一家に一枚、いや10枚はほしい!今治タオルを使っていなくても名前ぐらいは知っている、という人がイメージする今治タオルは「ふわっふわっ。」が多いかもしれません。
そう、今治タオルは「ふわっふわっ。」なんです。しかも「ずーっとふわっふわっ」。
一般的にタオルは洗濯すればするほど糸の根本がよじれて固くなっていきます。しかし今治タオルは撚りの強い糸を使用せず、厳しい基準を満たした素材を使用することで吸水性を持続させているのです。
当記事では、そんな今治タオルの選び方やアイテム別のおすすめ、プレゼントに最適な商品などのご紹介をしていきます。
今治タオルのすごいところ
ここがすごい!
「水」
とくに色染めの際に使用する水の質でその風合いが変わります。
鉄などの重金属が少なく軟水であることが重要な染め。今治タオル産地は、染めにぴったりの天然資源に恵まれました。良質の水で晒しを行うため、ときに繊細、ときに色鮮やかな風合いに仕上げることができます。
ここがすごい!
「糸」
決して見た目だけを追い求めることをしません。徹底して素材にこだわります。
洗濯して糸の根本がよじれて固くならないよう、今治タオルは撚りの強い糸を使用しません。私たちが日常で安全で安心して気持ちよく使えるように、そして環境に負荷がかからないよう、人にも地球に配慮して作られています。
ここがすごい!
「5秒」
たとえばタオルが水中に沈み始めるまでに要する時間は5秒以内。「洗わなくても使い始めから水を吸うタオル」と定めています。
すぐ沈むということは水分を素早く吸収するということ。手を洗ったり、スポーツをして汗をかいたり、お風呂上りに体を拭いたり・・・どんなシチュエーションでもやさしい肌触りの今治タオルが、サッと水分を吸収してくれます。
ここがすごい!
「質」
何度洗濯してもその状態を持続させ、さらには洗濯時に油分を含む柔軟剤を使用しなくても心地より肌触りのタオルを実現しました。
ここがすごい!
「基準」
安心・安全な品質を確実に保証するため、「四国タオル工業組合」が定める独自の認定基準に合格したもののみがブランドマーク&ロゴを使用できます。
ロゴタグはタオル自体についている場合と紙フダとしてついている場合があります。
「今治市で作っている=今治タオル認定商品」ではありません。
5秒以内に水の中へ生地が沈むか等の吸水テストや、毛羽落ち・色落ちのテスト、耐久テストなど、数々の試験を突破した生地にのみ与えられる輝かしい称号なのです。ボリューム感で選ぶ
今治タオルは高品質、といってもやはり人には好みがあります。
ネットでタオルを買うのは便利ですが、思っていたのと肌ざわりが違った…なんて事もあります。
厚みはもちろん、毛足の長さや糸の織り方で肌触りが大きく変わります。
そこで、まずは小さいサイズのハンドタオルを安価で試し買い。生地や色をたしかめます。気に入ったら大きいサイズのフェイス・バスタオルを買えば、失敗しないですむんです!
ハンドタオルなら何枚かあっても困りませんよね♪
厚みの出方にもいろいろあって、ベースが厚いからタオル全体にも厚みが出るものもあれば、ベースには厚みを感じないのになぜっかフワッとボリューミーなものもあり。
これは、一般的なタオル地のパイルのループの長さに関係があります。
ループが長ければ長いほどふわっとボリューム感が出て、短いほどサラッとした肌触りに。
ふわふわボリューミーは嬉しいけれど、パイルにボリュームが増すほど毛羽も出やすくなります。
…ってことで、人気の今治タオルの毛足の長さを比較してみました。
※スタッフの主観調べ
毛足長い
- 洗濯後、ふっくら膨らむ
- ボリューミーで高級感がある
- 吸水力がある
- 長いパイルに特殊な起毛加工でヒツジのようなもこもこ肌ざわり
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- エジプト綿の甘撚糸使用、ふっかふかで贅沢な肌触り
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- 厚め生地で力強いコシと甘撚インド綿でやさしい風合い
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- 雲のように軽くてふわふわ、繊細な肌ざわり
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- シルク混の細い甘撚糸でふんわりなのに毛羽少なめ
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- マイクロファイバー混の綿でふわふわ&サラサラ
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- ベース薄手で柔らか、細パイルで洗濯後膨らむ
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- 厚手ベースに無撚糸パイルでしっかりやさしい
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- 甘撚インド綿でやや薄手、サラッと軽い
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- パイルの凸凹ドット柄でサラっと心地いい
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- 上質コットンの高密な短パイルでコシと弾力
毛足短い
- サラッと軽やか
- 洗濯を繰り返してもへたりにくい
- 毛羽が出にくい
カテゴリから選ぶ
こちらでは、お求めのアイテムカテゴリごとに、おすすめの商品をご紹介します。
タオル・バスタオルはもちろんバスマットやバスローブ、そしてタオルケットまで!
何から何まで今治タオルのふわふわに包まれたい!という方必見です。是非あなたにぴったりの今治アイテムを見つけてください♪
ハンドタオル
今治タオルでなきゃもうダメ!なあなたに、外出先でも手触りバツグン&しっかり拭える今治タオルのハンカチ・ハンドタオルを!
寝具
タオルケットにまくらカバー、パジャマまで、全て今治タオルで揃えて快適なおやすみタイムにしちゃいましょう。
ギフトにおすすめ
今治タオルはギフトにも人気です。でもあまりにたくさんの商品がありすぎて、どれをプレゼントにしたら良いのかわからない!
そんな方は是非こちらの商品を参考にしてみてください。
今治タオル、成功への道のり
愛媛県今治市で製造されている今治タオルの歴史は明治27年から始まります。今日では日本一のタオル生産量を誇ります。
国内シェア約60%を占めているものの、タオル市場の8割は海外製。バブル崩壊以降、安価な海外製の流入により国産は減少の一途をたどっていました。
そこで、企業という壁を乗り越え、地域の発展のために2006年、国の支援を受けて「今治タオルプロジェクト」を立ち上げました。
日本の消費者は商品価値を的確に判断する
ラグジュアリーブランド業界では日本をテストマーケットとして位置づけることが多く、都市部にはほとんどの有名ブランドが旗艦店をかまえてきました。
日本人には、細部までチェックし、傷がないだろうか、ほつれていないだろうか、新鮮だろうか、肌触りがよいだろうか、など隅々までチェックする習慣があります。
日本で認められれば世界で売れる、といわれてきたほど私たち日本人は商品価値をシビアに判断します。
本物志向の日本人の特性にマッチ
製造拠点を海外に移しているメーカーが多いなか、あえて「日本製」にこだわる・・・それはタオル製造に携わる企業の生き残りをかけた戦いでもありました。
安心安全の国産、ブランド好き、手頃な価格で良質のものを見抜く目、気に入れば必ずリピートする・・・こういった日本人の特性に今治タオルはぴったりマッチ。
ロゴを作成しブランディングを強化。これだけでは一時的な上昇はみられても本質を見抜かれれば一気に下降してしまいます。今治タオルの成功は「品質に厳しい基準を設けることで消費者に安心をもたらす」ことにあります。
日本から世界へ
そんなシビアな消費者が多い日本で大きな成功を手中に収めた「今治タオルブランド」。
歴史は古いものの認知度は決して高くはなかった今治タオル、いまでは全国区どころかワールドワイドなブランドとして世界に広がっています。