2021.04.05

シャボンの日に知りたい!!自分の肌にあった石鹸選び&作り方のポイントは?

シャボンの日に知りたい!!自分の肌にあった石鹸選び&作り方のポイントは?

日本人により身近に石鹸の魅力を伝えるために4月8日に制定されたシャボンの日。

日本に石鹸が伝来して以来、石鹸は皮膚の清潔という衛生面だけではなく、リラックス効果や様々な面で親しまれています。

バスリエでは、そんなシャボンの日にちなんで、正しい石鹸の知識や使い方をより広く知ってもらうことを目指し、石鹸利用に関する実態調査を開始しました。是非ご協力をお願い致します。

石鹸はいつごろ使われるようになった?日本に来たのは?

石鹸が産まれたのは5000年前といわれ、はるか昔にさかのぼります。

意図的に作られたものではなく、偶然によって産まれた石鹸の元祖は、古代ローマとメソポタミアでほぼ同時期に産まれました。古代ローマでは、神に羊を捧げる儀式の際に、羊を焼いた灰に脂が落ちて混ざったものが石鹸の元とされています。

メソポタミアでは、木灰に様々な油を混ぜたものを衣服や塗り薬として使用していたとの記載が残っています。

日本に石鹸が伝来したとされているのはだいぶ後の、安土桃山時代です。

ポルトガル人含む宣教師の伝来により、日本に石鹸がもたらされました。文献で残されている最古の記録は武将石田三成が博多の豪商、神屋宗湛へ送った礼状です。

石鹸が伝来するまで、日本では米ぬかや木灰が役割を担っていました。日本人は肉食ではなく、油自体が貴重なものだったため、石鹸が独自に生み出せる土台はなかったのです。

日本で製造が始まったのは江戸時代で、蘭学者宇田川榛斎・宇田川榕菴が成功させ、病気の治療としての医薬品として作られました。

石鹸の洗浄力で一番大きな役目を担っているのが界面活性剤です。

この界面活性剤というのは、一分子の中に、油にくっつきやすい部位と水に混ざりやすい分子構造を持っています。界面活性剤は、油に馴染みやすい分子が汚れの成分と結びつき、水に混ざりやすい分子が水と結びつくため、それらの性質を利用して汚れを落とすことができます。

界面活性剤は泡立ちや洗剤としての洗浄力にも関係しており、より細かい泡立ちであればあるほど、汚れている箇所にしっかり吸着できます。そのため、弱い力で肌や衣服をこすってもしっかり汚れを落とすことができます。

石鹸と合成洗剤の違いは?液体石鹸と固形石鹸で違いはあるの?

石鹸と合成洗剤では洗浄力や泡立ちが大きく異なります。その大きな違いは含まれている界面活性剤の違いによるものです。また、液体石鹸と固形石鹸でも大きな差があります。

石鹸と合成洗剤の違いとメリット・デメリット(原料・洗浄力・刺激等)

石鹸は、天然油脂と苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)を反応させて製造されます。石鹸の起源である灰は強アルカリ性の物質ですが、灰という不純物が入るため、現在では苛性ソーダと天然油脂を反応させて作られています。

様々な種類の石鹸があるのは、使用する油脂の種類や、苛性ソーダとの反応時間によって多くの種類が産まれるためです。元々の素材が天然油脂のため、刺激性が少なく必要以上の油脂を落とさないことから、体や繊細な部位の洗浄に使用されることが多いのが特徴です。

合成洗剤は石油から作られており、様々な分子反応を経て、一分子中に油馴染みが良い部位と水に溶けやすい分子構造を人工的に合成して作られるのが特徴です。石鹸に比べて、合成洗剤は原材料の価格が安いという点があります。

しかし、合成洗剤の洗浄力は石鹸よりも強く洗浄力に特化しています。そのため、刺激性が強く、人によっては洗剤による肌荒れの原因になるケースが報告されています。

汚れを少ない量で落とす力が強いのが合成洗剤の特徴です。

液体と固形の違いとメリット・デメリット

固形石鹸は天然の油脂に水酸化ナトリウムを反応させたものを集めたものになります。しかし、液体石鹸の場合は水酸化ナトリウムではなく、水酸化カリウムを使用して中和させています。

中和させる苛性ソーダの主材料の、ナトリウムとカリウムの違いが固体と液体の差を分けています。カリウムはナトリウムよりも原子が大きく、水に溶けやすい性質を持っています。

刺激性に関しては、両方とも主材料の油脂が天然のものであるため差はありません。

しかし、注意点はその洗浄力の差にあります。洗浄力は固形石鹸の方が上なのです。その理由は、液体石鹸は、作られた石鹸を一定の割合液体に溶かしています。固体石鹸の場合は、石鹸の成分が100%であるのに対して、液体石鹸の場合は石鹸成分と水が含まれているためどうしても洗浄力に関しては落ちてしまうのです。

液体石鹸の洗浄力を上げるには、使用する際にしっかり泡立てることがポイントです。泡立てやすく手軽に使いやすいという長所を活かすことで、元々洗浄成分が少ないというデメリットを補うことができます。

肌タイプ別!石鹸の選び方と正しい石鹸の使い方

普通肌

普通肌の人は肌の皮脂の分泌も表皮のターンオーバーも正常な方です。肌のバリア機能を落とさず汚れだけを落とす石鹸を選ぶのがポイントです。

天然石鹸の成分できめ細やかな泡が立てやすい商品を選ぶと、肌の汚れだけを泡がしっかり吸着しさっぱりと落とすことができます。

脂性肌

脂性の肌は、顔表面の油脂の分泌が多いため、潤い成分は少なめで石鹸成分メインの洗浄力重視の商品を選ぶのがポイントです。そのため、保湿成分が入っている石鹸よりも、しっかり皮脂を落とすことを重視した商品を選びましょう。

皮脂の分泌が多い人は肌内部が乾燥しているインナードライの肌の場合もあるため、洗顔の後はしっかり保湿することを心がけてください。あくまで洗顔料なので、肌の余分な皮脂を落とす事を意識した商品がおすすめです。

混合肌

混合肌の場合は、乾燥している部位と脂性の部位が肌に混在している人です。

この場合は、肌で最も乾燥している部位か、もしくは皮膚の薄いまぶたの肌の状態に合わせて石鹸を選ぶことが大切です。乾燥している肌の部位は一番デリケートで、刺激性が強い石鹸を使ってしまうと乾燥肌や後に解説する敏感肌の原因にもなります。

乾燥肌

乾燥肌の場合は、保湿成分や人間の肌の皮脂の油分に近い成分の植物性の油を使った商品を選ぶのがおすすめです。

肌に優しい保湿成分の代表はオリーブ油です。手作り石鹸やおすすめ石鹸の材料にも使われる油です。

天然成分の油の石鹸で、他にはパルミチン酸やリノール酸も肌の保湿に良い成分になります。スクワランやグリセリンといった保湿成分が入っている商品もおすすめです。

敏感肌・アトピー肌等

敏感肌・アトピー肌の場合は、人間の肌の角質が非常に薄くなっている状態になります。

本来、人間の肌は角質を含む表皮とその下にある真皮まで何層にも重なっています。しかし、敏感肌の場合は表皮の一番上の層に該当する角質が薄い状態です。そのため、肌表面に刺激物が触れると、痒みや赤みといった症状が発生します。

加えて、表皮が薄いため、肌内部のセラミド層から水分が蒸発して潤いも少ない状態になっています。

まずは、石鹸の中でも香り成分(香料)等が入っていない商品で、なおかつ、医薬部外品の商品を選ぶことが大切です。敏感肌やアトピー肌の場合、天然の界面活性剤でも肌に刺激が強いケースがあるため、医薬部外品の商品が安全です。

より詳細な情報を知りたい場合はこちらも参考にしてください。

正しい石鹸の使い方は、固形液体関係なしに洗顔の際にしっかり細かい泡を立てることです。石鹸の洗浄力を最大限に活かすには泡の細かさが鍵になります。

人間の顔の皮脂を吸着するには、肌に密着するだけではなくて、毛穴の凹凸に対してしっかりくっつく必要があります。小さい泡であればあるほど、毛穴に入り込むことができるので、汚れを吸着してくれます。

肌の表皮を刺激せず滑らかに撫でるだけで、汚れを落とすことができます。ごしごし肌表面をこすると必要以上の皮脂を取ってしまうだけではなく、表皮も擦り落としてしまいます。結果、肌を傷つけていることになり、乾燥肌の原因になります。

乾燥肌は、表皮の下にあるセラミド層と呼ばれる部位の水分が表皮を超えて空気中に逃げてしまうことで起こります。

加えて、人間の肌の表面には、常在菌と呼ばれる菌がいます。良い機能を持っている表皮ブドウ球菌を、肌を擦りすぎることで落としてしまうリスクがあるのです。

また、ニキビの原因になるアクネ桿菌が傷ついた表皮から侵入して赤ニキビ等の原因にもなります。

香り・形・色全て自分好みに!
オーガニック石鹸の作り方やグリセリン使用の簡単な方法も

子どもと楽しくできる簡単な方法(グリセリンソープや石鹸素地を使った方法)

子供でも手軽に石鹸が作れる方法として有名なのは、市販されているグリセリンソープや石鹸素地を使う方法です。

グリセリンソープとは、薬用石鹸で使用されている保湿成分のグリセリンが主成分です。ゼリーのように透明であるのが特徴で、着色や型を使用して宝石のような形を作ることができます。

グリセリンソープを入れて液体状に溶かした後、着色料やアロマオイル等を混ぜる方法で好きな形のものを作ることができます。材料がグリセリンのため肌に優しい素材なのも大きな特徴です。

ドライフラワーを入たり、様々な色を使用する、天然石のような石鹸やアイスキャンディーのようなデザインなどにすると、より楽しく作ることができるでしょう。

石鹸素地は石鹸が型に入れられて固められる前の白い材料で、使用される油の種類にこだわればより自分の肌にあったものを作ることができます。

ハートの型やドライフラワーを混ぜ込む上品な石鹸や、ほんのり色素を入れてパステルカラーの無添加石鹸を作ることができます。

材料を混ぜる作業に熱もいらないため、お子さんと作業しても安心して手作り石鹸を作ることができます。香りや素材を手軽に混ぜるだけで魅力的な石鹸を作ることができますよ。

本格オーガニック石鹸の作り方
(オリーブオイル、精製水、苛性ソーダ+香りづけ等)

原材料から自分でこだわって作りたい人は本格オーガニック石鹸がおすすめです。自分で一から作るので添加物は一切入っておらず、自分にあった石鹸は特別感が増します。

使用するものはオリーブオイルに代表される天然オイル、塩素等何も入っていない精製水、石鹸の元を作るために必要な苛性ソーダ、お好みでアロマオイル等です。

オイルは一種類だけでなくて、ブレンドしても問題ありません。手作りだからできる醍醐味です。美肌重視、洗い上がり重視など、おしゃれだけではなくて高級志向で凝ったものを本格的に作ることができます。

石鹸は苛性ソーダというアルカリに油脂を入れ反応させて作ります。

ですが、苛性ソーダは肌につくと危険な劇物です。手についたら多量の水でしっかり洗うようにしてください。苛性ソーダが残らないように多めに油を入れて反応させることがポイントです。

全ての苛性ソーダが油脂と反応するのではなく、10%程油分を残すことは全ての苛性ソーダが油脂に反応していることになるので、手に苛性ソーダが触れることはありません。加えて、石鹸中に微量の油が残っているため、しっとりとした保湿効果が期待できます。

分量としては、油に対して水分は30%から40%がおすすめで、植物オイルが500gの場合苛性ソーダは65g程の重量になります。

苛性ソーダの使用量は、油脂によって種類が異なるため、どれだけの油脂に対して反応をするのかという割合があるので、事前に調べておくことが大切です。

作り方は、まず苛性ソーダの結晶を計量します。その後、計量した水に徐々に苛性ソーダを溶かします。苛性ソーダに水を注ぐと水が跳ねアルカリの水が飛び散り大変危険ですので十分注意しましょう。

換気をしつつ、苛性ソーダを全て溶かしたら、材料になるオイルを注ぎ泡立て器等でしっかり混ぜていきます。混ぜる時の温度は45℃ぐらいが適温で、オイルが凝固せず混ぜる作業もしやすいです。

オイルを入れ始めて30~40分の混ぜ具合で石鹸の質が決まりますので、しっかり混ぜます。

この練り込み具合がもっちりとした使用感に絡んでくるので、泡立て器等でしっかりと混ぜます。混ぜていくと徐々にオイルの液体から白っぽいクリーム状へと変化していきます。

この段階になれば、香り付けのオイルやドライフラワーと言ったものを入れる段階です。この前段階で入れると、苛性ソーダのアルカリで成分が消えてしまうのでよくありません。生クリームを作るように混ぜ込んだ後が残るようになったら、型に入れていきます。

型を入れる際に急激に冷えるとだまになってしまうため、しっかり固まるまでは型を保温しておくことが大切です。洗面器にお湯を入れ、タオル等で型を温めることが重要です。固まったら取り出し、日陰でしっかり乾燥させます。

約一ヶ月程乾燥に時間がかかりますが、できた後の達成感と石鹸から漂う香りで癒されること間違いなし!

なかなか手間のかかる作業ですが、自分の肌にあった洗い上がりを追求する、好きな香りを楽しむ本格的に作りたいという人にはおすすめの方法です。

人気&おすすめの石鹸はコレ!歴史あるマルセイユ石鹸も!

バスリエでは様々な肌の悩みを持った方でも、使用可能な様々な成分を持つ石鹸を多数取り揃えております。

マルセイユ石鹸マリウスファーブル オリーブN/200g

マルセイユ石鹸とはフランスのマルセイユ中心で作られている固形石鹸です。

その品質はフランス王室が「サボン・ド・マルセイユ」と認めるほどの品質で、肌に優しいことで知られています。肌に優しく、その香りと洗い上がりからとても多くの人に愛されている、人気の石鹸です。

特に、表面の過剰な皮脂や汚れのみを優しく洗い流すことに適しています。

固形石鹸でもきめ細やかな泡が特徴のマルセイユ石鹸ですが、乾燥肌や敏感肌の方はオリーブオイルメインの商品を使用するのがおすすめです。

肌の皮脂の成分に近く、刺激性の少ない点でもおすすめしたい商品です。

マルセイユ石鹸リキッドソープ「カンパニー・ド・プロバンス」
リキッドマルセイユソープ(ブラック&ホワイト/300ml)

マルセイユ石鹸の老舗ブランド「カンパニー・ド・プロバンス」のリキッドソープです。

植物性成分を主原料に用い、石油系界面活性剤や着色料を使用していない、人にも環境にもやさしい液体石けん。肌あたりがなめらかで、しっとりと洗い上げます。

ガラス製のおしゃれなモノトーンボトルに入っており、ギフトにもおすすめです。

ソープホルダー「DULTON(ダルトン)」マグネティックソープホルダー

当店店長がマツコの知らない世界でご紹介。固形石鹸の悩みのタネ、ぬるぬるから解放してくれる画期的なアイテムです。

吸盤でピタッと簡単に設置可能で、お風呂はもちろん洗面台やトイレでも大活躍です。アンティークな風合いでインテリアを壊さずおしゃれに使えます。

ボディタオル「PLYS(プリス)」シルキーウォッシュ(Lサイズ)

きめの細かいモコモコ泡がつくれちゃう『PLYS(プリス)』バスミューズシリーズのボディタオル(泡だてネットタイプ)。

ちょっとの石鹸でたっぷりの泡が作れる優れモノです。吊るせるヒモもついていて、見た目もキュートなので浴室のアクセントにもなり衛生的にもGOOD。