2023年もいよいよ終盤に差し掛かってきました。
これから忘年会にクリスマス、大晦日、そして年が明けてお正月、とイベントが盛りだくさんでお酒を飲む機会が格段に増えることと思います。
そんなときに気をつけてほしいのがお風呂の入り方。
当記事では、二日酔いのときのお風呂の入り方や注意点について、解説していきます。
汗をかけばアルコールが抜ける!は間違い!
汗をかいてアルコールを抜こう!
と言うひとを見かけたことがあるかもしれませんが、汗と一緒にアルコールは出ませんので、当然アルコールを抜くことはできません。 このほかにも、運動したりサウナに入ることでアルコールが抜ける、なんてことを聞いたことがある方もいるかもしれませんが、これらも大きな間違いなんです。

お酒を飲んだ後に運動をすると、血液の循環が早くなるので、余計に酔いが回って頭痛がひどくなってしまったり、ふらふらになって最悪の場合倒れてしまう事もあります。
また、アルコールには利尿作用があるため、飲んだ直後にサウナに入ることで、脱水症状を起こす危険性があるのです。
二日酔いのときにお風呂に入っても大丈夫?
発汗によりアルコールは抜けない、サウナや運動はNG!ということはわかったけれど、では、飲酒後や二日酔い時の“お風呂”についてはどうなのでしょうか。
飲酒後の入浴はNG!
前述のとおり、血行が良くなることで酔いは回ってしまいますし、利尿作用に加え発汗により脱水症状を起こすことが考えられます。こういったことから、お風呂も同様に飲酒直後はNGです。

入らないと気持ち悪い!という場合はシャワーで済ます
飲酒後に身体の汚れをとらないとどうしても気持ち悪い!という場合は、短時間のシャワー浴で済ますようにしましょう。
シャワー浴をする際の注意点は以下の通りです。
・浴室&脱衣所の寒暖差をなくす
・シャワー浴前後の水分補給
・ぬるめのお湯で短時間で済ます

二日酔いのときの入浴は?
二日酔いのときの入浴も、入り方によっては非常に危険です。入浴は良いが完全に醒めてからにしましょう。酔いが残っている状態でお風呂に入ると、思わぬ事故に繋がりかねません。
また、酷い頭痛や吐き気がするほどの二日酔いの場合は、お風呂に入ると事は諦めて、とにかくゆっくりと体を休ませる方が先です。
二日酔いのときのお風呂の入り方
水分補給をしっかりと
二日酔いの朝は血中アルコール濃度が高く、血液はドロドロ状態。
そのままお風呂に入ると脱水症状になりかねません。
入る前には必ず水分を取ってください。浸かっている間も水分は積極的に。

ぬる湯で5分の入浴を
このとき、体に負担をかけないように半身浴で入ります。
体が温まると、腎臓の働きも良くなり、利尿作用が働いてアルコールを体外に排出してくれるようになります。

湯上がりはバスローブを活用しましょう!
日本人にとっては欠かせないお風呂。お風呂はとっても気持ちよく、私たちの日々の疲れを癒してくれるものですが、一歩入り方を誤れば非常に危険なことになる場合も。
二日酔いのときも、お風呂に入ってスッキリさっぱりしたい気持ちもあるかもしれませんが、しっかりと自分の身体の状態を確認し、無理のない入り方をするようにしましょう。
バスリエでは、お風呂と飲酒に関するアンケート調査を行っています。簡単な内容ですので、是非ご協力をお願い致します。