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2月22日は猫の日なのを知っていますか?猫ちゃんのお風呂事情を調査!

2月22日は「にゃん・にゃん・にゃん」で猫の日に認定されているのはご存知ですか?

かわいい仕草や存在感で私たちに癒しをもたらしてくれる猫ちゃんは、“飼う”というより家族の一員であり人生の大切なパートナー。街中にはネコカフェがあり、ネコのぬいぐるみや雑貨をいたるところで見かけるほど私達は猫ちゃんが大好きです。

そこでバスリエでは猫の日に先駆け、猫ちゃんのお風呂事情についての調査を開始することに。清潔好きな猫ちゃんとの生活をさらに豊かなものとするためにも、ぜひ皆さんのお声を聞かせてください。


猫ちゃんの性格と人との関わりの歴史


「ありのままで完璧」だから進化しなかった説

現在私たちが目にする猫ちゃん(通称イエネコ)は、どんな種類の仔もみな「リビアヤマネコ」が起源といわれています。

リビアヤマネコは、現在もアフリカ北部やペルシャ湾沿岸に生息しているためその姿を確認できますが、なんと日本猫のキジトラにそっくり! じっくりながめるとちょっともふもふ度が高く脚が長めかな? といった程度で、見た目はほぼかわいいイエネコそのものです。

同じネコ科でも野性味がつよいヒョウやピューマなどとはまったく違います。

実際DNA分析によるとリビヤヤマネコとイエネコとの遺伝子には大きな違いは見られず、ほとんど変化がないそうです。

さらにこのDNA研究では、猫ちゃんと人間との成り立ちも判明。うれしいことに、猫ちゃんは自らの意志で人間と暮らしはじめたこともわかっています。このような関係は動物の中では異色なのだそう。……というのも犬をはじめとする人間と大きく関わり合いをもつ動物の多くは、人間が飼うことを選び取り「家畜化」したことがはじまりです。

たとえば犬は狩りのパートナーや番犬として、命令に従う従順な特性をもつ種が選ばれてきました。しかし猫ちゃんはそのような人間のふるいにかけられることなく仕事をするわけでもなく、人間とのパートナーシップを約9500年前から築き上げています。

人ではなく家になつくとも云われることもある猫ちゃんですが、やはり人間との結びつきは強固かつ特別。「飼う」「飼われる」といった関係ではなく、ソウルメイトのような関係といったほうが近いような気がします。

またこの遺伝子研究を行った進化遺伝学者のマリア・ガイグル氏によると、

「“ネコはありのままで完璧”だから、ふるいにかけられることもなく遺伝子を変える必要もなかった」

と発言したそう。これは、愛猫家さんなら心から納得の言葉ですよね。

ニャーは、日本だけ! 猫ちゃんのなき声はこんなに違う

2月22日は、そんな私たち人間を人生のパートナーとして選んでくれた「猫の日」。ニャン(2)・ニャン(2)・ニャン(2)の語呂合わせから、「猫と一緒に暮らせる幸せに感謝する記念日」として設定されました。

実はこの猫の日、2月22日なのは日本だけ。もちろん可愛い愛されキャラの猫ちゃんなので、世界各国で記念日がつくられているものの日程はまちまち。日本ではなき声が語呂合わせに使われていますが、このなき声の表記も各国で違っています。

たとえば英語だと「ミュー(アメリカ)」や「ミャオウ(イギリス)」。ロシア語では「ミャーウ」。イタリア語では「ミャーオ」。中国語では「ミャオ」。韓国語では「ヤオン」……などです。不思議ですよね。

動画サイトには、猫ちゃんのなき声につけるオノマトペ(擬音語)文字がついている動画がたくさんアップされています。世界の猫ちゃんのなき声を聴き比べてみるのもおもしろいですよ。まためずらしいところでは、飼い主さんの歌に合わせて歌うように鳴く猫ちゃんもいるため、興味のある方はぜひチェックしてみてくださいね。

ちなみに「ねこ」と名づけられた理由も調べてみたら、諸説あるもののどれもがかわいらしいものでした。代表的な3つをご紹介しますね。

  • いつ見ても寝ていることから「寝る子→ねこ」となったという説。
  • 体温が高く、膝に抱いているととても温かいことから関西弁で「ぬくい子→ぬこ→ねこ」へと変化した説。
  • カナ表記のない平安時代の鳴き声表記は、「ねうねう」だったため、そこに当時の親しみ深くかわいいものに用いられる接尾語の「こ」をつけ「ねうこ」としたのが、人づてに伝わるにつれ「ねこ」へと変化した説などです。

猫ちゃんの知能は、2〜3歳程度

よくワンちゃんの知能年齢は2〜3歳児程度といわれますが、猫ちゃんの場合はどうなのでしょうか。

実はワンちゃん同様2〜3歳児なのでは……?と考えられています。

ただし犬と猫では認知のベクトルが全く違います。ワンちゃんは人間の言葉を理解して命令に従いますよね。その従順さとかしこさには関心するばかりです。

対して猫ちゃんは耳はこちらを向いているものの我関せずで、自分がやりたいことを貫きがちです。逆をいえば何をすべきか、どう行動すべきかの判断は全て自分次第。人の意見なぞは聞きません。

そのため一説では、「人間に従う必要がないことを理解しているほど賢い」から、耳を貸さないのでは?と云われているのです。

一人暮らしの愛猫家さんからは、旅行や仕事の際猫ちゃんだけでお留守番させるのは心配という声もよく聞きますが、猫ちゃんたちは案外伸び伸びしてたりして。

「一理あるかも!」と納得してしまうほど、猫ちゃんには何もかも分かっているような達観した部分がありますよね。

人間の約4倍のはやさで年齢を重ねていく

猫ちゃんの平均寿命年齢はだいたい15歳だそうです。

しかし最近は完全室内飼いの猫ちゃんが増えていることやペットフードや医療の進歩などにより、20歳を超える長寿な猫ちゃんも増えてきています。

対して野良の猫ちゃんは、常に食料があるわけではなく、病気や事故などで亡くなってしまうケースも多いため平均寿命は4〜5歳。やはり保護された安心できる環境かどうかで寿命は大きく変わってくるのが現実のようです。

猫ちゃんの成長スピードは、私たち人間とは全然違います。生後1年で骨格はほぼ成長を終え、1年〜1年半で成猫に。人間の年齢に換算すると1歳では約18歳。2歳では約24歳です。

その後は多少成長スピードを落すものの、それでも人間におきかえると1年ごとに4歳もとしを取ると考えられています。

猫ちゃんの年齢と人間の年齢の比較


猫の時間

1か月

3か月

6か月

1年

2年

3年

5年

10年

15年

20年

人間の年齢

4歳

10歳

14歳

18歳

24歳

28歳

36歳

56歳

76歳

96歳


このように、猫ちゃんは知らず知らずのうちに飼い主さんの年齢を追い越してしまっているのです。いつまでも無垢でむじゃきな子供のようでいてどこか含蓄のある老成ぶりは、やはり私たち人間とは違う時間枠で生きている証拠ともいえそうです。

私たちの4倍のはやさで年をとっていく猫ちゃんだからこそ、肥満や健康管理には十分気遣い、一瞬一瞬を大切にしていきたいですよね。

猫ちゃんの飼い主さんはスマホの写真フォルダが猫ちゃんだらけになっている人をよく見かけます。靴下をいたずらされても、網戸やダンボールをぐちゃぐちゃにされても、その可愛さについ許してしまいます。写真に撮りたくなるか可愛さはもちろんのこと、私たちを追い抜くように成長していく瞬間を見逃したくない思いが、写真を撮るというアクションを起こさせているのではないでしょうか。


性格の見分け方とHAPPY度の条件


猫ちゃんの種類はどんどん増えて300種以上?

猫ちゃんの品種は、現在どれくらいかご存知でしょうか。

実は猫ちゃんの品種は品種登録団体への申請が必要で、そこで認可されてはじめて公のものとなります。登録団体はいくつかありますが、世界最大の愛猫団体であるCFAによると登録されている純血種は40種。ACC(アジアッキャットクラブ)では47種です。

これらはそれぞれの協会が純血種として認定した品種ですが、実は飼われている猫ちゃんのほとんどはミックスと呼ばれる「混血種(雑種)」で、純血種ではありません。実際、世界中で飼われている猫ちゃんの8割近くはミックスだそうです。

ミックス品種は名前がつけられることなく認可申請もされない場合が多いため、それらを含めると300種以上いるのではないか?といわれています。同じ純血種での交配以外は全てミックスとなるため、ミックス種が増えていくのは当然ですよね。

猫ちゃんの品種による割合は、全てを網羅できる調査がないためむつかしいですが、一般財団法人 日本ペットフード協会が実施した「全国犬猫飼育実態調査(2016)」によると以下のようになっています。1位のミックスが8割近くを占め、あとはほぼどんぐりの背比べ状態です。

  • 1位 ミックス(雑種)(79.2%)
  • 2位 アメリカンショートヘア
  • 3位 ペルシャ(チンチラ)
  • 4位 ロシアンブルー
  • 5位 スコティッシュ・フォールド
  • 6位 アビシニアン
  • 7位 ノルウェージャン・フォレスト・キャット
  • 8位 メイン・クーン
  • 9位 シャム
  • 10位 ソマリ

猫ちゃんの性格は、みた目で見分けられる?

動物の中でも特に品種の多い猫ちゃんですが、猫種ごとに性格の違いなどはあるのでしょうか? 

一般的に短毛種は警戒心が強く活発で、長毛種はおっとりがち。またオスとメスでは、オスの方がかまってちゃんでメスはどちらかといえばクールといった傾向がみられます。さらに体格別だと大型種のほうが小型種よりものんびりタイプです。そんな中でも一番性格に影響すると考えられているのは、毛色や毛の模様なのだそうです。

実は猫ちゃんの脳の神経伝達物質の産生には、毛の模様や色を決定づける遺伝子が関わっていることがわかっています。

神経伝達物質はさまざまなものがありますが、たとえば人間でいうとアドレナリンやドーパミン、セロトニンの3大神経伝達物質は、脳内の精神現象をコントロールしています。このように神経伝達物質は、気持ちのもちようや行動など、いわゆる性格に大きく影響する存在なのです。

代表的な毛色柄と性格の関係を挙げてみますね。

  • 茶トラ  おとなしくて温厚
  • キジトラ 人なつっこい甘えん坊
  • ミケ   クレバーな甘えん坊
  • サビネコ 好奇心旺盛なのにひとみしり
  • クロネコ 好奇心旺盛な甘えん坊
  • クロシロ 活発な食いしん坊
  • シロネコ クレバーなツンデレタイプ

ここに挙げた性格との関係はあくまでも一例です。

全てが当てはまるわけではなく、やはり個体によって性格はまちまち。性格の形成は、持って生まれた先天的なものと、環境などにより育まれる後天的なものが合わさって変化していくのは人間と一緒。生まれながらの資質だけで決定づけられるものではありません。

また猫ちゃんの被毛の模様や色の遺伝子の組み合わせはとても複雑です。

たとえば人間の髪の毛で考えると、髪色、髪質、クセなどが遺伝によって決まりますよね。猫ちゃんの場合は毛色や毛質だけでなく、そこに柄が加わり、さらに色も単色ではなくさまざまな色が混ざって模様をつくるため想像以上に複雑になります。

現在わかっているだけでも、被毛に対する遺伝子は20種類も以上あるそうです。それらの膨大な組み合わせにより、猫ちゃんの毛色の模様は決定されます。

さらに遺伝子には隠れ遺伝子もあるため、一見真っ白な猫ちゃんでも、実はしま模様の遺伝子をもっていることも少なくありません。その場合、真っ白な猫ちゃんから縞模様の子供が生まることもあるうえ、同時に生まれてきた兄弟がみな全然違う毛色や模様なこともおこり得るのです。

この他に、ハチワレという柄の猫ちゃんや、スフィンクスという無毛の猫ちゃんにも柄は存在します。かけ合わせの不思議を感じますよね。

独立心が強いので無理強いはNG

猫ちゃんの性格は個体差はあるものの、動物としての本能的性格は独立心の強い個体主義です。そのため単独行動を好み、ワンちゃんのように主従関係を重んじることもありません。

主人やリーダーを必要としない、孤高の精神がDNAにしみついているのです。

猫ちゃんがマイペースなのもプライドが高くみえるのも、このDNAのなせる技。また自分のパーソナルスペース、いわゆる「なわばり」をとても大事にします。

基本的にライオン以外のネコ科の動物はみな、集団生活をせず単独で生活しつつ自分のなわばりを守っています。イエネコにもその習性は根づいているため、多頭飼いの場合、先住猫ちゃんとの相性が一番の課題となるのです。なわばりへの満足度は、スペースの広さというより「質」が大事だといわれています。

猫ちゃんを飼う場合は、猫ちゃんの個性を大切にしつつ、安心して過ごせる環境を整えてあげることが何よりも大事だということですね。

猫ちゃんのHAPPY度を満たす必須条件とは

  1. 十分な食料
  2. 清潔なトイレ
  3. 安心して熟睡できる快適な寝場所

また猫ちゃんの活動満足度は、床をかけめぐるより上下運動が重視されます。そのため高低差のあるキャットタワーなどがあると、猫ちゃんの活動意欲は満たされストレスがたまりません。

それに、今は猫ちゃんが体調を崩してしまった際の食事療養のフードもたくさん販売されています。ロイヤルカナンのユリナリーシリーズが代表的ですが、もしもの時のためにこれらの種類や費用も調べておきましょう。


意外に多いネコアレルギー、対処方法は?


飼い主さんの約40%が、ネコアレルギー?

猫ちゃんのことは大好きだけど、一緒にいるとなんだかムズムズかゆみが出たり、くしゃみが出たり……とアレルギーが気にかかる。そんな人は少なくないのではないでしょうか? 

大好きで一緒にいたいのに、体が拒否反応をしめすのはやはりツライですよね。

しかしネコアレルギーがあったとしても、上手に対処することで猫ちゃんと生活を共にしている飼い主さんはたくさんいらっしゃいます。

「ねこのきもち」という猫ちゃん情報全般を発信しているサイトが行った調査によると、ネコアレルギーを持ちながら猫ちゃんと暮らしている飼い主さんは、なんと40%を占めてします。

またその調査によると、自身がネコアレルギーだと気づいたきっかけは、猫ちゃんを飼い始めたことが第1位となっています。ネコアレルギーは、身近に猫ちゃんがいないとなかなか気づけない疾患ともいえるのではないでしょうか。

アレルギーを持っていてもやはり大好きな猫ちゃんと暮らしたい。そんな気持ちは猫好きさんならイタイほどよくわかりますよね。ネコアレルギーは、一度発症してしまうと根治することはありません。だからこそ自分にあった方法を模索するとともに、かわいい猫ちゃんと一生快適に過ごせる術を身につけていきましょう。

一番はアレルゲンを避けること。そのために必要なことは?

ネコアレルギーの症状や重たさはまちまちです。

目のかゆみなど「なんだか気になるな……」程度だけですむ人もいれば、皮ふの発疹や喘息の原因になる場合も。また猫ちゃんがいる空間に居るだけで症状がでる人もいれば、猫ちゃんに触るまで出ない人など個人差が大きいのが特徴です。

そして花粉症など他のアレルギーと同様に、子供の頃はなんともなかったのに大人になって突然発症する人も少なくありません。

ネコアレルギーのアレルゲン(原因物質)は、一種類ではありません。特に多いのは、猫ちゃんの皮脂腺などに含まれるFel d1という物質と唾液中に含まれるFel d4という物質です。この2つが占める割合は約90%。その多くが、猫ちゃんがグルーミングをしたときに毛やフケに付着して空気中に飛散します。

アレルゲンを避けるためには、

  1. まめに掃除して毛やフケを残さない
  2. 空気清浄機で空気中のアレルゲンを除去する
  3. 猫ちゃんとお布団を共有しない
  4. 猫ちゃんを触ったらしっかり手洗い
  5. 猫ちゃんをお風呂に入れる
  6. ブラッシングをまめに行ってあげる

などが挙げられます。

ちなみに室内の湿度を適度に保つだけでも、アレルゲンの空中浮遊を低減できます。

また脂質少なめでたんぱく質を多くした食事とすることで、猫ちゃん自身の体質を改善しながらアレルギーとなる成分も減らしていくけることもわかってきています。

このように大切なパートナーであるかわいい猫ちゃんと笑顔で心地よく暮らすためには、原因物質をできる限り排除していくことが大切です。また飼い主さん本人は大丈夫でも、集合住宅などでは近隣にネコアレルギーの人がいないともかぎりません。万が一のことを考えてアレルギーについて基本的なことを知っておくことはマナーとしても必要です。


グルーミングマニアだけどお風呂はちょっぴり苦手?


長毛種の場合、ブラッシングはできれば毎日が◎!

猫ちゃんは、とてもキレイ好きなため、常にセルフグルーミングをして清潔に保っています。

そのため完全室内外の場合などは特別なお手入れは必要ないのでは? と思いがちですが、飼い主さんによるブラッシングやお風呂などのお手入れは大切です。飼い主さんに猫アレルギーがある場合は、症状軽減のためにも避けてはとおれません。

とくにブラッシングは猫毛をつややかに美しく保つだけでなく、毛玉が胃や腸にたまってしまうのを防ぐためにも不可欠。またブラッシングは適度に地肌を刺激するため血行を促し、猫ちゃんの健康維持にも役立ってくれます。

短毛種の猫ちゃんならば毎日は必要ないですが、長毛種の場合は毛がからみやすいため、抜け毛や毛玉軽減のためにもむしろ毎日行ったほうがよいくらいです。

ちなみに多くの猫ちゃんはブラッシングに抵抗がないというより、むしろリラックスしてゴロゴロ喉をならして喜ぶことが多いようです。

これは幼少期にお母さんにグルーミングされた記憶が残っているからではないか?と考えられています。

もちろん野良歴が長い保護猫ちゃんは嫌がることもあるため、里親としてお迎えした場合は徐々に慣らしていきましょう。

ブラッシングの方向は、猫ちゃんの毛の流れに沿って

背中側

頭→しっぽ

側面

背中→おなか

おなか側

胸→お尻

顔まわり

中心→外側へ

お風呂は猫ちゃんのご機嫌と相談しながら

猫ちゃんは基本的に水が苦手。もともと水の少ない砂漠地方に住んでいたリビアヤマネコが起源のため、水に慣れていないという説が濃厚です。実際猫ちゃんの毛は油分が少なく水を弾きにくいうえ、一旦濡れてしまうと乾きづらいという特徴があります。

それ以外では、シャワーの水圧やお湯の温度変化、ドライヤーの音などが苦手という場合も。稀にお風呂が大好きという猫ちゃんもいますが、これは幼少期からお風呂に慣らしているケースが多いようですね。

また頻繁にお風呂にいれすぎると、ストレスから体調不良や風邪をひいてしまう猫ちゃんもいるため注意しましょう。

猫ちゃんのシャンプーは、基本的にはセルフグルーミングでは不十分なほど汚れてしまったときに行えば大丈夫だといわれています。外に出てしまった場合やそそうをして汚れてしまった場合などです。

ただし長毛種の猫ちゃんは、毛の内面までしっかりなめるのがむつかしいこともあり、表面はキレイに見えても皮脂などが残ってしまいがちに。完全室内飼だとしても、月に1回程度はシャンプーをしてあげるのがよいようです。

また歳を重ねた猫ちゃんはセルフグルーミングがなかなか上手にできなくなるため、汚れや毛玉がたまることが増えてきます。そんな場合もお風呂に入れてあげましょう。

嫌がる場合は無理強いするのではなく、猫ちゃんのご機嫌を伺いながら。また水を極端にいやがる場合は、ドライシャンプーや専用のふきとりシートなどを利用するのもひとつの手です。便利なグッズを上手に利用しつつ、大切な猫ちゃんを清潔に保ってあげてくださいね。

お風呂ではここに注意を!


  • お風呂前にはブラッシングをして抜け毛を予め除去しておく。
  • ペット用のバスタブ(たらいなど)を用意。お湯はぬるめの35℃程度。
  • シャワーを使う場合のお湯の温度は30〜35℃のぬるま湯で。
  • シャンプー・リンスは必ず猫ちゃん専用のアイテムを使用する。
  • 顔部分を洗う場合は、直接シャワーをかけずにスポンジを利用。
  • 耳の中は決してぬらなさいように注意.
  • 猫ちゃんが風邪をひいてしまわないように、お風呂後はすぐに乾かしてあげる。
  • 被毛の水分はバスタオルを押し当てて吸い取って。ごしごし拭きはNG!
  • ドライヤー使う場合は風量を弱めのLOWにし、怖がらないように離して使う。

猫ちゃんのお風呂におすすめ!便利グッズのご紹介


ここからはお風呂のソムリエ“バリスエ”が厳選する、猫ちゃんのお風呂対策におすすめのバスグッズ情報をご紹介します。

猫ちゃんのお風呂タイムの充実に、ぜひお役立てくださいませ。

猫ちゃん専用バスタブにぴったり

猫ちゃんをお風呂に入れるときは専用のバスタブを用意してあげましょう。

シャンプーの泡立てに

シャンプーは直接猫毛にかけるのではなく泡だててからがおすすめです。

水圧調整シャワーヘッド

猫ちゃんは高い水圧が苦手です。調整可能なシャワーヘッドで調整してあげましょう。

しっかりタオルドライ

猫ちゃんの毛はいったん水に濡れてしまうと乾きづらいためしっかりタオルドライしてあげることが重要です。吸水性が高いタオルで水分を素早く吸い取ってあげてください。