☆安全にお風呂を楽しむポイント☆

1人暮らしだと出来ませんが、家族や同居人がいる場合は、お風呂に入る前に一声かけておくのがいいでしょう。
声を掛けられた相手は、気にしていないようでなんとなく気になるもの。「今日は長いな」という"勘"が働くのも、そういう時です。
発見が早く早急に対処して死亡を免れたというケースもあります。
いつもより長いなと思ったら様子を見に来てもらう、それが大事。
最近子どもと会話をしなくなってちょっと寂しかったお父さん、お母さん、これをきっかけにお風呂を通じてコミュニケーションを取ってみましょう。

震えて鳥肌が立つほど寒い脱衣所・洗い場から温かいお湯に浸かったり、充分ポカポカに温まった体で寒い脱衣所に出たりすると、温度差で立ちくらみがしたり、心臓に負担がかかって心筋梗塞などで倒れて溺れてしまう場合があります。
裸になっても「うへ~寒い~」とならない程度まで、ヒーターや電気ストーブなどで脱衣所を暖めておきましょう。
また、1番風呂に入る場合、浴室も暖まっていません。
服を脱ぐ前に、あらかじめお風呂のふた開けて蒸気を立てて湯気を充満させ、バスルームの気温を上げておきましょう。
追い焚きがないお風呂の場合はお湯が冷めちゃうのは困りますので、シャワーで壁や床にお湯をかけて湯気を立てておけばOK。それだけでお風呂場は暖かくなります。
浴室暖房乾燥機がある場合は、扉を開けて暖房をかければ脱衣所も暖まりますね。
とにかく洗面所(脱衣所)とお浴室の温度差を少なくする事、それが大事です。

熱いお湯に浸かると血圧が一気に上がり、そして数分後には急降下します。
その時血圧が下がりすぎると、意識障害を起こしたり失神する場合もあります。
風呂で眠くなってぼーっとしてしまうのは、「あまりに気持ちよくて~」じゃありません。
それは意識障害を起こしていた可能性があります。
ついうたた寝してしまうのは「疲れているから~」じゃありません。
それは失神していたんです。
どちらももしかしたらそのまま人生が終わっていたかもしれません。
他にも冬場の熱いお風呂には「熱中症」や「脳梗塞」「急性心筋梗塞」などの病魔も潜んでいます。
体がピリピリするくらい熱いお風呂が好きな人も、ちょっとぬるいかな?程度にして下さい。
そんなの満足できない!という方は、上がる直前に沸かして「熱い」と感じた時点ですぐ上がれば、満足感が得られます。
お風呂上がり、ポカポカを持続したいのならゼヒ入浴剤を使って下さい。

「温まったのでよし、もう出よう!」と勢いよくザッパーっと立ち上がる…はい、ダメー!!
お湯から立ち上がると、血圧が急に下がるので危険です。
湯船の縁や壁に手をついて体を支えながら、ゆっくり立ち上がって下さい。
お風呂から上がる時、くらっと立ちくらみを経験した人も多いかと思いますが、それ「のぼせた」だけではありません。
せっかくのんびりゆったりな気分でお風呂に浸かっていたんですから、最後までのんびりしましょう。