的な見た目に飾っておきたくなる

紀陽除虫菊 バス オブ グレート ネイチャー サファリ エキゾチックウッディーの香り

2層のバスオイルの奥にはエキゾチックなサファリの風景が。その香りで日常を少し忘れられる、癒しのバスオイルです。サファリのほかオーシャン(青)、フォレスト(緑)も。オシャレな見た目なのでリボンを付ければちょっとしたプレゼントにもなります。


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メンズにおすすめ

ドレスナーエッセンス バスソルトリロード 深い森の香り

Men‘s Choiceということで、めずらしいメンズ向けの入浴剤です。ウッディ系にライムの爽やかな香りがプラスされ、さらに若干のメントールも感じるため湿気の多い梅雨や暑い夏にもおすすめ。もちろん女性でもOKです。


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食べる辣油、ならぬ浸かる辣油!

ドリームズ 魔法のバスオイル 浸かる辣油/浸かる醤油

まるで調味料のような見た目のバスオイル。その見た目はまさに醤油・辣油そのものです!だけど湯に入れると白くなる!香りは醤油?辣油?

ご安心ください、香りはそれぞれヒノキの香りとジャスミンの香りです。


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親子で楽しめる

アース製薬 温泡Kids

4種の香り×3包のタブレット入り。2種を混ぜ合わせると香りと色が変わる楽しい入浴剤です。組み合わせたらどんな香りになる?色は何色になる?

親子で楽しいバスタイムを過ごせます。


お風呂で楽しみながら学べる!

ノルコーポレーション まなぶろシリーズ カラフルバスパレット

お風呂で学べるまなぶろシリーズ。6色×2個ずつタブレットが入っていて、混ぜて色の変化を楽しめます。まなぶろシリーズは他にも楽しい入浴剤がたくさん!

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