お風呂上がりのスキンケアは”素早く10分以内”が鉄則！基本のケア方法をご紹介

今回は、お風呂上がりの肌を乾燥から守るために大切な、スキンケアの順番とスキンケアアイテムについて解説します。アトピーや乾燥肌の人にも役立つ、肌の乾燥を予防する入浴方法についてもご紹介します。

スキンケアに使う基礎化粧品は、化粧水→美容液→乳液（もしくはクリーム）の順番に使用します。スキンケアアイテムは、この順番で使うことを想定して作られているため、正しい順番で使うと相互作用が起き、それぞれのスキンケアアイテムの効果がいっそう高まります。

化粧水は、お風呂に入ることで失われた水分を補い、肌のキメを整える役目をします。スキンケアの最初に化粧水で保湿を行うことで、肌を柔軟にして、次に続くスキンケアアイテムの浸透力が高まります。肌を潤わせる化粧水は、乾燥予防というだけでなく、美しい肌に導くために必須のスキンケアアイテムです。

美容液は、肌の潤いを補い、肌ダメージのケアを行います。肌に関する様々な悩みに対応した美容液があるので、自分に合った美容液を選ぶようにしましょう。いずれの美容液も、基本的には、化粧水と乳液（クリーム）の間のタイミングで使うのが基本です。ただし、美容液に独自の使用タイミングが指示されていた場合は、その順番で使うようにしましょう。

乳液やクリームは、お風呂に入ることで失われた皮脂の代わりを果たします。乳液やクリームといった油分は、化粧水で補った肌の水分が蒸発するのを防ぐ役割をするので、化粧水の後に必須のアイテムです。適度な油分が肌の表面にあると、肌の水分がキープされるようになり、皮脂の分泌量が安定します。乾燥肌の人だけでなく、混合肌やオイリー肌の人も、スキンケアの最後には、乳液やクリームを使うようにしましょう。

フェイスパックの使用は、必須ではありませんが、乾燥が気になる時は、保湿効果が得られるフェイスパックを使用すると効果的です。基本的に、フェイスパックは、毎日のスキンケアとしてではなく、たまに使うスペシャルケアの位置づけです。フェイスパックには様々な種類があり、それぞれに推奨する使用頻度があるので、説明書の指示に従って使うようにしましょう。

髪の毛は、タオルドライした後、ドライヤーで乾かします。髪の毛を持ち上げるようにして、指の腹で頭皮を撫でるようにしながら、ドライヤーの熱風を髪の間に通していくイメージで乾かします。髪の毛は生乾きではなく、しっかりと乾かすことが重要です。水分が残っていると、髪がダメージを受けやすい状態になり、乾燥しやすくなります。

ドライヤーで髪を乾かしたら、仕上げとして髪にドライヤーの冷風をあてます。髪に冷風をあてると、キューティクルが閉じて、艶やかな髪に仕上がります。ドライヤーを使用する前に、オリーブオイルなどの植物油を数滴、髪の毛につけておくと、ドライヤーの熱から髪を守ってくれます。オリーブオイルは髪の乾燥予防に役立ち、自然な艶を与えてくれます。

季節によって、肌の乾燥のしやすさは変化するため、スキンケアの方法も季節ごとに変える必要があります。春夏と比べて、秋冬は空気が乾燥するため、肌が乾燥しやすくなります。そのため、秋冬は、保湿力の高いスキンケアアイテムを使用するのがおすすめです。紫外線の量が増える夏の時期は、紫外線によって肌が乾燥しやすくなります。汗をかきやすい時期でもあるので、まめに汗を拭くなどして、肌を清潔に保つこともスキンケアに役立ちます。

お風呂上がりの肌を乾燥から守るためには、さまざまな工夫が必要です。適切な湯温と入浴時間でお風呂に入ると、肌の保湿成分が保たれやすくなるため、肌の乾燥予防になります。

お風呂に入っている時間が長いと、肌の保湿成分がお湯に流れ出やすくなります。お風呂の温度や入浴時間の長さに比例して肌の保湿成分は減っていくので、長風呂しないことも大切です。肌の乾燥が気になる時は、お風呂に入る時間を短めにして、肌から保湿成分が失われ過ぎないように心がけましょう。

お風呂の温度が高いほど、肌の保湿成分が奪われやすくなってしまいます。皮脂は、熱いお風呂の方が落ちやすいため、熱いお風呂に入るとさっぱり感が得られるなどのメリットがありますが、皮脂が落ちすぎることで、肌が乾燥する可能性もあります。肌の乾燥を予防するためには、お風呂の温度はぬるめに設定しておくのがおすすめです。

肌ケアの時間は入浴後10分以内が基本です。お風呂に入ると、一時的に皮脂が減少するため、肌の水分が蒸発しやすくなります。入浴後、スキンケアをするまでに時間がかかると、どんどん肌の水分が失われてしまうため、お風呂上りのスキンケアは手早く行うことが肝心です。お風呂上がりの柔らかい肌に、スキンケアを素早く行うことで、肌から水分が失われるリスクを減らすだけでなく、スキンケア成分の浸透を促すことができます。

オールインワンのスキンケアアイテムは、手軽に使えるというメリットがありますが、多くの場合、保湿力の面では、個別のスキンケアアイテムを順番に重ねていく方が優れています。化粧水で水分を補給し、乳液で皮脂を補うと、肌の潤いを保持しやすくなります。

 ヘアターバンは、肌を髪の毛の刺激から守るのにも役立ちます。お風呂上がりの肌は、ふやけて柔らかくなっているため、刺激に弱い状態になっています。自分の髪の毛先でも、お風呂上がりの肌にはダメ―ジになる可能性があるため、ヘアターバンを使って髪をまとめておくと良いでしょう。

お風呂上りに、乾燥がひどい場所に冷水をかけると、肌の乾燥が抑えられます。幹部を冷やすことで、肌の炎症やかゆみが抑えられ、肌の水分が蒸発しにくくなります。

お風呂上りに使用するスキンケアアイテムは、アトピー肌や敏感肌用のアイテムを選ぶようにします。アトピー肌や乾燥肌の人にとっては、保湿力が高いスキンケア成分が肌の負担になってしまうことがあります。特に、乾燥しやすい冬の時期は、肌が敏感になりがちなので、肌への刺激の少ないスキンケアアイテムを選ぶようにすると安心です。

お風呂上がりの肌は乾燥しやすいため、必ずスキンケアを行いましょう。スキンケアは、化粧水→美容液→乳液（クリーム）の順番で使用し、顔→体→髪の順番でケアしていくことが大切です。短時間でスキンケアを完了するほど、肌の乾燥予防になるため、バスローブやヘアターバンなどの便利アイテムを使うのもおすすめです。肌の乾燥が気になる時は、ぬるめのお風呂に短時間で入浴すると、お風呂上がりに肌が乾燥しやすくなるのを防ぎます。

バスリエでは、お風呂とスキンケアに関するアンケート調査を行っています。簡単な内容ですので、是非ご協力をお願い致します。