2022.02.02

妊娠中お風呂は入って大丈夫?入り方や注意点を解説

妊娠中お風呂は入って大丈夫?入り方や注意点を解説

正しい「妊娠中のお風呂の入り方」を知っていますか?

今回は、妊娠中にお風呂に入る時に感じる、
湯船のお湯に入っていいの?
入浴剤は使えるの?
上の子がいる時はどうやって入浴すればいいの?

といった、プレママさんたちの疑問について解説します。妊娠中に「安全にお風呂に入る方法」や、妊娠中に最適なお風呂の温度や入浴時間、注意すべき点などを具体的に紹介します。

妊娠中はお風呂(湯舟)に入っても大丈夫?

妊娠中も、お風呂の湯船にお湯を溜めて、入浴して構いません。お風呂のお湯に浸かることは、リラックス効果や心身のストレスを和らげる効果があります。
また、お風呂に入って体を清潔に保つことで、感染症予防の効果も期待できます。妊娠中もお風呂の時間を楽しめるように、工夫してみると良いでしょう。

お風呂(湯舟)に入ると全身の清潔が保てる

妊娠中は新陳代謝が上がり、体重が増える影響で、汗や皮脂が分泌されやすくなります。また、妊娠中期~妊娠後期になり、だんだんお腹が大きくなってくると、背中や足を洗うのが大変になってきます。このような妊娠中に増える汗や皮脂汚れは、石鹸で体を洗わなくても、お風呂のお湯に浸かることで自然と落とすことができます。また、体に付着したウィルスは、お風呂に入ることで流すことができます。感染症予防の点からも、お風呂に入ることは効果的です。
妊娠中も、お風呂で湯船のお湯に浸かる習慣を続けることで、全身の清潔を無理なく保つようにしましょう。

つわりや体調不良時は
無理してお風呂に入らなくて良い

妊娠中に、つわりが辛い時や体調が良くないと感じる時は、無理してお風呂に入る必要はありません。お風呂で湯船に浸かる場合は特に、心地良さをもたらすはずの水圧や湯温が、妊娠中のママの体には負担となる場合があります。妊娠中は妊娠前の体の状態とは違い、めまいや立ち眩みが起きやすい体になっています。お風呂での転倒事故を避けるため、少しでも体調に不安がある時は、無理をしないようにしましょう。
つわりが辛い時、体調に不安がある時は、シャワーのみで短時間で済ませるのでも構いません。シャワーを浴びることもしんどいと感じる時は、ホットタオルで体を拭くだけでも十分です

妊娠中のお風呂は、妊娠中のママ本人が心地よいことを大切にして、お湯の温度(38度前後)や時間(10程度)を守るように入浴しましょう。

妊娠中のお風呂の温度は何℃が良い?その他注意点も解説

基本の入り方

妊娠中のお風呂の入り方の基本を紹介します。
妊娠前とは違う、「妊娠中の入浴に適したお湯の温度や入浴時間」など、注意点をチェックしましょう。

家族がいる時間帯に入る

妊娠中は、胎内の赤ちゃんを育むために妊娠前よりも全身の血流量が増えます。そのため、血圧の変化や貧血が起きやすくなるため、お腹が大きくなる前でも立ち眩みによる転倒に注意する必要があります。妊娠中は、とにかく体を大切にするように心がけ、お風呂はできるだけ家族がいる時間に入るようにしましょう。家族がいない時間にお風呂に入らなくてはならない場合は、手の届くところに携帯電話を用意して、お風呂で転ばないように注意しながら入浴しましょう。

お湯の温度&入浴時間に気を付ける

妊娠中のお風呂ではぬるいと感じる温度のお湯を使い、短時間で済ませるように心がけます。
妊娠中は全身の血流量が増えてのぼせやすいため、熱いお風呂に入ることや長時間湯船に浸かることは危険です。お風呂の湯船の温度は38度前後を目安にして、10分程度で入浴を済ませるように心がけましょう。浴室内の温度を適度に暖めておき、湯船から上がった時に温度差を感じないようにすることも大切です。浴室内の温度を調整することは、体への負担を減らし風邪などの感染症にかかるリスクを減らす効果もあります。

負担が大きい、疲れると感じる場合には半身浴がおすすめ

妊娠中期~妊娠後期になり、お風呂に入ると疲れると感じる場合は半身浴がおすすめです。肩が冷えないように、バスタオルを羽織るか、かけ湯をしながら半身浴をすると良いでしょう。半身浴は体への負荷が少なく、全身のリラックス効果やストレス軽減効果が得られます。

もちろん、妊娠初期から半身浴を行うのも良いでしょう。浴室内の温度を調節し、湯冷めしない温度にしておきます。入浴時間は10分程度にとどめ、お湯の温度は38度前後にすると安心して半身浴を行うことができます。

体調・衛生面に注意

水分を摂る

妊娠中は代謝が良くなることや、赤ちゃんを育てるために全身の血液量が増えるため、妊娠前よりもこまめな水分補給を必要とします。そのため、お風呂に入る前は、コップ1杯程度の水分補給をしてから入浴するようにしましょう。

つわりが辛いときは無理をしない

つわりがしんどい時は、無理をしないことが大切です。つわりの辛さ・苦しさは個人差が大きいので、妊娠中のママ本人がしんどいと感じた時は無理して入浴する必要はありません。お腹の張りによって息苦しいと感じる時、息切れ感のある時も無理は禁物です。
気持ちが悪い時は、無理してお風呂に入らなくても、シャワーやタオルで身体を拭拭くなどすれば大丈夫です。お風呂に入ることにこだわらず、無理せずつわりの時期を乗りきりましょう。

毎日湯を換える

妊娠中は、お腹の中の赤ちゃんを受け入れるために母体の免疫機能が抑制されることが知られています。お風呂のお湯は追い炊きで再利用せず、毎日換えるようにしましょう。しっかりお風呂を掃除したうえで、綺麗なお湯に入るようにしましょう。妊娠中はお腹が大きくなるので、お風呂掃除がしんどいと感じるケースが多くあります。柄の長いスポンジを用意して掃除したり、家族にお風呂掃除は任せたりするなど、対策をとりましょう。

事故に注意

転倒に注意

妊娠中のお風呂で一番気をつけなくてはならないのは、浴室内で転倒することです。
湯船から立ち上がる時は、足元が滑らないように湯船のふちや手すりに摑まってから立つようにしましょう。お風呂用の椅子から立ち上がる時も、十分に注意して、ゆっくり立つようにします。お風呂椅子は座面が高めの方が、お腹が大きくなってからも立ち上がりやすいので、これから購入する人は考慮すると良いでしょう。妊娠中は、血液量の増加から貧血や立ち眩みが起きやすいので、湯船や椅子から立つ時は意識的に手すりに摑まるようにしてください。転倒防止のために、お風呂にパパと一緒に入るのも良いでしょう。

こんな時はどうする?

入浴剤は使用してOK?どんな入浴剤なら使える?

妊娠中のお風呂で使う入浴剤は、とろみ成分のない香りが優しいものにします。入浴剤の中には、うるおい成分などによってとろみがついているものがありますが、転倒のリスクがあります。また、妊娠中はニオイに敏感になる人が多いので、香りについてもなるべく優しいものを選ぶようにしましょう。エプソムソルトや岩塩などは、温浴効果があり、とろみや香りがないので妊娠中も使いやすい入浴剤です。

切迫流産・切迫早産で要安静の場合

切迫流産や切迫早産で要安静と診断された場合は、入浴は控えましょう。出血があった時なども、お風呂に入ることは控え、かかりつけの産院に指示を仰ぎましょう。夏場などで、どうしても汗を流したい場合も、必ず担当医師と相談して、必要最低限のシャワー浴で済ませます。自由に入浴できない状況は苦しいですが、お腹の赤ちゃんとママの健康のために、担当医の判断を仰ぎながら入浴のタイミングや方法を決めるようにしましょう。

上の子がいる場合

上の子がいる場合は、上の子のお風呂はパパにお願いすると良いでしょう。
ワンオペで頑張っている場合は、湯船に浴槽内マットを敷いたりするなどして、できる限りお風呂の安全対策をしてから一緒に入るようにしましょう。バスタブの中に敷く浴槽内マットや洗い場に敷く浴室マットは、ママと子どもの双方の転倒を防いでくれるので、準備しておくと安心です。また、お風呂に上の子と一緒に入る場合は、お風呂椅子を使わずにママも子どももマットの上に座る方が安心である場合があります。お腹が大きくなってからは、お風呂椅子があった方が立ち上がりやすいのですが、子どもの年齢によっては椅子ではなくマットに座ることも選択肢に入れておくと良いでしょう。

妊娠中のお風呂がしんどい!シャワーのみでもOK?

こちらでは妊娠中のお風呂のつらさを、少しでも和らげるための工夫をご紹介します。

1:シャワー浴にする

妊娠中、お風呂に入るのがしんどいと感じた場合は、無理に湯船を使って入浴する必要はありません。妊娠中で体が苦しい時は、シャワーのみで済ませましょう。

2:半身浴にする

半身浴にすると、妊娠中の体への負担を減らすことができます。お腹の張りが気になる時や息苦しさを感じる時は、半身浴でお腹をあたためてみましょう。半身浴の場合も、長時間入浴することはせず、10分程度でお風呂を出るようにしましょう。

3:湯の温度を下げて湯気を減らす

お湯の温度を低めにすることで、お風呂に充満する湯気の量を減らすことができます。妊娠中におきる息苦しさや、つわりによって気持ち悪いと感じる時などは、お風呂の湯気の量を減らすことが効果的です。湯気を減らすと呼吸が楽になるので、ぜひ温度調節してみましょう。

4:無臭の石鹸・シャンプーに変える

妊娠中、つわりでニオイに敏感になっている時は、お気に入りの石鹸・シャンプー・洗剤などの香りでも気持ち悪いと感じてしまうことがあります。そのような場合は、無臭の石鹸やシャンプーに変えることも試してみると良いでしょう。

5:蒸しタオルで身体を拭き手や足は部分浴をする

妊娠中に、どうしても体がしんどいと感じてお風呂に入ることができない時は、蒸しタオルで体を拭くだけでも構いません。お風呂に入れない時は、バケツや洗面器を使って、足湯や手浴で体を温める部分浴も効果的です。部分浴をする時は、熱めの温度の差し湯を用意し、部分浴の温度が下がらないようにしましょう。

妊娠中のお風呂は、ママにとって心地よいと感じられる入浴方法を選ぶことが大切です。お風呂に入れない時も、妊娠中のママの体調を優先して、蒸しタオルや部分浴で体を清潔に保つようにしていきましょう。

まとめ

妊娠中のお風呂には、プレママ本人が無理なく入れることを大切にしましょう。

  • 家族がいる時間帯に入る
  • 湯温は38℃前後で10分程度の入浴を
  • 半身浴でもOK

上記の入り方を基本として、その他水分補給や転倒対策なども行い、安心してお腹のお子さんとのお風呂時間を楽しみいましょう。

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